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MECEであることが大切!ロジカルシンキングで課題を解決!

こんにちは。株式会社メンバーズ メンバーズユーエックスワンカンパニーの佐藤です。

仕事をしていると壁にブチ当たることがあります。
そうなると深い、深ーーーい穴に落ちていくのです(笑)

私も幾度となく深い穴に落ちましたが、その穴から這い上がるために、数年前からロジカルシンキングという考え方で解決することを覚えました。

ロジカルシンキングと言っても物凄く幅広いので、今日は私が実際に陥った穴の実例を使って少しロジカルな考え方での問題解決法をお話ししたいと思います。

ある時、サービスサイトの会員を増やすためのLP(ランディングページ)の企画を担当していたことがありました。私のミッションは会員を増やすためにLPのCVR(コンバージョンレート)を今の倍にすることです。

CVRを倍にするというのは、決して簡単な話ではありません。あれこれ試すのですが、なかなか思うように結果が出せずに深い穴に落ちていくのです(笑)

そんな中、深い穴から脱出する方法としてとったひとつの解決策は、CVRを分解して考えるということでした。

実際にLPのCVRは「トラフィック」「LP」「フォーム1ページ目」「フォーム2ページ目」「入力内容確認ページ」「登録完了ページ」に分解ができました。

▼CVRの分解図

今までは、トラフィックとCV(コンバージョン)とCVRくらいしか数値をとっていなかったので、ここで改めて、分解した全工程の数値を1年前から取得してみたところ、ある時期を境にフォームの数値が物凄く下がっていることが分かりました。

今まで企画とLPで何とかCVRを上げようとしていた私には目から鱗でした。
(ただ、CVRを倍にするというのは並大抵のことではないので、もちろん企画&LPの向上も続きます・・・)

このようにロジカルに問題を解決する際に大事なのは、最初の切り口がMECEであることです。MECEとは、日本語にすると「漏れなくダブりなく」です。
今回のケースで言うと「トラフィック」「LP」「フォーム1ページ目」「フォーム2ページ目」「入力内容確認ページ」「登録完了ページ」になります。

仕事をしていると、「それってMECE?」っていうフレーズを耳にすることがあります。

私は、障害が発生した際にトラブル報告書を提出するのですが、同じトラブルを起こさないようにするための解決策を提案する際に、「この解決策はMECEなの?」とよく言われていました(笑)

確かにトラブル報告の解決策で漏れがあっては、またトラブルが起きてしまうから絶対ダメですよね(笑)

ここでMECEについてもう少し詳しく説明したいと思います。
まず、MECEの切り口は大きくは4つと言われています。

① 足し算
例えば、日本の人口をMECEにした場合は「日本の男性の人口」「日本の女性の人口」に分けられます。漏れなくダブりもないですね。

他にも日本をMECEにすると「北海道地方」「東北地方」「関東地方」「中部地方」「近畿地方」「中国地方」「四国地方」「九州地方」という風に分けられます。

② 掛け算
例えば、労働時間をMECEにすると「働く人の人数」×「働く時間」になります。
他にも、売上=商品単価×商品数という風にも分けられます。

③ 対概念(または並列)
足し算、掛け算で分けるのが難しいときに使います。なるべく最初の切り方としては対概念で分けるのが好ましいですが、難しい場合は並列で分けるのも良いと思います。ただし、あまり最初から細かくしてしまうとMECEにならなくなってしまうことがあるので、最初の切り方はあくまでも2~4くらいまでに留めておくのが理想です。

対概念、並列の例で言うと下記のようなものが一般的です。

・長所、短所
・量、質
・自分、他人
・主観、客観
・個人、法人
・外観、内観
・ハード、ソフト
・直接、間接
・マクロ、ミクロ
・will、skill
・動的、静的
・短期、中期、長期
・過去、現在、未来

④ フローステップ

こちらも対概念同様、足し算、掛け算が難しい場合に使います。
先ほどのCVRを分解したように全体の流れをステップごとに分解していく切り方です。

他にも例を挙げると

例)料理の時間を短くするための課題はなにか
┣献立を考える際の時間を短くするための課題はなにか
┣スーパーで買い物する際の時間を短くするための課題はなにか
┣調理時間を短くするための課題はなにか
┗料理の後片付けを短くするための課題はなにか

などに分けられるかと思います。
こうやってMECEで切ってみると各工程の中で改善できそうなことは沢山ありそうですね!

ロジカルシンキングと聞くと、難しそうと思ってしまう方は、いきなりビジネス課題を解決するのではなく、まずはこのように身近なことを解決させるためのMECEを考えてみるのも良いかと思います!

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