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こんにちは、海老澤です。
先義後利「せんぎこうり」
今の僕の中のトレンドの言葉です。
この言葉は中国戦国時代の思想家・荀子の「栄辱篇」に出てくる「義を先にして利を後にする者は栄える」という一文から成る言葉だそうです。僕的にこの言葉はビジネスはおろか人生を豊かにするための根幹に置くべき考え方だと思ってます。
ケース別に考えると
クライアントとの関わりの中で、自社の利益優先で動くよりも、クライアントの本質的な課題を考えて解決しようと働きかけること。たとえ、自社の利益になってもクライアントが不幸になるなら”売らない”選択を取る。
パートナー企業に対しては、横柄な態度をとって目先の利益を優先するよりも、パートナー企業の向いている方向に寄り添い、この先長くビジネスパートナーとして繋がるための強固な信頼関係を結ぶこと。優位な立場を利用し、一方的にパートナー企業に不利な押し付けはしない。
自身の所属している会社に対しては、自分の給料を上げようと励むよりも、組織が果たそうとしている共通の目的のために尽力すること。目先の評価のためだけに行動したり、ましてや他人を貶めるようなことはしない。
こういった思考、行動が、結果自らの人生を豊かにするものだと。
最近定例会の人事考課の話のなかでもありましたが、給与や評価のためだけに頑張ること、それだけだと満足のいく結果は得られません。要は小さいところで留まったり、自分のためだけを考えたり、そういった考えから脱却することが、結果的に給料も評価もついてくる。経営層が「給与や評価のために働いてほしくない」と言い続けるのはこういった考えが基にあるからです。
金が欲しい、認められたい、と思うことは否定しませんし、至極当然のことだと思います。ただ、そんな思いを持ちながらもいかに社会の中で義を重んじて考え行動するかが大切なんだと思います。
以上、歳のわりになんかジジ臭い記事になりました。