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「新しいことへの挑戦を続け、引き出しをもっと増やして行きたい」グループリーダーとして人材育成や組織運営にも取り組むコンサルタント
―これまでのキャリアについて教えてください
高等専門学校を卒業し、Webサイト制作会社で約4年間、エンジニアとして仕事をしました。そこで組織管理や社員教育に関わったことから経営に興味を持ち、退職して大学で企業経営について学びました。
大学卒業を迎え、「自分で考え、新しい事に挑戦できる環境」を求めて就職活動している時にヘッドウォータースを知りました。面接が進む度に「私が挑戦するのに相応しい会社だな」という感覚が強くなり、最後は役員さんからの「一緒に新しいことやっていきましょう!」の一言に背中を押されて入社を決めました。
―コンサルタントになった経緯を教えてください
入社した時は「エンジニアになるんだろうなぁ」程度に思っていたのですが、入社前にヘッドウォータースコンサルティングの加藤社長から「コンサルティングへ配属したいと考えているんですが、どうですか」と相談を受けました。少し驚きましたが、「じゃ、やってみますか」という感じで配属を決めました。
―ずいぶんユニークな配属決定ですね
はい、そこは完全に流されてみた感じですね。
今思い出すと「入社したら新しいことをやってやるぞ!」という思いだけで、具体的なことは想像すらしていませんでした。「こういう会社生活が待っている」とか、「こんなエンジニアになるぞ」といった期待は良い意味で持ってなかったんです。
私は何でもやってみたい気質なので、‟コンサルタント“と聞いた時も「何するんだろう?」と思いつつ、「やったことないから、ちょっとやってみようかな」という気持ちがすぐに湧いてきました。
「どうなるか見えない未来を不安がっても仕方ない。まぁ何とかなるだろう」という気持ちで飛び込んでみたら、結果としてすごく良い方向に流れてくれました。
― コンサルタントへの挑戦は、どんなスタートでしたか
Microsoftが提供しているクラウドサービス「Power Platform」の開発補助から始まり、そこから内製化支援を担当するようになりました。エンジニアとしての土台があったことで開発補助や資料作成を通じて学ぶことができましたし、メンターの方もしっかりサポートしてくれたので大きな不安は感じませんでした。
半年程でコンサルタントとして独り立ちすることになったのですが、同じタイミングで産休に入るメンターの担当案件をそのまま私が引き継ぐことになったんです。ですから徐々にという感じではなく、一気にコンサルタントとして独り立ちするしかない状況でスタートしました。
― 内製化支援についてもう少し詳しく教えてください
今、企業にとって「DXの内製化」は重要なキーワードになっています。
エンジニアが絶対的に不足している世の中で、「外部のエンジニアがいなければ、自分達がデジタル技術を使って課題や不便を解決できるようになろう!」という掛け声のもと、社内から市民開発者を生み出すのが内製化という取り組みです。
ですが
「どうしたら市民開発者になれるのか分からない。。。」
「そもそもプログラムってなんぞや?」
といった状況からの内製化スタートも珍しくありません。
そんな状況の企業に対して、技術的なところから市民開発者育成をサポートするのが内製化支援になります。大まかな流れとして、初めにワークショップを開催し、その後はお客様の状況に合わせた支援を行いながら、自走できる状態を一緒に目指します。
さらに自走ペースを早める施策や、より高度なシステム開発を支援させていただくケースもあり、結果として伴走継続型のサービスモデルになっています。
【参考】梅村さんが支援に携わったプロジェクト事例
Microsoft Customer Story-現場の若手を起点に Power Apps によるアプリ開発の内製化を加速、サントリー株式会社スピリッツカンパニー 梓の森工場の取り組み
―コンサルタントとして心掛けていることを教えてください
ヘッドウォータースコンサルティングでは、サービスに対する根っこの部分に、「お客様がAIやDXを導入するところで終わりではなく、それを活用して成果を生み出すところまで一気通貫で伴走し続けるべきだ」という思いがあります。
お客様とテーブルに着いて会話だけして帰る、みたいなことはありません。細かい分析だろうと外注せず、自分達で手を動かして検証してみる。そうした丁寧な行動を積み重ねてゴールまで伴走することがお客様の信頼得るためにとても大切だと考えています。
見方を変えると、そこまでお客様のために行動できるのがヘッドウォータースコンサルティングの面白さかもしれないですね。
ヘッドウォータースグループの技術力という土台があるから、ソリューション開発や細かい検証がスピーディーに実行できる。そうした強みがあるからお客様に「じゃあ実際にやってみましょう」と言える。これはコンサルタントとして恵まれた環境だと思います。
― 大学で学んだ経営や人材育成への挑戦はどうですか
今は内製化支援チームの拡大に向け、グループリーダーとして人材育成や組織運営にも取り組んでいます。
私と同じような未経験者をどう育成し、コンサルタントとして独り立ちしてもらうか。どうすれば、そういうメンバー同士で良いチームを作れるか。
決して簡単な課題ではありませんが、こういうことを考えるのは苦ではありませんし、むしろ楽しみながら挑戦させてもらっています。
― 仕事において大事にしている事を教えてください
そうですね。大事にしているのは「思考を止めない」ということでしょうか。
コンサルティングでも、人材育成やチーム作りでも、時間や物が不足していたり、制限が多かったりでうまく行かないことがあります。
そんな中でも、何かしらの解を探す必要がある。でも解は簡単には見えないし、さらに組織や人によって適切な解が違ってくる。とにかく解を考えるのは大変で、つい諦めたくなる時もある。それでも考えることを諦めない。うまく行かない事を理解して、進めるために必要な仕組みや方法を少しずつでも考え続ける。そうした思考の手段は尽きないと思っています。
例えば内製化支援で言えば、「ひたすら勉強してください」ではなく、どう勉強すれば効率的に吸収できるのかを考えます。思考を巡らせて、そこから生まれたアイデアを生かした仕事ができることに充実感を覚えます。
―これから挑戦してみたいことを教えてください
私は環境に流されてみるタイプですが、同じ状態をずっと続けるのは苦手です。
新しいことへの挑戦を続け、引き出しをもっと増やして行きたいと思っています。
以前、「ITと教育」について学ぶために進学を考えていた時期があったのですが、最近、自治体のデジタル教育プロジェクトに携わったことをきっかけにこの分野への興味がまた高まってきました。
他には、学生の頃から「初音ミク」が大好きで、デジタルを利用したエンターテインメントにも関心があります。そういった新しい仕事のところに流されたらいいなと思っています。
―最後にヘッドウォータースグループの魅力について教えてください
「新しいことに挑戦できる会社って本当にあるんだ」というのが実感で、そこが最大の魅力だと思います。
クレドに「チャレンジを重視します」とありますが、私の周りでも「何か挑戦したくて入社しました」という人が多いです。
だから新しいことに前向きな社風が育まれ、社員同士がフラットな立場で業務や組織、働く環境を良くするために議論して行動する。そういう雰囲気がすごく楽しいと思います。
「今の状況や環境に満足できないから、新しいことに挑戦して成長したい」、「自分で考えて率先して物事に取り組みたい」、そういう人にはとても魅力的な会社だと思いますよ。