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【副社長インタビュー】「業界を創るのではなく、業界そのものを押し上げる原動力に。」オフィスデザインを始めとしたトータルコンサルティングを手掛ける、フロンティアコンサルティング

株式会社フロンティアコンサルティング
代表取締役副社長
佐々木 真志

オフィスデザインや移転、内装工事、レイアウト設計など、オフィスに関することを幅広くトータルでコンサルティングしている同社。創業から13年経った今、改めて展開されている事業や今後のビジョンについて、代表取締役副社長の佐々木さんにお話しを伺いました。現在注力されている事業や近年のオフィスに対するニーズの変化まで、佐々木さんの事業に対する想いを語っていただきました。

デザイン・ファンクション・テクノロジーを切り口にしたオフィス設計

ー本日はよろしくお願いいたします。

御社は2007年に創業されて、今年で14年目になります。現在ではオフィスのデザインをはじめ、設計・施工までトータルでコンサルティングをされていますが、どのような事業を展開されていますか。

当社はまずWPS(Work Place Solution)事業部という、お客さまのニーズに合わせた働く場所を作るチームからスタートしています。

次にビルリノベーションをおこなうBC(Building Construction)事業部ですが、この事業はビルオーナーが持っている課題感を一緒に解決していくようなチームになります。現在は入居率や賃料アップによって収益化を固有できるよう、ビルの改修などをメインにおこなっているチームになります。

3つ目はITS(Information Technology Service)事業部です。オフィスはデザイン(意匠)・ファンクション(機能)・テクノロジー(技術)の3つの切り口で出来ていると思っています。その最後のテクノロジーを担当しているのがこの事業になります。

テクノロジーの領域はすごく広いのですが、ネットワークや電話など一般のインフラから新しいテクノロジーまわりを提案できるようなチームとして存在してくれています。まだ世にないものも恐らくたくさんありますが、これから出て来るものでもキャッチアップして提案できるチームにしていきたいです。

最後のSOI(Strategic Office Intermediation)事業部はオフィス物件の仲介をしているチームです。主に東京にオフィスがあるお客様に対して仲介をしていますが、東京に本社があるお客様が地方に展開された時は地方の物件を紹介することもあります。


ーそれぞれ新しい事業を始められるきっかけはありましたか?

ビルリノベーションに関しては、私たちのビジネスを発展させるために作った新規事業になります。元々は原状回復や内装工事をメインに受けるチームだったのですが、部門として独立したリノベーションの事業となりました。

ITS事業部は、ITのインフラやテクノロジーをそれまで外部にお任せしていたのですが、やはり分解していくとICTやITSという部分は大切だな、とずっと思っていました。オフィス業界はデザインやインテリアがメインになるので、その分野が強い会社はたくさんあります。

1人の人間がテクノロジーまわりを全部やり切るのは難しいですし、外部の人間に任せると提案の幅が狭まってしまう。先ほどお伝えした「デザイン・ファンクション・テクノロジー」の中のテクノロジーはやっぱり自社でやりたいと思って作ったのがITS事業部でした。

また、物件仲介に関しては、別会社でやっていたものを引き継がせていただいた形で、もうご縁ですね。初めてM&Aをおこなった会社になります。

オフィスがこうであるという答えはない

ー現在の事業の中でも、特に注力されている事業はありますか。

全てがサイクルとして動いているので何か一つということはないのですが、急速に伸びてるのはBC事業部です。今はビルオーナーの意識が変わってきていて、所有から転売がすごく活況とされています。

2008年のリーマンショックや2011年の東日本大震災などでビルの価値が下がり、空室率が増加した時期から、今は逆転して空室が少ない状況です。本当にすぐそこの東日本橋までの問屋街だったところもガラガラだったのに、あの辺ですらもう人がどんどん増え、オフィスが入居しています。

昔だと坪単価1万円ほどで借りられたのですが、現在はその1.5~2倍ほどになってきています。ただそのまま貸してしまうとなかなか値付けが出来ないので、ビルをリニューアルした時に内装も変えて賃料を上げることで利回りが上がり、売買が生まれています。そのため、ビルの売買は100億以上のものと言われてたんですが、100億未満のビル売買が活況になってるのが我々にとって追い風になってます。


ー今後御社の事業目標は何でしょう?

オフィスというのは、以前は本当に小さい産業でした。しかし今、お客さまの目線がどんどんオフィスに投資をする方向に向かっていて、オフィスの仕様自体が変わってきている状況があります。

その中でオフィスがこうであるという答えはないと思っています。ニーズは増えているのは事実なので、オフィス業界がどんどん進歩して進化してるんだな、というのは最近すごく感じています。

私たちはそこをリードするような会社になりたいし、そのマーケットを作っていく最先端にいたいというのは目標として持っています。ただ、私たちだけが業界を作るわけじゃないので、業界全体として押し上げていく必要があるし、その中でうちが一番前の方にいることを目指しています。

すごく圧倒的な一人勝ちをしたいっていうわけではなく、業界がよくなるためにうちがやれることがあればいいなっていう感じです。いい会社だという自負がありますので、私たちがそういう業界を作れるのがいいのかなと思っています。


先端の考えにこだわらない、ニーズに合ったオフィスづくり

ー最近ですと、働き方改革などオフィスに求められる環境も注目されていると思います。今までと具体的にどのようにニーズは変化していますか?

ニーズの変化は何段階かあると思います。元々は文房具屋さんやオフィス家具屋さんなどのメーカーが、机や椅子を並べて島型対向型のオフィスを作って終わり、というのが業界のスタートラインです。

そこからデザイン性を求めるようになり、壁やエントランスをかっこよくしたりちょっとシャープなデザイン性が高いオフィスが増えていきました。そして現在のような働き方や機能性を求め、どういうオフィスがいいんだっけ、みたいなものが改めて考えられていると思います。

もちろんまだコスト面を一番に考えてるお客さまもいますし、働き方を考えてる人たちもいらっしゃるでしょうし、もっとニーズは変化してくるでしょう。オフィスは所有するのか非所有なのかとか、ファーストプレイスが家だとするとセカンドプレイスがオフィスで、サードプレイスはカフェやコワーキングスペースだったり、働く場所の変化は激しいなと思っています。

もちろん今の時代の先端の考え方もありますが、中には全然そのフェーズではない人たちもいらっしゃるし、その考え方自体が必要のない人もいらっしゃると思います。お客さまのニーズに合ったものが出せればいいなと思ってますね。

ー佐々木さん、ありがとうございました!

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