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こんにちは! GIG BLOG担当の宮﨑です。
GIGでは毎月さまざまなテーマで勉強会を開催しており、現在はコロナウイルス感染拡大防止のためオンラインにて実施しています。
今回はメディア事業部マネージャーであり、日本最大級のフリーランス・副業向けメディア『Workship MAGAZINE』編集長の内田 一良(じきるう)さんに、CV最大化のための思考法について、Workship MAGAZINEでのABテスト事例をもとに解説いただきました!
内田一良(うちだ かづよし:じきるう)
株式会社GIG メディア事業部 マネージャー。早稲田大学大学院修了後、2018年よりGIGに新卒入社。現在は編集者兼マーケティング担当として、日本最大級のフリーランス・副業向けメディア『Workship MAGAZINE』をはじめとした複数のオウンドメディア運営に携わる。
ABテスト事例①
今回はABテストに焦点を当てて解説します。早速ですがこちらをご覧ください。
こちらの2つは、Workship MAGAZINEのサイト下部に掲載しているCTAバナーです。それぞれテキストが異なりますが、どちらのクリック率が高かったと思いますか?
ABテストの結果、上のバナーがより良い結果となりました。具体的な数値を挙げると、クリック率、登録数ともに1.4〜1.6倍まで増加しました。
この結果になった要因についての考察をしてみました。
元々は下のバナーを使用していましたが、登録するメリットがわかりにくいテキストになっていることに気付きました。そのため、新しく作成した上のバナーでは、ブランド名よりも登録するメリットを前面に提示しました。
ついブランド名をアピールしたくなりますし、それが有効なケースもありますが、今回に関してはユーザーメリットを重視した結果、CV上昇に繋がったと考えられます。
ABテスト事例②
もう1つの事例を紹介します。Workship MAGAZINEでは、一定まで記事をスクロールすると、右下にCTAバナーが表示されるようになっています。
このCTAは現在、下記の6種類が掲載されています。
こちらの6つのCTAで、クリック率が高いのはどれだと思いますか?
ABテストを実施したところ、上の3つが、下の3つに対して2〜3倍のクリック率となりました。
じつはすこし意地悪な問題だったのですが、上の3つはデザイナー/マーケター/エンジニアそれぞれ該当するカテゴリーの記事にのみ表示されており、下の3つは全ての記事で表示される設定にしていました。
そのため、ターゲットを絞って訴求を行った、上3つのCTAバナーのほうが、ランダムで表示される下の3つよりも高い数値となりました。
ただ、下の3つも決して不要なわけではありません。クリック率については大きな差が生まれましたが、じつはCV数についてはどのバナーも大きな差がなく、左下のCTAが(誤差ながら)もっとも大きな成果を生み出しています。なぜこのようなことが起こっているのか、引き続き調査とテストを繰り返す必要がありそうです。
数字を向上させるために一番大切なことは?
一番大事なのは「テストすること」だと思います。
CTA改善の定石はある程度決まっていますが、定石が当てはまらない場面や、定石から大きく外れた成果がでるケースも往々にしてあります。
なので、CTA改善の基礎を抑えたうえで、あとはトライアンドエラーを繰り返すしかないと考えています。
何が正解なのかはやってみないとわかりません。経験値を貯めていくことが大切です。
まとめ
数字を向上させるためには、知識を深めた上で、テストを重ねて改善を繰り返すしかない。シンプルな意見ですが、納得しかありませんでした。
どれだけ頭の中で考えたとしても、実際に試してみないことには机上の空論のままです。悪い結果が出ることを恐れず、地道に経験値を貯めていくことが目標達成のためには必要不可欠ですね!
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(この記事はGIG BLOGからの転載です)