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「SREと言えば、Oisix ra daichi」を目指して奮闘中。このメンバーなら、必ずできる!
はじめまして、Oisix ra daichiの林如弥(はやし ゆきや)と言います。
近年、エンジニア界隈で、何かと話題に上がるSRE(Site Reliability Engineering)。
SREとは、Googleが提唱したエンジニアの役割で、ざっくりいうとシステムの安定稼働を守りながら、サービス運用をより滑らかにする技術であり、それを専門で行うエンジニアのこともさします。
日本でも、メルカリさんやLINEさんだったり、Webサービスに注力している企業では、SREを専門にするチームやメンバーを社内に抱えることが増えてきました。
そして、Oisix ra daichiにもSREチームがあり、僕もその一員です。
僕は昨年(2018年)の4月に、Oisix ra daichiに入社しました。技術が常に進化するSREの領域において、新しいチャレンジに次々と挑戦できる環境がここにあると思ったからです。
現在、入社してから一年が経ちますが、その決断は間違っていなかったと感じます。
今回、僕が入社した理由や、Oisix ra daichiでSREチームの一員としてチャレンジしていることについてお話しします。
インフラ側でキャリアを積むことを決めた理由。
はじめに、簡単に僕の自己紹介をさせてください。
僕は、今年で35歳。出身は愛知県の名古屋市。トヨタ車に囲まれて成長しました。
今は、結婚し、4歳になる可愛い息子がいます。休日は、子供と遊ぶ時間を1日は設けつつも、妻から許可をもらい、エンジニアとして勉強をする時間をもらっています。
Oisix ra daichiに入社するまでは、2社経験しています。
新卒として入社した会社で、プログラミング側とインフラ側のどちらでエンジニアとしてキャリアを積むかを選ぶ機会があったのですが、そこで僕はインフラ側の道に進むことを決めました。
Webサービスやアプリケーションを構築していくことも魅力を感じたのですが、遠く離れた場所を繋ぐ技術や、そのネットワークをより良い環境にするために整備していくことに、強く興味を惹かれたのです。
また、インフラを担当すると、物理的な整備も必要になるので、様々な場所に出張できます。旅好きの僕としては、ここにも魅力に感じました。
ちなみに先日、Oisix ra daichiの香港にもインフラ整備のために出張しました。
出張の中休みでジャッキー・チェン氏の手形と!!@星光大道
技術の面白さにプラスして、様々な場所に仕事で行けるのも、副次的な特典として嬉しく思っています(笑)。(最近はクラウドで完結する事も多いので物理的な移動もなくなるケースもありますが)
「前例はない。だからやる」という風土。
もともとはインフラエンジニアとしてキャリアを始めた僕ですが、次第にSREの領域に関心を持ち始めます。
SREはシステムの安定稼働に責任を負うので、アプリやWebサービスのエンジニアと比べると、地味に映るかもしれません。水道や電気のようなもので、安定していて当然と見られます。失敗した時は怒られるけど、褒められることは正直少ないです(笑)。
でも、そこに用いられる技術がすごく面白いと僕は感じています。目に見えないところではありますが、強くやりがいを感じるんです。
SREの領域に関わるエンジニアは、会社を超えたコミュニティを持っていて、そこで情報や技術を交換しあっています。そこでは技術がわかる者同士で、お互いを褒めあったり、高め合ったりしています。
そんな僕が、Oisix ra daichiを新しい職場として選んだ理由は2つあります。
ひとつは、次々と新しい挑戦ができる環境であること。
Oisix ra daichiに入社する直前に勤めていた会社(2社目)は、伝統があって規模も大きい大企業でした。
ただ何か新しいことを始めるのに、すごく時間がかかるというのが大きな悩みだったんです。ひとつの新しいことを開始することを決めるのに、5人くらいの上長のハンコが必要になる。そんな会社でした。
新しい技術は試してナンボ。「この技術を試してみたい」という時に、フットワーク軽く、様々な技術に挑戦できる環境で、SREとしての専門性を高めたいと思い転職を決意します。
様々な企業の話を聞くなかで、Oisix ra daichiの採用面接にて、SREチームのリーダーやエンジニア部門の責任者と実際に会って話をすると、職場の心理的安全性の高さに驚きました。
各メンバーが自分が挑戦したいことを臆せずに発言することができ、特に大きな問題がないのであれば、挑戦を応援する文化が会社に根付いている。「前例はない。だからやる」という行動指針があるくらいです。
僕の直属の上長であるSREチームのリーダーの方も、『Mr.心理的安全性』みたいな人で、とても話がしやすい(笑)。もちろん、専門的な技術の知識もすごいので、話がすごく噛み合う。挑戦しやすい環境が、ここにはあると思いました。
SREとして求められる領域が広い。
そして、Oisix ra daichiを選んだもうひとつの理由は、手がけているサービスやプロジェクトがとても面白いと思ったからです。
SREに注力している企業は、Webサービスをメイン事業にしている会社が多く、大抵はオンラインでサービスが完結します。ですが、Oisix ra daichiは生産者の方々からモノをいただいて、それを届ける物流の部分まで担っています。
