皆さん、リファラル採用をご存知でしょうか?
リファラル採用とは、英語で「紹介」を意味するReferralと、「求人、採用」を意味するRecruitingを合わせたリファラルリクルーティング(Referral Recruiting)と言われる採用手法を指します。
企業が自社の社員に対し、募集をかけている求人にマッチする知人や友人を紹介してもらい採用する手法です(※1)。
リファラル採用のメリットには、①採用コストを削減できること、②転職市場外の人材も採用できること、③離職率が低い人材を採用できることなどが挙げられます(※1)。
①採用コストを削減できること:
一般的な採用経路であるナビサイトや人材紹介エージェントを利用すると50万〜100万、もしくはそれ以上かかりますが、リファラル採用は社員からの紹介のため、採用コストがほとんどかからなくなります。
②転職市場外の人材も採用できること:
リファラル採用は社員が一緒に働きたい友人や知人を紹介するため、転職意向がない人材も候補者に挙がります。つまり、ナビサイトや人材紹介エージェントではアプローチできない、優秀な転職潜在層にもアプローチできます。
③離職率が低い人材を採用できること:
リファラル採用は、職場と候補者を理解している社員の紹介から採用するため、候補者と職場のカルチャーとのマッチ度が高くなります。候補者は入社後も社内に馴染みやすく、オンボーディングがスムーズに進むため、すぐに活躍してくれます。結果として離職しない人材を採用できます。
※1 参考:リファラル採用とは?意味やメリット・デメリット、促進方法と事例を解説|Refcome
これらのメリットから、アイエスエイプランでもリファラル採用を導入しており、昨年も5名がリファラル採用で入社しました。
会社から社員に「いい人いたら紹介して」と言うのは簡単ですが、言われた側は「誰を紹介しよう…」「紹介したら入社しないと気まずくなるかな」とハードルが高くなってしまいますよね。
そこで今回は、リファラル採用の候補者リストを作るために用いられるメモリーパレスを紹介したいと思います。
メモリーパレスとは
メモリーパレスとは、覚えたいものを場所に結びつけて記憶する方法です。自分の頭の中に宮殿(palace)をイメージし、宮殿の中の場所ごとに記憶したいものをストーリーとともに置いていきます。そして宮殿の中を順番に移動することで、記憶を思い出すことができます。
このメモリーパレスを使って、社員が自身の高校・大学時代、アルバイトをしていた時、社会人になってから…と自分の記憶を辿りながら、どのような人と知り合いだったかを思い出してもらいます。
実際にやってみよう
社員数名に集まってもらい、自分とつながりのある人の中で、お題に当てはまる人の名前を書き出してもらいました。
お題①:このスライドを見て思い浮かぶ人
お題②:一緒にいて楽しい人
お題③:今の仕事に不満を抱えていそうな人、仕事を探していそうな人
始めは苦戦しながらも、時間が経つと次々に名前が挙がっている様子でした。
お題に当てはまる人の名前が挙がったら、その人の現在の職業や社員との関係性(友人、以前の職場の同僚など)の情報を教えてもらいます。
こうして、リファラル採用の候補者リストができあがります。
イベントに呼んでみよう
リファラル採用の候補者リストができたら、その人たちをイベントに誘ってみましょう。
アイエスエイプランでは、社外の人も参加できるイベントを定期的に開催しております。
現時点で転職・アイエスエイプランに興味がないという人も、転職を考える際にアイエスエイプランを候補にしてくれたり、イベントに参加することで興味を持ってくれたりするかもしれません。
まとめ
今回は、リファラル採用で用いられるメモリーパレスについて紹介しました。
時間が経つと仕事やプライベートで関わる人が変わってくるように、その時々によって、メモリーパレスで挙がる人の名前も変わっていきます。
採用につながるチャンスを逃さないためにも、メモリーパレスを定期的に実施することが重要ですね。
皆さんもぜひ、過去のつながりを思い出しながら、メモリーパレスを実施してみてくださいね。