「前回は『考えすぎずにまずは飛び込んでみる』という姿勢が大切とお話したんですが、考えが変わりました」というのは、今泉たいきさん。インターンを4か月続けてきて、担当業務や仕事に対する姿勢が変わったのだとか。
今回は、彼の思考がこの4か月でどのように変化したのか、担当している業務フローや日々意識していることを具体的に聞きながら探っていきます。マーケティングの経験ができるインターン先を探している方は、ぜひ読んでみてください。
インターン開始から4か月、「考えてから動く」が習慣に
ーー前回は「考える前に飛び込んでみる」とお話されていました。それが、どんな風に変化したのでしょうか。
今任せてもらっている業務で大切にしているのは、「考えてから動くこと」です。前回お話したことと真逆に聞こえてしまうと思うのですが、MATESで仕事をしている中で、どれだけ制度の高い仮説を立ててから動き出すかが勝負だと思うようになりました。インターン開始から4か月で、とにかく考える癖がつきました。
入社直後のインタビュー記事はこちら!
ーーなるほど。今は、どんな業務を担当しているのですか。
① インターン入社間もなく0から立ち上げさせてもらったInstagramのアカウント運用
② TikTokでPRを行ってくれるTikTokerのアサイン
③ アフィリエイト案件の分析業務
を担当しています。アフィリエイト案件は着手し始めたばかりです。今回は、①のInstagramを活用したコンテンツマーケティングの業務内容をご紹介します。
Instagramのアカウント運用の流れ
1.コンテンツ制作
フィードとストーリーズに投稿するためのコンテンツ制作をします。毎日18:00-19:00にフィード投稿し、それをフォロワーに知らせる目的でストーリーズでも投稿しています。
2.数値の記録
投稿内容に対してどんな反応があったか、毎日スプレッドシートに記録を取っています。
記録する項目は、いいね数/リーチ数/コメント数/保存数/プロフアクセス数/フォロー数/インプレッション数/ホームインプレッション数/発見インプレッション数/ハッシュタグインプレッション数/プロフィールインプレッション数11個。どんな投稿にどんな反応があったのかを把握することが目的です。
実際に数値管理をしているシートの一部
3.分析結果をもとに、コンテンツ作成に反映させる
スプレッドシートに記録した数値をもとに分析し、次のコンテンツ制作に反映させます。
質の高い仮説を検証することで、得られる学びが多くなる
ーー運用時に特に意識しているのはどういったことですか?
とにかく、数字をよく見ることを意識しています。感覚に頼って運用してしまいそうになるところですが、毎日の記録からユーザーの反応を読み取り、次の投稿に活かしています。
最近の投稿で良い反応があったのは猫の御朱印をもらえる神社をまとめた投稿です。これは、「いいね」等の反応をしてくれるユーザーのアカウントを50個ほど見て回ったことから生まれたコンテンツです。運用しているのが猫の情報に特化したアカウントなのでユーザーも猫好きな人が多いのはもちろんなのですが、猫以外に神社に関する投稿をしている人が多いことに気が付いたんです。それで猫×御朱印の投稿をしてみたところ、保存数がこれまでにない数値に到達。普段の数倍の反応があったため、シリーズ化しています。猫好きかつ神社等に関心がある人は、猫を留守番させて出かけることに罪悪感をもっているのではないかと思ったんです。そこから派生し、猫と泊まれるホテルに関する投稿もしています。
こういった内容は、感覚的な投稿だけでは分からなかったことなので、数字をきちんと見ることの大切さを実感しています。まだまだ代表から注意されることもありますが、細かく仮説検証を続けているところです。
https://www.instagram.com/aineko.labo/
実際に運用しているアカウントはこちら!
ーーTikTokでの取り組みについてはいかがでしょう。
こちらはクライアントからの「TikTokを使って自社アプリのPRをしたい」というご依頼です。広告運用等はすでにしているとのことですが、純粋なTikTok投稿からどれだけダウンロード数に繋がるのかを知りたいとのことでした。
業務としては、アプリに関するTikTok投稿をしてくれるクリエイターを探すところから始まりました。短期間での業務だったので苦労が大きかったのですが、何とかリストを作成して連絡を取り、必要な数のクリエイターを集めることができました。現在は彼らに初稿の作成を依頼中で、僕がクリエイティブの質の管理まで担当しています。これから投稿や効果検証を行う段階です。
愛あるフィードバックを素直に試す
ーー「考えてから動く」を実践してきたとのことですが、どんなところにインターンを通じた自身の成長を感じますか?
一番変化を感じているのは、社内ミーティングの時間です。インターンを始めた当初は、正直自分自身が何を話しているかすら分からなくなってしまう状態だったんです。現在は、自分の担当業務に関する報告をする際は他のメンバーのインプットとなるようなアウトプットを心がけていて、だいぶ伝える力がついたのではないかと自負しています。
自身で変化を実感できるほど成長できたのは、業務を任せてくれる環境と、愛あるフィードバックのおかげです。上流の戦略を考えるところからまるごと担当させてもらえるので責任ややりがいを感じられますし、より精度の高い仮設を立てて動かなければと、モチベーションもあがります。
ーー自身でも変化が感じられるほど成長しているのは素晴らしいです。成長のために心がけていることはありますか?
言い訳をしないこと、そして、アドバイスを受けたらまずは素直にやってみるという2点です。大学の授業とMATESの仕事を両立させるのは、正直きついこともあります。しかし、「授業が忙しいから」という理由で仕事のクオリティが下がってしまうのはプロではないと思うんです。与えられた環境の中でクオリティを担保できるかが仕事には必要なので、言い訳せずに取り組んでいます。
そもそも、インターンをしている学生の立場で受けたアドバイスに対して否定的に思うこと自体が違うと思っています。何でも鵜呑みにすればいいという意味ではないのですが、まずは先輩方に言われたことを試す姿勢が必要だと感じています。その上で違うなと思ったら、自分なりに考えた方法を取ればいいだけなので。素直な気持ちでアドバイスを受け、言葉と行動が一致するようにしようと心がけて仕事しています。
ーー以前「ビジネスマンとして圧倒的な存在になりたい」という思いをもっていることもうかがいましたが、どうしてそこまで意識高く頑張れるのですか?
それは、MATESの環境が大きく影響しています。インターン開始から数日目、業務後に代表の新名さんが僕を自宅に連れて行ってくれたことがありました。他メンバーにも声をかけたけれどまだ仕事が残っていたため、その日家にあげてもらったのは僕一人だったんです。当然仕事中も気にかけて声掛けなどはしてくださっていましたが、仕事としてだけではなく、一人のチームメイトとして迎え入れてくれているんだと安心感を覚えたんです。代表以外も素敵な人たちと出会えて、MATESに入って良かったなと感じる日々です。
インターンでこれだけの裁量権を得られて学べる環境はなかなかないと思います。今後もここで、成長し続けていきたいです。
※2024年2月1日より株式会社MATESは株式会社メイトへ社名を変更しております。