こんにちは!株式会社ギャプライズ HR推進室の川満です!
今回は、マーケットインテリジェンス事業部のセールス担当、及川 裕貴(おいかわ ゆうき)さんのインタビューをお届けします。ギャプライズにジョインした経緯や現在の仕事、今後のキャリアビジョンについて語ってもらったほか、候補者の方に向けたメッセージもお伝えします!
■まずは東京でチャレンジを、興味があったIT業界への進出
――ギャプライズにジョインする以前の経歴を教えてください
大学卒業後、地元の地方銀行で融資業務と金融商品の営業を3年間経験しました。金融業界に進んだきっかけは、もともと興味があったこと、そして何よりも僕の地元である宮城県の南三陸という地域が被災地だったので、地元に残って何か貢献したいと考えたからです。
その後は、東京で転職活動を始めたのですが、銀行を辞めてからの活動だったこともあり、時間もあまりなかったので、人材紹介エージェント経由で転職活動を進めました。経験を積むための第一歩として、大手自動車部品メーカーのグループ会社に入社し、主に製造業や自動車メーカー向けに空調や照明の設計、導入を担当。その後も働きながら並行して転職活動をして、2019年7月にギャプライズに入社しました。
――カチッとした印象の金融系からIT企業へ転職をした理由はなんですか?
やりたいことを実現したい、という想いからですかね。地銀時代にもやりたいことをやっていたのに、またやりたいことって言っているのは少しおかしいかもしれませんが、地元の南三陸の支店へ配属されてから3年経過した頃に、「被災地である地元に残って地域貢献したい」という想いが今の仕事で実現できているなと感じたんですよね。なので、「新たに自分のやりたいことにチャレンジしてみよう」と思い、転職を決意しました。
初めての転職活動を始めるにあたって、地方人口の少なさから、ゆくゆくは日本企業全体で人のリソースが足りないという問題が深刻化してくると考えていました。なので、企業のリソース問題やマーケティング活動を効率よく改善できる仕事をしていきたいと思い、「市場が伸びているIT業界」という転職軸で動き出したんです。ただ、IT業界にチャレンジしたものの、業界未経験であることや、地方から上京することを懸念されてしまうことも多く、東京で最初の転職活動は希望どおりとはいかなかったんですよね。なので、「やりたいことを実現する」ためにも、まずは金融以外の企業へ転職して、その次のステップでIT業界へ転職することにしました。
――ギャプライズとはどのように出会ったのですか?
2回目の転職活動で再度、IT業界にチャレンジしようと思ったとき、普通に転職活動をしても1回目と同じ結果になってしまうのは目に見えていました。そこで、転職活動準備中に知識と経験をつけようと、地銀時代の経験を活かして金融系のメディアを立ち上げました。ちょこっと収益が上がるくらいまでは育てられたんですが、検索エンジンの評価が特に厳格な金融の領域ということからメディアの品質を保持することが難しく、1年くらいでクローズしてしまったんです。個人としての限界を感じていた中、友人から「面白いツールがあるよ!」とWebサイトが送られてきて、見てみたら『Similarweb(シミラーウェブ)』というツールのニュース記事がそこにありました。「え?こんなに面白いツールが世の中にあるのか!」と一気に興味を持った瞬間でしたね。メディア制作において、これまで様々なツールを試していたのですが、操作が簡単で、しかも無料で競合分析ができるツールは他には無かったので、圧倒的な驚きを感じました。
その後、転職活動をしている中で、Similarwebを扱っている企業がギャプライズだということ、そして、そのギャプライズが求人を出していることを知って。なので、いろんな縁が重なってギャプライズと出会えたという感じですね。
参考情報:
Similarweb : https://www.similarweb.com/ja/
――なぜ、ギャプライズにジョインしたのですか?
