こんにちは、インターンのホワイトヘッド 二コラです。2017年8月に創立された株式会社TYLは、今年2022年の8月で創業5年を迎えます。私がインターン生として入社したのは今年の3月なのですが、今回は来る5期目に向かって、金児さんの指導の下、新しくなったTYLのバリューについて紹介していきます!
~TYLのミッションを支えるピラミッド~
TYLが掲げるミッションは創業当初から変わらず、「ペットの家族化推進」です。このミッションこそ、TYLが存在する普遍的な意義であると金児さんは語っています。新しいバリューに関する資料を見せて頂いた時、一番上にこの「ペットの家族化推進」という目標があるピラミッド型だったのが印象的でした。絶対的なミッションであるペットの家族化推進の達成のために、TYLという会社として、そしてそこに属する社員として、どのように行動していくべきなのか。それを定めたものが、上から順に「ビジョン&全社戦略」、「バリュー(行動指針)」、「ガイドライン」で、それぞれに目標や規則があるという構造です。
それぞれ、「ビジョン&全社戦略」はミッション実現のためのマイルストーン(中間目標地点)として、事業ごとではなく全社としてのTYLを俯瞰することでミッション到達のために不可欠な目標を定め、「バリュー」はそれらビジョンやミッションを達成するにあたり尊重すべき価値観を差し、手段を択ばず達成するのではなく揺るがない価値観の元の目標達成を目指し、そのミッション達成のピラミッドの基盤として、TYLという会社のあるべき環境、あるべき社員の姿を定めたものが「ガイドライン」なのです。インターン生として、入社を希望するきっかけとなった「ペットの家族化推進」は、ここまで細分化された目標と構造に支えられているのだと知りました。バリューを軸に作成されたガイドラインを遵守した働き方が、目標達成のための第一歩となるよう熟慮して作成されているこのピラミッドの重要性をひしひしと感じました、、、!
~5つのバリュー(行動指針)~
新しく生まれたTYLのバリューは5つあり、そのどれ1つも欠けてはいけません。その5つの行動指針を紹介します!
①Grit -最後まで諦めずに全力で業務をやり遂げる-
以前のバリューで「Go-Grit」としてあったように、最後までやりきる姿勢というのはTYLが当初から大切にしている価値観の1つだそうです。ペットの家族化推進というミッションは今の、そして未来のTYLのサービスが高い質で運用され、今常識となっているペット業界の在り方が変革された先にのみ実現可能な目標です。そのためには、目の前のサービスに全力で取り組み、小さな歩幅でもミッション達成に向けた歩みを進めていかなくてはなりません。だからこそ、諦めず最後までやり遂げるというバリューは大きな意味を持つのでしょう。個人的にですが、Gritという単語が使われている目標やスローガンはあまり目にしたことが無かったため、すごくかっこいいなと思っています。
②Challenge -常により良いモノを求め、挑戦し続ける-
ミッション達成に向け、欠かすことが出来ないのが挑戦し続ける姿勢です。ペットの家族化は、今の社会では実現されておらず、その推進を目指すTYLのミッションそのものが既に社会への挑戦なのです。大きな挑戦は小さな挑戦なしには成功しません。ペットの家族化のための正解の道筋が存在しないからこそ、現状のサービス提供はもちろん、新たなサービスを模索し、ミッション達成への糸口を増やしていく必要があるからこそ常に挑戦することが重要なのではないかなと思いました。既存のサービスであっても、変化する環境やニーズに合わせ、日々進化していく必要があるのでしょう。
③Respect -仲間を尊重し、相互理解に努める-
