Webメディアや広報誌などの冊子類、動画などの編集・ライティング・ディレクションを行うコンテンツプロダクションの株式会社Playce。当社に新卒で採用されて以降、Playceの一員としてバリバリ活躍しているスタッフ「どい」と「よこつか」に、最近中途採用で入社した「あわや」がインタビュー。前編・後編にわたって入社当初の様子や、現在の働き方などをご紹介します。
前編では、新卒で入社した【カコ】のことを振り返り、入社してから編集ライターとしてどのようなスキルを培ってきたかを語ってもらいました!
座談会参加メンバー
【どい・よこつかの就活時代を振り返る】
一からスキルを磨ける環境を探して“Playce”へ
あわや:改めて取材をさせていただくとなると、なんだか緊張しますが…今日はどうぞよろしくお願いします。さっそくですが、新卒の方に向けた記事ということで、お二人の学生時代のお話からさかのぼって聞いていきたいと思います! まずは、お二人がPlayceに入社したきっかけについて、教えてください。
どい:大学時代、社会学部のメディア専攻で、実習やゼミでルポルタージュを書く機会がありました。昔から文章を書くことが好きだったので、仕事にできたら楽しいだろうなと思い、ライターを目指すようになりました。
就職活動を始めたころは、出版社をいくつか受けていました。ですが、自分には出版・編集の仕事が中心の出版社よりも、取材ライティングができる編集プロダクションの方が合っているのではと思い、途中から編プロに絞って探し始めました。でも、新卒で一からライティングスキルを身に付けられる会社がなかなか見つからなくて……。探しに探して、Playceにたどり着きました。
あわや:確かに、一からライティングを学べる環境ってなかなか無いですよね……。
どい:そうなんです。Playce以外に見つけられなかったので、「絶対にここに入りたい!」という強い気持ちで選考に挑んでいました(笑)。
よこつか:私は中学生のころからファッション誌が好きで、大学時代も編集の仕事をしてみたいと考えていました。就職活動でも出版社を中心に、編集業務に携われる会社を探していた中で、Playceのことを知りました。説明会にも参加して、雑誌も含めて幅広い制作物の実績が豊富であることが分かりました。この会社なら編集やライティングなど制作業務に必要なスキルを身に付けられると考えて、入社を決めました。
あわや:お二人とも、好きなこと、やりたいことを仕事にしたいという思いが就職活動の軸になっていたんですね!
【どい・よこつかの入社1年目を振り返る】
親会社やグループ会社での研修が、今の仕事に生かされている
あわや:Playceは、日本創発グループの一員なんですよね。入社してすぐの時期は、日本創発グループや、グループ会社で研修をされていたと聞いているのですが、どんな内容だったのでしょうか?
よこつか:私たちが入社した2020年はちょうどコロナ禍だったので、もしかしたら今の研修とちょっと違うかもしれませんが……。私たちの場合、最初の3日間は日本創発グループでの研修で、各グループ会社の事業内容や印刷業界全体のことを教えていただきました。
どい:そのあとは5月下旬くらいまで、同じく日本創発グループの一員である日経印刷という印刷会社で研修をすることになりました。主に、DTP(印刷物のデジタルデータを作成する工程)やデザイン、印刷、製版、製本、生産管理と、印刷工程に沿って実践的に教えていただきました。今も印刷物を扱う案件に携わることがあるので、制作物のディレクションや進行管理をするときなどに、この時の経験が役に立っています!
あわや:編集ライターという仕事上、印刷会社とも密接な関わりがありますよね。
よこつか:実際に、グループ会社の方と仕事をする機会も多いです。私は企業の製品を紹介するカタログの制作を担当しているのですが、DTPや印刷でお世話になっているのも、当時研修を担当してくださった印刷会社の方なんです。グループ会社で働く方のことを知ることができる、貴重な機会だったと思います。
いよいよPlayceで勤務開始!
音源起こしやテストライティングで基本的な制作スキルを磨く
あわや: 日本創発グループでの研修を終えたあと、いよいよPlayceでの仕事が始まったんですね。まずはどういうことからスタートしたのでしょうか?
よこつか:最初は取材の音源起こしを手伝っていました。そこから徐々に、先輩の取材に同席したり、調べ書きや短文などの比較的チャレンジしやすい原稿執筆に取り組むように。あとは、実際の案件を参考にテストライティングに挑戦し、先輩たちにチェックしていただくこともありました。
あわや: 少しずつ段階を踏んで、ライティングのスキルを磨いたんですね。ちなみに、Playceでは自分が書いた原稿に、先輩や上司から、誤字脱字などの指摘や、原稿内容をブラッシュアップするためのフィードバックコメントをいただけますよね。自分の原稿に修正や指摘が入ることについて、どのように感じていましたか?