自分が身を置く環境は、一緒に働く人もすごく重要だと考えています。その人たちと一緒に成長をしていきたいと思っているので、共に成長が望めない環境であれば、もしやりたいことができていたとしても、僕にとってはあまり良い環境とは言えません。些細なことですが、ギャプライズはオフィスに訪問させていただいたときに、取締役の方とメンバーの方が、とてもフラットに話してるのを見たり、面接で部署のメンバー一人ひとりのことを丁寧に説明してくれたことで、一緒に働くメンバーの方々にも魅力を感じられましたし、とにかく社内の雰囲気や風通しが良さそうだなと感じたんです。他に選考を受けていた会社と比べても、選考で話す人たちの「人としての魅力」にとても惹かれる部分があり、「この人たちと一緒に仕事がしたい!」という想いがどんどん強くなっていったんですよね。
もちろん、海外の最先端ツールを扱っていて、高いレベルの経験ができることも魅力に感じましたが、最終的に決め手になったのはやっぱり「人」ですね。人というのは僕の中で会社を選ぶ大きな選定基準になっているので、僕にとってギャプライズは言うことなしの環境でした。
――入社後のギャップはありましたか?
特には…あ!すごくどうでもいい話かもしれないんですけど…ありましたね(笑)。二次面接の担当の方が、僕が配属される部署の責任者の方だったのですが、見た目の印象がかなりファンキーでそこはびっくりしました(笑)。入社してみたら見た目の印象と全然違う人で、仕事に対してとにかく真面目で、理不尽さも全くないですし、一緒に仕事していてすごく働きやすいので、良いギャップですね!
■変わりゆく市場で自身ができることとは
――現在の仕事内容を教えてください
僕の所属するマーケットインテリジェンス事業部では、インサイドセールス、フィールドセールス、カスタマーサクセスに分かれていて、僕はフィールドセールスを担当しています。メインで取り扱っているのはSimilarwebや『Sisense(サイセンス)』といったプロダクトで、市場や社内から収集したデータを分析し、その結果をクライアントの業務プロセスに活用していくことで様々な課題を解決し、ビジネスを活性化させていくことが僕たちの部署の役割になります。
商談までの基本的な流れとして、ギャプライズのツールに興味を持っていただいた企業へインサイドセールスがヒアリングと商談設定をおこない、僕たちフィールドセールスが提案をするという流れになっています。ただ、クライアントの要望によっては、僕の部署で扱っているプロダクトで解決できない場合もあるので、そういった場合は他事業部に連携し、他のプロダクトでクライアントの要望に応えています。クライアントの満足度をあげるためにもこれからはマーケットインテリジェンス事業部内で、どんどん新しいプロダクトを立ち上げていこう!という話が出ていますね。
参考情報:
Sisense:https://sisense.gaprise.jp/
――新しいプロダクトの担当者はどのように決めているのですか?
現状、ギャプライズのメインプロダクトはSimilarwebなのですが、それだけに依存するのは良くないということで、「新しいプロダクトの立ち上げにどんどん注力していこう」というフェーズに入ってきています。新しい情報は主体的にキャッチアップしていく環境ですが、プロダクトが立ち上がる際は全社公募制をとっていて、部長や役員の人たちが話し合い、その公募の中から適任者を決めています。次のタイミングでは僕が新しいプロダクトを担当したいですね。
――新しいプロダクトのお話が出ましたが、市場はどのように変化しているのでしょうか?
日本はアメリカと比べると7~8年ほど、SaaSなどのプロダクト導入が遅れていると言われています。ただ、日本でも年々、問い合わせや導入は加速してきています。特に今の時期はコロナ禍の影響で、全国的にもリモートワークになってきているため、ギャプライズで取り扱っている『monday.com(マンデードットコム)』というタスク管理ツールの問い合わせ数が非常に増加しています。環境や状況によって、クライアントの課題やニーズが変わってくるため、様々なプロダクトを取り扱っていることで、クライアントの状況に合わせた提案がしやすいという点はギャプライズのセールスとしての強みだと実感しています。
参考情報:
monday.com : https://monday.gaprise.jp/
――営業の仕事をしている中でどんなときが楽しいですか?
Similarwebは、ベンチャー企業から大手企業まで様々な企業の新規事業立ち上げ時の、競合や市場調査をする際に利用されることが多いのですが、クライアントの新サービスがリリースされたとき、Similarwebや自分が少しでも貢献できたことに大きな喜びを感じます。提案時にヒアリングした、クライアントの「Similarwebを使ってやりたいこと」が実現できたときはテンションが上がりますね。
また、クライアントとマーケティングとは関係のない分野の話をしているときに『Powtoon(パウトゥーン)』や『alli(アリィ)』などの新規プロダクトの紹介ができて、プロダクトの良さや課題解決の可能性を見出してもらえたときはすごく嬉しいです!
