はじめまして、採用担当の末永です。私は、採用と人材育成を担当しています。
その中で、今回社内でエンジニアの3人が会議室で「成長」について会話をしていて、
とても参考になったので、記事にします。
場所:会議室
登場人物:ベテランエンジニアAさん、若手エンジニアBさん、入社半年のエンジニアCさん
ベテランAさん: さて、今日は「成長する新人とは?」をテーマに話し合いたいと思います。最近、Cさんも少しずつ業務に慣れてきたようですが、成長するためにどんな姿勢や行動が必要だと思いますか?
新人Cさん: はい、自分ではまだまだ未熟だと思っていて、日々勉強中なんですが、正直何を優先すべきか迷うこともあります。具体的なアドバイスをいただけるとありがたいです。
若手B先輩: Cさん、まずは素直に迷っていることを口に出すのはいいことですよ。成長する新人って、自分の課題をしっかり把握して、周りに相談できる人だと思います。
ベテランAさん: そうだな。B君が言う通り、まずは自分を知ることが大事だ。それと、失敗を恐れずチャレンジする姿勢も必要だ。Cさん、最近何か挑戦してみたことはある?
新人Cさん: そうですね、先日、自分が主担当ではない業務で手を挙げてみました。ただ、やっぱり慣れない仕事で失敗してしまって…。その後、どうカバーするべきか悩みました。
若手B先輩: いいじゃないですか。失敗したっていうことは、それだけ新しいことに挑戦した証拠です。失敗から何を学ぶかが成長のポイントだと思いますよ。例えば、どんな部分でつまずいたと思います?
新人Cさん: タイムマネジメントが甘かったのと、先輩に確認を取るタイミングを逃してしまったことですね。もっと早い段階で相談すれば良かったなと。
ベテランAさん: いい分析だな。その反省を次にどう活かすかが重要だ。例えば、スケジュール管理なら、タスクを小分けにして進捗をこまめに確認するとか、具体的な改善策を考えられるといい。
新人Cさん: 確かに…漠然と「頑張ろう」と思うだけではダメですね。具体的な行動を考えるようにします。
若手B先輩: そうそう。あと、Aさんがよく言う「質問力」も新人の成長には欠かせないですよね。Cさん、分からないことがあったら、どういう風に聞いていますか?
新人Cさん: 今は、とにかく「これは何ですか?」って聞いてしまうことが多いです…。もっと質問の仕方を工夫したほうがいいですよね?
ベテランAさん: その通りだな。「何を知りたいのか」を明確にしてから質問する癖をつけるといい。具体例を挙げるとか、仮説を持って聞くと、相手も答えやすくなるよ。
新人Cさん: 仮説を持つ、ですか。例えば、「この仕様書は〇〇のために使うと思うのですが、合っていますか?」みたいに聞くイメージですね。
若手B先輩: そうそう、それなら相手も「ここが違うよ」とピンポイントで教えやすい。質問力が上がれば、業務の吸収スピードも速くなるよ。
ベテランAさん: 最後に、もう一つ大事なことを言うと、成長する新人は「周りを観察する力」も持っているな。B君や他の先輩たちがどう仕事をしているか、どんな工夫をしているか、よく見て学んでみるといい。
新人Cさん: わかりました。失敗を恐れず挑戦する、質問の仕方を工夫する、そして周りを観察する、ですね。今日のお話を実践して、もっと成長できるように頑張ります!
ベテランAさん: いい心意気だ。これからも応援しているから、一緒に頑張ろう。
若手B先輩: 私も何でも聞いてね。Cさんなら、もっと成長できると思うよ。
新人Cさん: ありがとうございます!よろしくお願いします!
この会話を聞いて、感じたのは。。。
1. 自分の課題を把握し、失敗を成長の糧にする
- 失敗を恐れない姿勢: 新しいことに挑戦し、その中での失敗を学びに変えることが大切。
- 自己分析: 何がうまくいかなかったのかを振り返り、具体的な改善点を見つける。
2. 質問力を磨く
- 仮説を持って質問する: 単純に「教えてください」ではなく、「こう考えたのですが、これで合っていますか?」と、相手が答えやすい形で質問する。
- 目的を明確にする: 何を知りたいのかを整理してから質問すると、理解が深まりやすい。
3. 周りを観察し、学ぶ
- 先輩や上司の行動を観察: 仕事の進め方や工夫を学び、自分のスキルに取り入れる。
- 環境への適応力: 自分一人で学ぶのではなく、周囲の経験を参考にすることで成長を加速させる。
4. 具体的な行動計画を立てる
- 「頑張る」ではなく具体的な改善策を持つ: 例えば、タスクを細分化して進捗を管理する、相談タイミングを見極めるなど、実行可能な計画を立てることが重要。
「成長する新人」とは、失敗を成長の機会とし、質問力を高め、周囲から学びつつ、具体的な行動に移せる人であるといえます。これらを意識することで、よりスムーズに成長し、組織の中で信頼を得られる存在になると感じました。
Cさんの成長が楽しみです。