よこつか:先輩のフィードバックコメントを見る前は、「どんなことが書いてあるのかな」と少しドキドキしていました(笑)。でも、どんな意図があって修正・指摘したのかを丁寧にコメントしてくださるので、より伝わりやすい原稿を書くためには何に気を付けるべきかという、自分の課題が分かってありがたかったです。
どい:今でも特に印象に残っているのが、「取材のときの空気感が伝わってこない」というコメントです。ただわかりやすく書くだけではなく、その人らしさを残した表現にするとか、そういうことまで考えて原稿を書かなければいけないのだと気づきました。
あわや:取材で伺ったお話を原稿にどう落とし込むかも、しっかり教えてくださるんですね!
自分の力で解決する方法を模索した1年目
あわや:1年目の業務を振り返ってみて、楽しかったことや辛かったことなど、思い出に残っていることはありますか?
よこつか: 1年目のときに、日本創発グループが発行しているグループ報の編集を担当する機会がありました。誌面レイアウトの原案となるラフを作成するのは初めてだったので、参考資料を片っ端から見て、真似することから始めました。一番伝えたい情報が何なのかが読み手に伝わるように、「情報にメリハリをつける」ということを意識して、ページをめくったときの視線の動きまで意識しながら作っていきました。
一緒に編集を担当していた上司にラフを確認していただき、何度も修正対応をしていたので、大変な作業だったのを覚えています。ですが、元々編集を志していたこともあり、自分のラフがデザイナーさんの力で形になったときは、ずっとやりたかった仕事ができたという実感が湧き、すごく嬉しかったです。
どい:やっぱり取材をして原稿を書く仕事に就くことが夢だったので、それが叶ったときは単純に楽しかったですし、やりがいを感じました。
逆に辛かったのは、実力が追い付かないことです。Playceは中途入社の方が多く、すでにスキルがある方ばかりなので、自分の未熟さを突きつけられる場面も多くありました……。
よこつか: Playceの一員である以上、クオリティの高さや仕事の丁寧さは、1年目から求められます。とはいえ、自分たちのスキルはまだまだなので、そこが乗り越えるべき一番の壁だったかもしれません。
あわや:私も今、それを痛感しています……。スキルが及ばず悩むこともあるのですが、こうしたもどかしさをお二人はどうやって乗り越えられてきましたか?
どい:最終的には、先輩と自分のスキルの差を比べても仕方ない、と開き直りました(笑)。もちろん開き直るだけではなく、「今の自分にできることは何だろう」と考える方向に気持ちを切り替えましたね。
よこつか:どいさんとは、入社当初から頻繁にお互いの悩みごとを共有してきたので、私も同じような心構えでいられるようになりました(笑)。そこからは先輩から学ばせてもらいつつも、若手ならではの意見や視点を大事にするようになった記憶があります。
あわや:悩みを分かち合える同期がいるのは、心強い……! お二人の絆の深さは、普段の様子を見ていてすごく強く感じます。
先輩方には仕事のやり方を聞く機会も多かったと思いますが、どんなふうに教えてもらっていたんですか?
どい:優しい方ばかりで相談しやすいですし、とても丁寧に教えてもらっていました。ただ同時に、受け身であってはいけない、とも感じていました。言われたことを言われたままにやるのではなく、自分から進んで聞くようにしていました。
よこつか:そうですね。1から10まで丁寧に教わるというよりは、課題や担当案件を通して、自分で気づきを得る方法を教えてもらっていたように思います。例えば、Playceでは全ての案件がどのように進められていて、どのようなやり取りが発生しているかといったことを、メールで情報共有できるようにしています。先輩からはそのメールをよく読むようにアドバイスを受けていて、メールの内容からヒントを得て仕事の進め方を学んでいきました。
そこからどう成長してスキルを身に付けていくかは自分次第、という厳しさはありますが、その点もしっかりサポートしてくださるので、安心して学んでいける環境だと思います!
<まとめ>
今ではPlayceの第一線で活躍しているどいとよこつかも、入社1年目は先輩スタッフのサポートを受けつつ、自分にできることを模索しながら、仕事の楽しさや達成感を見出して成長していきました。そこから5年経った今、二人はどんなキャリアを歩んでいて、どのような目標を掲げているのでしょうか。それは、二人のイマとミライにフォーカスを当てた後編でご紹介します。次の更新もお楽しみに!