どの組織においてもそうですが、共に働く仲間をリスペクトする姿勢も非常に重要です。TYLが目指すペットの家族化推進のためには、様々領域からのアプローチでサービスを展開しながらも、1つの目標に向け連携していく必要があります。複数領域からのアプローチのために、多種多様な人材が集まるTYLには獣医師や獣看護師など専門職の方や、私のような学生長期インターンや、内定者インターンの方など様々な人が在籍しています。職務性質上、異なった価値観やスタイルを持つ仲間に対しても、常に尊敬の気持ちを忘れず、1つの目標に共に向かう仲間として良好な関係性を構築していくことが大切なのです。TYLで働き始めた時、長期インターンとはいっても学生ですし、いわゆる便利屋みたいな感じで雑務を任されることが多いのかなと思っていたのですが、任せて頂ける仕事はこの記事の執筆を含め責任もやりがいもあるものが多いうえ、社員さん、そして社長の金児さんまでも私と敬語でやり取りしてくださっていて所属する人へのリスペクトを身を持って感じています。
④For Mission -会社及び事業の目的実現のための業務遂行-
どれだけ会社が大きくなっても、社員が多様化しても、向かう方向は同じではなくてはいけけないといいます。それが、目的実現のための業務遂行ということです。ペットの家族化推進のミッション達成のためには、様々なサービスを広く、かつ専門性を持って普及していく必要があり、その過程でTYLはどんどん規模化、多様化されていくのでしょう。WantedlyのTYLのページで、ベンチャー企業でありながら20を超えるサービスを展開していることを知りとても驚いたのを覚えています。入社してみると、入社前に想像していた何倍も会社も規模感も大きな会社でした。TYLは現状に留まらず、今後もサービスの拡充、規模化していくのでしょう。その時、各社員がそれぞれの領域で自らの業務に全力で取り組みながら、目指す先は1つ、「ペットの家族化推進」のミッション達成であるという共通認識を持ち、そのために行動していくことが重要なのです。
⑤Client Value -顧客から選ばれ続けるサービスの追求-
″いずれ「ペットの家族化推進」を実現するサービスとしてあり続けるには、長く続く、すなわち顧客に選ばれ続けるサービスでなくてはならない“と金児さんは語ります。顧客に選ばれるサービスとは、会社にとっていいサービスである以上に、顧客にとって選びたいと思える、良いサービスである必要があるのです。自分たちのサービスを、それを利用する顧客の目線から常に考え、より良く改善していくことで、長期にわたって顧客に選ばれるサービスとなり、そのサービスの提供がミッション達成に繋がっていくというサイクルです。長く続くサービスというのは、選ばれる魅力的なサービスであることに加えて、生活に必要不可欠だったり、これならこの会社!というような独自性と専門性が重要なのではないかと思っています。そう考えると、動物関連の求職者の登録者数1位のアニマルジョブを作り上げたTYLは改めてすごいなあと感じます。
~TYLの歴史と新しいバリューに込められた思い~
新しくなったバリューですが、その裏にはどんな理由と思いがあるのか、金児さんにお話を伺いました。
変更される以前のバリューが出来たのは2018年、熱海の公民館で1日で作成されたものだったそうです。2017年に創業、当時勢いに乗っていったTYLが2期目を迎えるにあたり、様々なバックグランドを持つ人が入社し規模が大きくなっていく中で、その人々間の「文化の違いへの怖さや不安」を払拭するのではないかと策定されたのが、会社、そして社員の共通の価値観“バリュー”だったと言います。当時の勢いを金児さんは「イケイケドンドン」と表現していました。策定後、現在に至るまで使用されていたバリューですが、今回変更された背景にはどんな理由があるのでしょうか。これまでのバリューは、「Go-Go」「Good-so」「Nice-co」の3つの大きな枠組みの中で、さらにそれぞれ3つに分かれていて全部で9つありました。意味は違うけれど、似ている綴りの単語を使っていて一体感とバリューとしての機能を持ち合わせていた反面、「9つも覚えられない」「9つの優先順位が分からない」「求める人物像と、バリューの関係性が分からない」「とりあえずGo-Goで進めてしまっていいのか?」といった意見が上がっていたそうです。8月に5期目を迎えるTYLは、当初3名だった社員数が150名を超え、社内の多様化を必要とする企業ステージとなりました。社員が増え、企業として大きく成長していく中で、会社とそして社員の理想的なあり方を示す指針となるバリューは非常に重要です。規模化、多様化していく過程でバリューの未浸透によって不均質なカルチャーが生じてしまわぬよう、また、現在TYLで活躍している社員の特性を明文化し認識を促すためにバリューの変更を実施したといいます。