そのため、SREでも、配送センターのシステムなど、普通の会社でSREが担わない領域まで対応することになります。
そういった領域では求められる技術が違うので、そこに面白さを感じています。
また、Oisix ra daichiではシステム基盤のマイクロサービス化を推進しています。
★Oisix ra daichiが取り組んでいるマイクロサービス化について詳しくは、コチラ。
アプリケーションの機能を複数の小さいサービスに分割する事で各機能の独立性を高め、開発のスピードとサービス公開後の信頼性を高める取り組みです。マイクロサービスという新しい開発技法を使い、システムの俊敏性を高めるプロジェクトに取り組んでいます。
マイクロサービス化は世界的にも注目されているトレンドで、こういった新しい技術を使ったプロジェクトに取り組んでいる姿にすごく惹かれました。また、このプロジェクトに自分も関わっていきたいと思ったんです。
こういった背景から、2018年4月にOisix ra daichiに入社しました。
表面上は緩やかに。やることはきっちりと。
現在のSREチームは5人で、僕も含めて、ここ1〜2年で入社してきたメンバーばかり。
広い範囲をカバーする必要があるので、それぞれが得意分野を持っているのですが、トラブルが起こった際には、それぞれが解決に向けて自主的に動けるメンバーが揃っています。
「当事者意識、当事者行動」という行動指針もOisix ra daichiにはありますが、まさにそれを体現してくれています。
SREチームで年齢が一番若いメンバーは24歳で、僕と10歳の年の差がありますが、とても優秀です。年齢に関係なく、お互いを尊敬できています。
これはSREチームだけでなく、エンジニアが在籍するシステム本部全体に当てはまります。
こういうことができるのは、職場の心理的安全性が高いことと、日頃のコミュニケーションの賜物なのかもしれません。
システム本部では定期的にメンバーが交流するイベントを開催しています。先日も、新年度会というイベントをやりました。
新年度会について、詳しくはコチラ。
こんな風に和気あいあいとした雰囲気です。表面上は、緩やかに。ただ、やることはきっちりやるという風土が根底にあるのだと思います。
「SREといえば、Oisix ra daichiにもいるよね?」を目指して。
僕らSREチームが挑戦していること。それは、SREの領域において、Oisix ra daichiの存在感をもっと強めていくことです。
「SREといえば、Oisix ra daichi」
そんな風に言われるようになりたいと考えています。
これは単純に有名になりたいということではなくて、情報は情報を発信するところに集まってくると思うからです。
技術を磨いていくには、新鮮な情報を手に入れることが大切です。これからも様々な技術者の方と交流をしていきたいと考えています。そのためにも、質の良いアウトプットを続けていきたいと思っています。
昨年からブログで情報を発信することを始めたのですが、ありがたいことに、外部の勉強会で登壇する機会をいただくことも増えてきました。
Oisix ra daichiのエンジニアブログはコチラ
また、エンジニアの技術書即売会『技術書典』にOisix ra daichiとして出展し、書籍の販売を昨年から始めました。このイベントは1万人くらいのエンジニアが参加するイベントです。僕らの本を完売することができました。
技術書典で爽やかスマイルで売り子をする弊社フロントエンド村上さん
それと、今年からは大崎のオフィスに自由に使えるスペースがあるので、エンジニア向けの勉強会の誘致を積極的に働きかけています。
Oisix ra daichiは買い物の考え方を変える存在。
最後に、Oisix ra daichiについて話させてください。
Oisix ra daichiで扱っている商品は本当においしい。多くの人に利用してもらいたいと思っています。
ただ、Oisix ra daichiの商品は値段が高いとよく言われます。
でも、例えば、ミールキットの『Kit Oisix』を使うと、献立を考える時間を節約できたり、調理の時間が短縮されたりと、コストパフォーマンス全体を考えると、決して高い金額ではないと思うんです。
買い物を、モノの値段だけで考えず、トータルで考えて「何が一番賢い買い物なのか?」を考えさせてくれるきっかけをOisix ra daichiのサービスは与えてくれる気がしています。
そんな風に、Oisix ra daichiは単なる食品通販の会社ではなくて、買い物の考え方を変える存在なのではないかと思います。
だから、僕ら自身もロジカルシンキングを大切に、「本当に大切なものは何か?」と本質を追うことを大切にしています。
Oisix ra daichiというと、「健康に良い食べ物を扱っている会社」という連想が強いと思いますが、そこにプラスして、ロジカルシンキングが強いとか、新しいことに次々と挑戦している会社という連想を強めていきたいです。
「システムは安定稼働してほしいけど、人間として安定せずにチャレンジをし続けたい」
そんな想いを胸に、Oisix ra daichiのエンジニアはこれだけロジカルに考え、新しい技術に意欲的に挑戦しているということを発信していきたいと思います。