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ゴミを持ち帰る人

社外の会場を借りて懇親会を行った、帰りの出来事です。

幹事メンバーの一人であったKさんが腕にたくさんの箱を抱えて会場の外に出てきました。その日、数名のメンバーへ手渡したプレゼントの空箱でした。

私が「お店の方にお願いして処分してもらえば良いのではないですか?」と声をかけると、「いえ、あれだけ社名も出していますし。私の部屋に持ち帰ります。」という返事が返ってきました。

その言葉を聞いて、自分の考えがまだまだ浅はかであったことに気づかされました。

私たちはどんな時も、当社の社員であること、ライフプランナーであることにプライドを持って行動しなければなりません。それは自分を大きく見せるためのものではないのです。お客さまはもとより、自分たちに関わってくれるすべての人に、正々堂々と対峙することができる人であること・・・社名を出すからには、それを汚すことの無いように一層身を引き締めて行動せねばならないのです。

Kさんの言葉には、協力してくださった会場の皆さんに余計な迷惑をかけまいとする気遣いに加え、同じ会社で働く仲間や自分達を信じてくれるお客さまへの責任感が込められていたと思います。声と表情はとても柔らかでしたが、一気に酔いが醒めるほどの強い印象を残してその場を去って行きました。

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