参考情報:
Powtoon:http://powtoon.gaprise.jp/
alli:https://alli.gaprise.jp/
――逆に、大変なことはどんなことですか?
何も情報がない中、手探りの状態で新しいプロダクトを立ち上げていくことに難しさと大変さを感じています。プロダクトの日本法人があれば相談も気軽にできるのですが、日本法人がない場合は海外法人と直接のやりとりが必要で。僕はあまり英語が得意ではないので、かなり苦労しています(笑)。また、時差の関係ですぐに対応できないことも多く、対応スピードの早さという観点では、クライアントに対して少し迷惑をかけてしまうこともあるので、そういったときは心苦さがありますね…。
■新しいプロダクトを立ち上げたい、そのためにはまだまだ成長しつづける
――ギャプライズの魅力を教えてください
魅力としては、優秀なメンバーが多いという点と、「手を挙げれば何でもチャレンジできる風通しの良い環境」という点ですね。例えば、会社として注力しているmonday.comというプロダクトは、新卒3年目の宮薗さんという方が手を挙げて総合的に担当しています。ギャプライズでは年次や経験年数は一切関係なく、しっかりと自分の考えを発信、行動していけば、誰にでもチャレンジできる風土があります。
――仕事以外のギャプライズの魅力的なところは?
経営陣からメンバーまで、みんな仲が良いところですね。堅苦しい関係は一切なく、フランクにコミュニケーションが取れると感じています。実際に、僕が入社して半年ほど経ったとき、取締役の土井さんが釣りが好きなことから、新島へ泊まり込みで釣りに連れていってくれたんです(笑)。それまでは全く話したこともない状態だったのですが、僕が港町出身で釣りが好きということで誘っていただいて、それからはシーズンになる度に、一緒に行かせていただいています。前職まではコミュニケーションが少し堅い環境だったので、良い意味でのカルチャーショックを受けましたね。
また、「横軸ランチ」という制度もあって、いろんな事業部の方々が複数で混ざり、Zoomを繋ぎながらランチをすることがあります。普段の仕事では接点のない方も多いので、こういった取り組みがあるのは嬉しいですね。あと、最近「バーチャルオフィス」を導入しました。仮想上のオフィスにはなるのですが、そこに社員全員がログインをして、簡易版の某どうぶつほっこりゲームみたいになっています(笑)。こういった制度やツールの導入は、バックオフィスの方々が工夫して考えてくれていて。コロナが始まったとき時のリモートへの切り替えもすごくスムーズだったので日々助かっていることは多いですね。
――将来のキャリアビジョンを教えてください
将来的に環境が変われば自分の考えも変わっていくと思っていますので、あくま現状の話ですが、1~2年後までには新しいプロダクトを自分自身で立ち上げてみたいと思っています。そして最終的には、そのプロダクトを黒字化させて事業部として独立させたいですね。そのためには、日々の業務はもちろんですけど、もっと周りを巻き込む力をつけていかないといけないと思っています。また、日本法人がないプロダクトの立ち上げは、社内外問わず、様々な人と関わると思うので、調整力も重要になってくると考えています。まだまだ努力しなければいけないことが多いですが、目標の実現のためにも精一杯やっていきたいです。あ、あと英語力も必要ですね(笑)。
――最後に候補者の方に、メッセージをお願いします
主体的に情報をキャッチアップして仕事を楽しめる人にとっては最高の環境だと思いますよ。扱っているプロダクトも海外のものでレベルが高いですし、プロダクト自体もどんどん進化していくので、そういった環境を楽しめる人はすごく合っていると思います。会社規模もそこまで大きくないですし、教育制度が整い切れてないからこそ、主体的に成長していきたい、自分の市場価値をあげたい人には多くのメリットがある会社です。「主体性」や「主体的」というワードにピンとくる方はお待ちしています!