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【シリーズ 自己実現の群像 10】ハピタス事業 toBチーム 柴崎怜一

柴崎は大先輩である。2009年6月1日入社。オズビジョンの設立が2006年5月26日。すなわち設立から約3年後に入社し約8年半が経過。生まれて間もないオズビジョンを知る希少な初期メンバーの1人である。

現在約40人の所帯であるオズビジョン。柴崎が入社した当初は10名程の会社だった。それが会社と呼べるものならば。現在の「ハピタス」の前身である「ドル箱」の会員数は20万人弱。現在の1/10。年間売上高も1億円にも満たない。その後やってくる爆発的な成長の前夜。会社法人というより大学のサークルというほうがふさわしい。

時に紆余曲折してきたオズビジョンの歴史。柴崎はその全てを体験し、そして支えてきた。その道程で打ち立てられた「人の幸せに貢献し、自己実現する集団で在る」という企業理念を基軸とする理念経営体制。柴崎は、オズビジョンがオズビジョンになっていくプロセスのほぼ全てに身を置いてきながら、今、どのような自己実現を目指しているのだろうか。

今とはまるで違った創業期のオズビジョン

「大学のサークルの延長のような会社」とはこういう会社のことをいうのか、とはじめて知りました。オズビジョンに来るまでは、比較的環境が整った会社に勤めていたので、世間でいう「大学のサークルのような」というイメージが全くつかなかったんです。

当時のオズビジョンは売上至上主義。今と比べると規模も比較にならないぐらい小さかった。会社と呼べるような環境ではなく何も整っていませんでした。当然、職域もあってないようなもので、私はアカウントマーチャンダイザーと呼んでいたドル箱の広告の仕入れ、つまり営業をしながら、ユーザー対応など、一気通貫で何でもやっていました。

みんな夜遅くまで残って仕事をしていました。徹夜をすることも少なくなかった。とにかく倍々ゲームで成長して、給料をどーんと増やして、アーリーリタイヤする。全員がそんな夢をもって邁進している時代でした。私が入社した翌年、売上が2倍の2億円を超え、さらにその翌年にはその倍、4億円を超えていく。そんな超急成長が間近に控えていたのです。当然、現在の理念経営など考えもつきません。オズビジョンにはそんな創業期が確かにあったんです。

自分の中に何が残るのか、という問いかけ

実は前職でも似たような仕事をしていました。インターネットの広告会社で、メディアプランナーという広告を仕入れる営業の仕事をしていました。当時のこの世界は異常ともいえる成長産業で、有望なインターネットメディアの広告枠の仕入れはまさに争奪戦、戦争のような世界でした。担当するパートナーさんのために広告枠をどうやって取ってくるか。とにかく速度と量が全て。取ってきた枠にどんな広告が入ったのかも全く知らないまま、次、次、次、次と駆け回る毎日でした。

今でこそ、広告投資も厳密に成果に照らしながら計画するのが当たり前ですが、当時のインターネットを取り巻く狂想曲的な時代の空気では、どこでもそんな感じでした。中身もわからず枠だけ取ってくる。確かに事業は急拡大しているのですが、自分の中に残るものって何だろうと考え始めまして。同じことを続けても、自分が何かになれるというイメージがわかなかった。そこで転職を決意したのです。

内定先を断ってまでオズビジョンを選んだ理由

オズビジョンに出会ったのは、転職先も決まり、少しのんびりしていた時期です。当時使っていた転職サイトのメールを何気なく開いたら、1通のスカウトメールが届いていた。後から知ったのですが、それが鈴木さん(筆者注・当社代表)が自ら送ったメールだった。当時は求人も社長自らがやっていたんです。「もう決まってるんだけど、話を聞くだけだったら」といったノリで訪問してみました。

鈴木さんに会ってみたところ揺れてしまったんです。決まっていた転職先の代表者にも、鈴木さんにも、それぞれ独自の魅力があるんです。転職先のトップはお若いのに非常に落ち着いた雰囲気。ものすごく頭の切れる方でありながら、既に社長としての度量を濃く表す方。それでいて発想はブッ飛んでいる。大変に魅力的でした。

一方鈴木さんは、初対面にも関わらずいきなり懐に入ってくる人でした。何気ない私の「こんなプロモーションもいいかもしれませんね」という言葉に、「いいですねぇ!それやりましょうよ!」と嬉しそうに返してきたり。仲間を信じて共に歩むことを何より喜びとする人。経営者然とするのは端から苦手で、強烈な現場感をもって仕事をする人。そんな印象を強く持ちました。

最終的に、これまで培ってきた経験を活かすことも含めて、オズビジョンではいろいろな挑戦ができると感じて入社することにしました。既に決まっていた1社の内定をお断りして。

「感情」としてハピタスを愛している

私はハピタスを心からとても素晴らしいサービスだと確信しています。だからこそ、もっともっと社会にハピタスの事を浸透させたいと思っています。正しく使っていただければこんなに良いサービスはない。絶対にお使いいただきたい。心からそう思っています。

今、ASPさん(著者注・アフィリエイトサービスプロバイダ/ネット広告の代理店)を担当する営業をしていますが、送客の質と量、その両方を高めていければ、さらなる信頼を獲得できるし、今後の可能性も感じていただけると思います。

ユーザー様においても同様。大小さまざまな改善を通じて、生活に欠かせないサービスになることは可能だと思います。

ASPさんにとっても、ユーザー様にとっても、ハピタスが欠かすことのできないサービスになることは、私は可能だと思っています。その時ハピタスは、「LINEは外せないよね」「インスタは別格だよね」といった存在に等しい価値を持てるものになると信じています。それが実現した暁には、現在のビジョンである「1000万人が使うサービス」に到達できることでしょう。

せっかく挑戦してきたんです。達成した時の景色を見てみたいじゃないですか。そうですね。ビジネスモデル自体に魅力を感じているのは間違いありませんが。どちらかというと「愛着」ですね。感情としてハピタスが好きなんでしょうね、私は。

オズビジョンは「仕事を通じて自己実現したい方」を募集しています。ご応募をお待ちしております。

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