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こんにちは! 広報の山口真央(やまお)です。
GIGでは毎月さまざまなテーマで勉強会を開催しており、現在はコロナウイルス感染拡大防止のためオンラインにて実施しています。
「文章を書く人」といえば「ライター」や「編集」などの職業を思い浮かべがちです。しかし、毎日のチャットコミュニケーションや提案資料、ちょっとしたメモなど、「文章をまったく書かない」人はいませんよね。
ちょっとした文章を書く際にも、楽しみながら、しかもわかりやすい文章を書けたら……。誰しもが願うことではありますが、何から着手すればいいのやら。
そんな悩みに答えてくれたのが、『Workship MAGAZINE』編集長のじきるうさんと、同編集部の少年Bさん。
今回はライティングについての勉強会の様子を少しだけお届けします!
人生をハッピーにするライティングのすすめ
少年B(しょうねんびー):介護士、建築士を経て現在はフリーライター/編集者。和泉福祉専門学校卒。旺盛な好奇心と食欲を武器に、さまざまなジャンルの取材記事を得意とするが、文章を書くのが嫌いなのが玉にキズ。2020年10月より業務委託として『Workship MAGAZINE』編集部にジョイン。
なぜライティングをするのか
少年B:
文章を書くとき、わたしは「めんどくさい!」と思ってます。でも書くのは、それ相応のメリットがあるからなんです
近年、動画配信や漫画、写真など、アウトプットの方法は多岐にわたるようになりました。そのなかでもライティングは、「もっともかんたんなアウトプットのひとつ」ととらえられます。動画編集技術や画力といったものは特に必要なく、日本語を読み書きする力が備わっていれば、誰でも書くことができるのです。日本の識字率は99.9%以上(文部科学統計要覧の小学校就学率から計算)といわれており、小学校の国語学習指導要領には必ず「作文」が含まれています。このことから、「ライティングなんて絶対できない!」という人はほぼいないと考えられますね。
では、「めんどくさい」と思いつつも、なぜライティングをするのでしょうか。答えは、「アウトプットだけでなく、インプットも必ず行われるから」です。
少年B:
ライティングして世にリリースされたものは、紙媒体にしろWeb媒体にしろ「口頭と違い、ずっと残る」という特徴があります。そのため「へたなことを書けない」→「しっかりソースを調べて、推敲して書く」という過程を経てアウトプットされる……。間違った情報を載せてはいけないと思うからこそ、インプットを経てアウトプットがなされるのです。
それだけじゃないメリット
少年B:
こうしてインプットとアウトプットを繰り返していくと、ある程度自分の好きなものが定まってきますよね。自分の「好き」を発信していくと、またメリットが生まれるんです
自分の好きなものを発信し続けていくと、自分のライティングや、自分自身に興味を持ってくれる人が現れるかもしれませんよね。共通の趣味を持った友人に恵まれるかもしれません。
少年B:
つまり、ライティングがきっかけで「自宅・会社以外のサードプレイス」が生まれることがあるのです。社会人になると、なかなか新しい友達はできないとよく言われますが、こうして自分の新しい居場所を見つけることで、自宅・会社以外の知見を吸収できるメリットがあります。広い視野を持つためにも、サードプレイスを見つけるのは重要なことです。
カニでも使える! わかりやすい文章を書くもっとも簡単な方法
ライティングをするメリットはわかったところで、「じゃあ文章を書くテクニックってどういうものがあるの?」「なにを身につければいいの?」といった疑問が残ります。ここからは『Workshop MAGAZINE』編集長がわかりやすいテクニックをご紹介します!
内田一良(じきるう):株式会社GIG SS事業本部 メディア事業部 マネージャー。早稲田大学スポーツ科学部および同大学院修士課程卒。大学院ではメディア表象に関する研究に携わる。現在は編集者兼マーケティング担当として、クライアント企業のメディア立ち上げ・コンテンツ支援等を行うほか、日本最大級のフリーランスメディア『Workship MAGAZINE』の編集長を務める。
超簡単な文章テクニックは「シンプルにすること」
じきるう:
突然ですが、自分の書く文章に自信はありますか? ボクはありません! 今回は、文章をわかりやすくするためのほんの入り口をご紹介していこうと思います
文章をわかりやすくするための、もっとも簡単な方法は「シンプルにすること」。すっきり読みやすく無駄を省いた文章は、筆者も読者も理解しやすく、説得力も増すものです。
「シンプルにする」と一言でいっても「じゃあどうすればシンプルにできるの?」となりそうですよね。手始めの一歩はズバリ「冗長表現を削ること」。冗長表現とは、不必要な言葉を文章に入れ、無駄に長い文章になってしまっていることを指します。以下で、具体的に削る方法を見ていきましょう。
冗長表現を削るテクニック
じきるう:
たとえば、よくやってしまいがちなのが「可能表現」。「~することができます」「することが可能です」は「~できます」「~可能です」と短縮できますよね。
もちろん、前者を使っちゃいけないわけではないですが、意識して使い分けることでシンプルな文章への第一歩に繋がります。
じきるう:
また、「形容詞」は多用しないほうがすっきり見せられます。「とても」「非常に」は強調表現の形容詞としてよく見かけますが、多用すると長ったらしく、野暮ったい文章になる恐れもあります。ここぞという場面だけに使うのがおすすめです。
このほかにも、
「二重否定を削る」
「順接の接続詞を削る」
「なくても支障のない前置きを削る」
「過剰な敬語を削る」
「~といえる、~ということを削る」
「いかがでしたか?を削る」
などなど……さまざまなテクニックがあります。
まとめ
今回は、ライティングをもっとハッピーに、そしてわかりやすくするための勉強会をお送りしました。
正直、この勉強会レポートを書く時も「冗長表現、使いまくってたな」と反省する面が多々あり、勉強になりました……!
勉強会ではライター、編集以外のメンバーからも「それダメなのかー!」「わかりにくくしてたかも……」と反省の声が。ぜひ、自分の文章を今一度見直し、日常の文章力を高めていきたいですね!
GIGでは、今後も、ユーザーのみなさまに価値あるサービスをお届けするため、社員一同学びを続けていきます!