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【Playce社員インタビューVol.6】~個性を活かせる会社だから、困難すらも楽しく感じられる~

<プロフィール>

名前:佐藤理子

入社年:2015年入社

趣味:パーカッション

好物:ビール

思いがけずスタートした編集者・ライター人生

学生時代はデザインと写真を学んでいました。特に力を入れていたのが写真で、学校代表として展覧会に出品されたこともあります。卒業後も自分の作品を撮り続けていきたいと夢を見ていたのですが、「撮影資金はどうしたらいいんだろう」「いや、現実的に考えて、そもそもいきなり自分の作品で稼げるわけないだろう!」……そう考えて、卒業を前に「自分の作品で稼ぐ」という道を諦めることに。そこで、他になりたい職業を探すため、しばらく将来について考えることにしました。

そんな私の転機となったのは、母校で見つけた求人票でした。当時、エンタメ系雑誌を出版していた編集部が「写真が撮れる人」という条件付きでスタッフを募集していたんです。写真という強みを活かせる上、趣味であった音楽にも携わることができるかもしれない。そう感じて応募したところ、採用が決まり、法人向け冊子の編集部に配属されました。

しかし、いざ仕事が始まると撮影の仕事はほとんどなく、編集者としてチケット情報や出演者のインタビュー記事を作成する毎日。予想とは異なる仕事内容でしたが、驚くことに、意外にもすんなり受け入れられたんです。むしろ、楽しさすら感じていました。モノを通じて何かを表現するという点で、学生時代にやってきたことと共通していたからかもしれません。

表現する手段がデザインや写真から文章に変わり、表現する内容が自分の意思からエンタメの魅力に変わったという感覚でした。また、「すごく面白い演劇だから、たくさんの人に観てもらいたい」「このライブチケットを買って楽しい思いをしてほしい」という気持ちを原稿に落とし込むことで、お客さまがチケットを購入するきっかけになったり、読者の生活を豊かにできたりすることがとても嬉しかったんです。自分の書いた文章が、どこかの誰かを楽しませるきっかけになっていると思うと、すごく励みになりました。思いがけない始まりではありましたが、「自分の居場所はここだ」と感じるまでに時間はかかりませんでしたね。

それぞれの“得意”を活かせる場所

エンタメ系の会社は、担当していた冊子がWebに移行するまでの10年間以上在籍しました。入社以来、ずっと仕事に奔走し続けていたので、会社を去るとどこか気が抜けたような状態になってしまったんです。そのため、退社後は趣味の音楽や写真を満喫しながらのんびりと暮らし、1年ほど経ってからようやく転職活動をはじめました。特別民間法人の団体で労働者向けの雑誌をつくったり、自動車の専門学校で学校案内をつくったり、複数の会社で編集者・ライターとして働きました。そして2015年、新たな居場所を探している時に出会ったのがPlayceです。

入社して一番に思ったのは、「当たり前を積み重ねている会社」だということ。編集プロダクションの多忙なイメージからは想像できないほど、やるべきことを着実に実践していると感じました。特に印象深かったのが、社内チェックの丁寧さです。私が書いた原稿をじっくりと確認し、クライアントさんによって異なる要求や好み、書き分けるコツなどを丁寧にレクチャーされたことを覚えています。ある程度経験を積むと、基本的なスキルが身についている分、改めて教えを受けることが少なくなると思うんです。ましてや入社当時の私は、編集者・ライターとしてのキャリアから考えると、むしろ教える側の立場であるわけです。きちんとしたモノづくりのために確認や修正は欠かせないことですが、あまりにも丁寧かつ当たり前のように行われたので驚きました。心から「この会社、すごく素敵だな」と感じましたね。

また、様々なジャンルの仕事を扱っている点がPlayceの特徴の一つですが、その裏には自分の“得意”を活かすチャンスがたくさんあると感じています。教育やIT、医療、ライフスタイルなど、多岐にわたるジャンルの仕事依頼を受けるため、学生時代や前職、趣味で得た知識など、個々の得意なことを織り交ぜる隙間がたくさんあるんです。

個人的に印象深いのは、2018年に担当したマカオのグルメマップを作る仕事です。編集・ライティングに加え、撮影もPlayceが担当することになったため、学生時代の写真の経験を活かすことができました。自分の“得意”を活かせる仕事は楽しく、刺激にもなるので、チャンスがあれば今後も挑戦していきたいです。

スタッフ全員が楽しく仕事をするため、個性を尊重する

現在は、上長としてマネジメントやスタッフの原稿チェックなどを行う傍ら、学校案内や企業のパンフレットなどといった紙媒体を多く担当しています。その中で大切にしていることは「何事も楽しむマインド」です。これは単にいつでも明るく楽しく振舞うということではなく、楽しむための準備をするという意味です。

仕事をしていると数えきれないほどの困難や課題にぶつかります。けれども、後から振り返ってみると、「とても楽しかった」と思えたり、時には笑い話になったり。どんな苦い体験でも、そのすべてが自分の財産になると考えると、困難や課題がとてもいとおしく思えるんですよね。だからこそ全力で立ち向かって、「これから楽しむための準備をしているんだ」という心持ちで仕事に臨んでいます。やりがいの中にも苦しさを味わい、でも終わってみたら「とっても楽しかった!」と喜んで、新たな仕事が始まったらまた葛藤する。その繰り返しですね。

また、上長として、スタッフ全員が楽しく仕事に取り組めるような環境づくりも大切にしています。そこで気を付けているのが、自分の考え方にとらわれないこと。仕事の打ち合わせ中はもちろん、何気ない会話の中でも、それぞれの考え方を引き出し、尊重する。そうすることで、一人ひとりの “得意”や“個性”を活かしながら成長できるようになり、困難や課題を乗り越えるためのモチベーションも維持できると思っています。

正直なところ、私は集団行動が得意ではありませんでした。むしろ、どちらかというと輪を乱すようなタイプだったので、今上長としてスタッフをまとめていることに、自分でも驚きを感じています。でも、だからこそメンバー一人ひとりの個性を活かしながら成長できる環境をつくりたいって思うのかもしれないですね。たとえ辛いことや苦しいことがあっても全員で乗り越えて、楽しんで仕事に取り組めたらいいですね。

編集者・ライターとしての今後の目標は、当たり前なことかもしれませんが、もっと上手い文章を書くこと。読者にとって分かりやすく、説得力のある文章こそ上手い文章だと思っているのですが、どれだけ経験を積んでも「もっとできるはず」という気持ちがなくなりません。もちろん、仕事をしてきた分だけスキルが身についている自負はありますが、上には上がいることを感じています。仕事で培った経験はもちろん、日常生活や趣味の経験を活かしながら、これからも高みを目指していきたいと思います。

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