バリュー変更の背景を知るにあたって、TYLの創業から現在に至るまでの歴史を読んだのですが、5年間のうち2年間はコロナ期間を挟む壮絶な歴史で、それを乗り越えたTYLに今年の3月に出会えたことはとても幸運な事なんだと感じました。
新バリューは、前のページで紹介したように「Grit」「Challenge」「Respect」「For Misssion」「Client Value」の5つです。TYLの社員として求められている人物像が統合されていて、以前のバリュー以上に一つ一つに具体的な説明が付されています。以前のバリューを意識した変更が施されていて、「Go-Go」からチャレンジ(学習)を組み込み、「Nice-co」から共に働く仲間へのリスペクト(尊敬)を明確にし、「Good-so」から永続性を持った社会貢献、顧客への価値提供の拘りを導入が実施されているのだそうです。入社前、これまで使われていた9つのバリューを読み、ごろや一体感を保ちつつ意味が伝わる点に感心していたので、まさか一日で考えられたものだったとは思いませんでした、、、!
今回のはどれくらいの期間をかけて考えられたのでしょうか?
その点を含め、新しいバリューに込められた思いを金児さんに聞いてみました!
2017年8月にTYLは産声を上げた創業5年も経たないまだまだ未熟で若い会社です。
創業当初から当社は我々の存在意義としてミッションを掲げて事業運営してまいりました。
しかしながら、正直申し上げて創業間もないという事もあり、その中身は会社の存続の為に遮二無二「受注」の事を考えて活動していました。
結果的には、大変なご迷惑や失敗をした事もありましたが、会社としては大きく成長する事ができました。
今も昔も「受注」は大事と考えていますが、我々はペット業界における社会の"公器”として、そして社会の仕組みの一翼となる以上、「受注」だけを追っていては未来永劫の存続は難しいと考えています。
そこで私は、この会社の未来永劫を考えるにあたり骨組みとして「100年続く会社作り」を頭の中で意識し、各コンポーネントの早期構築を目指しました。
会社の未来永劫を考えるにあたり必要な事は「強くて良い会社」になる事だと考えるようになりました。
我々のような未熟でまだまだ資本体力も弱い会社においては、優先的に先行して強い会社を目指すべきと強烈に考えました。強いは一言で言えば「継続的に高い成果を残す会社」だと考えています。その先に「良い会社」の要素が加わるべきと考えています。
継続的に成果を残すためには、全社員が気持ち良く働き、成果に集中できる状態を作る必要がある、そんな事を念頭に置きながら、今よりも強い会社にする為に必要な事は何かを模索している中で、行きついたのは、当社として目指すべき姿であるミッションや、ミッション実現に向けたマイルストーンであるビジョン、当社でどういう意識や拘りを持って就業頂きたいかをアップデートしたものが今回のバリューであり、そして日々の業務で意識して頂きたいガイドライン(コンプライアンス、情報セキュリティ、TYLルール)の明文化と浸透でした。
「気持ちよく良い仕事をしたい」と思うのは誰もが持つ願いだと私は考えています。そうする為には、皆さんとの思いや考え方が一定擦り合っている事が大前提と考えています。その大前提にあたるのが、TYLで働くにあたってTYL社員として他者を不快にさせる事無く、仕事を遂行できる姿勢があげられると思います。
それを明文化したものがミッション・ビジョン・バリューとガイドラインになります。
TYLという会社、組織という共同体における「普通」「当たり前」を定義する事で、どのようなことに気をつけなければならないかという共通認識を持つための指針になります。
全社一丸となって、これらを遵守してまずは「強い会社の実現」を目指して頑張ってまいりたいと思います。