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今回は、同じくプロダクト本部仕入チームの2年目社員、山元 錬(やまもと れん)さんです!
大学を留年し半年遅れで入社した山元は、上長の後藤シニアリーダー(SLD)からは「自分と似たタイプ」と言われるほど短い期間で頭角を現しています。
そんな山元さんが、なぜ半年遅れでの入社でも活躍できているのか?原動力や仕事で大切にしていることなど、いろいろと聞いてみました!
半年遅れの入社で感じ続けた「焦り」
――まずは、新卒でFANTASを選択した背景を教えてください。
実は、就職活動を始めたのが周囲よりだいぶ遅くて。大学4年生の夏くらいからでした。
大学を留年する可能性があったので、就職活動しても意味がないんじゃないかと思っていたからです。 そんなどっちつかずの状態でいた時に友人から「さすがにちょっと活動しといた方がいいと思うよ」と言われて。その友人の紹介でFANTASを知り、説明会に参加しました。
――不動産業界に興味があったのでしょうか?
不動産業界はなんとなくすごい額の取引をする仕事というイメージしかありませんでした。恥ずかしながら留年しそうだったので、FANTASに絞って就活をしていました。
――最終的にFANTASを選んでくれた理由は?
やっぱり一番は理念がいいなと思ったからです。
実は、大学2年から卒業まで働いていたBarの店長が言っていたことと同じなんですよね。
「お客さんに接する時は、ファンになっていただけるように」って。
僕が心から尊敬していた方と同じことを言っている会社は、FANTASしかないだろうなって、この会社に入りたいなと思いました。
そのあとは同期の内定者と交流を重ねる中で、この仲間たちと一緒に4月から働きたいなっていう気持ちでいっぱいでした。でも、残念ながら単位を落として卒業ができなくて...結果的に半年遅れて、10月入社になりました。
――半年遅れで入社することになった時にどう感じましたか?
当時、最初に感じたのは「焦り」でしたね。
通常は内定取り消しにもなるようなことではあると思うのですが、私は、幸いにも入社を許可してもらいました。
この半年間っていう期間は短いようで、とても長かったです。自分が大学の単位取得と資格取得の勉強をしている間に、半年早く業界に飛び込んだ仲間達が社会人として働きスキルアップしていく。その一方で、自分はまだ大学生であるという事実に焦りは大きかったですね。
希望していた部署ではない配属先での初契約で感じた「高揚感」
――晴れて10月に入社し、コンサルタントの部署への配属予定だったと思いますが、実際にはプロダクト本部の仕入チームと聞いてどう感じましたか?
僕はコンサルタントだろうという勝手な想像をしていたのですが、当時の人事の方から「山元さんには、まずは仕入の部署にいってもらうから」と言われて、「なるほど」みたいな(笑)。
仕入と言われてもどんな業務か全く分からなかったので半分楽しみであり、ただもう半分はコンサルティング業務もしたかったなっていう気持ちがありました。でも、実際に配属されてから今は仕入の面白さを知れたので、そのプロとしてやっていきたいなと思っています。
――それはいつぐらいに変わりましたか?
翌月になんとか初契約をあげることができたときですね。1,000万円、2,000万円の売買契約書に押印する時は、最初は手が震えて...すごく不思議な感覚でした。ちょっと前まで大学生だった僕が、今、何千万という契約をしていることに対して、なんだか大きいことを成し遂げた気持ちになりました。そこから仕入って楽しいなと感じるようになりました。あとは他の不動産業者と交渉している先輩方の姿を見てカッコいいなって思ったからですね。
――仕入業務の面白さややりがいはどんなところに感じていますか?
他社との交渉ですね。
また、自分が仕入れた物件が、コンサルタントを通じてすぐにお客様にご購入いただけた時はとても嬉しいです。お客様にご満足いただけるような良い物件を仕入れることができたなという風にやりがいを感じます。
あとは、同業他社との競合中、同額で入札した場合でも売主が自分を選んでくれたときなどもそうですね。物件の仕入は入札で行うのですが、良い物件であるほど購入したい会社がたくさん入札します。ライバルと僕が提示している金額が同じで、その他の条件もほぼ同じ時に、「じゃあ山元さんにお願いします。」と言ってくれた時は、その方がファンになってくださっているなって感じます。
――どういう対応ができるとそのような結果につながると思いますか?
スピードはすごく意識しています。待たせません。僕の頑張りでなんとかなる部分は負けないようにしています。他社がやらないスピード感で対応している自信はありますね。
――スピード以外に仕事で大切にしていることはありますか?
QCDです。クオリティ、コスト、デリバリーの頭文字をとった言葉です。芝田専務がよくおっしゃっていることで、有坂の話にもありましたが、より良い不動産を、必要とされているタイミングで、適正な価格で、お客様に供給していくことです。それが、プロダクト本部としての価値だと。なので、タイミングとかはすごく意識はしていますね。
あとは、自分で考えることも大切にしています。すぐに調べれば答えの出てくるこの時代において、考える・思考するという機会が少なくなっている気がします。頼りがいのある先輩方がいるので聞けばすぐ教えてくれますが、それは成長じゃなくて、思考停止じゃないかと思っています。自分で考えて「こうじゃないだろうか」という仮説を出して、自分なりの回答ができてから、それが合っているか確認するという習慣づけをしています。
最高の同期や上司に恵まれた環境で、チーム力で会社を支える
――同期との関係性はどうですか?どのようにコミュニケーションをとっていますか?
全員が秀でたとこもあり、ダメなとこもあり、強みと弱みがはっきりしていますね。
よく連絡も取り合っています。仕事では、物件のことで相談したり、逆もまた然りみたいなこともありますし、プライベートではサウナ行ったり、飲みに行ったりと、コミュニケーションは多い方ですね。
――同期で相談し合える関係性ができているのは素敵ですね。
いろいろな部署に同期がいるので相談がしやすいです。僕と有坂は仕入チームにいて、コンサル(コンサルティング本部の略)にもいるし、ストラテジー(経営企画)や事業企画もいる。なんというか、同期でいろんな部署から会社を支えている感じがしますね。
――確かに、新卒が1年目から色々な部署に点在しているのはFANTAS初ですね。期待しています。続いて、山元さんの上長の後藤SLDについておうかがいします。山元さんにとって、後藤さんはどんな存在ですか?
憧れであり、頼りになる存在であり、超えなければならない壁です。迷ったときには素早く適切な判断をしてくれるので安心感がすごいです。
自分達や部署全体を見守ってくれているので、自信をもって業務に望むことができます。あとは、SLD という立場でありながら遊び心を忘れない所が、とても魅力的でかっこいい大人な男だと思います。
――どのような所がそんなに魅力的なのでしょうか?
あまり「負」の部分を表に出さないところですね。日々の業務の中で売買契約書のドラフト確認があり、結構手間のかかる作業なのですが、自分が確認した後に後藤さんにもお願いしています。その作業を一度も断られたことがなくて。
どれだけ忙しい時にでも「オッケーやっとくよ」みたいに、すごく爽やかに言ってくれるときに、大人だな、かっこいいなって思いますね。
なので、僕もこの先でも後輩ができて、同じように頼まれたら、さわやかに答えようと思っています。 会社に入る前に周囲から「上司は選べないぞ」って言われていたのですが、最高の上司に出会えたなと思いますね。
――そんな後藤SLDに、山元さんの印象をこっそり聞いてみました。後藤さんからみて山元さんはどんなメンバーですか?
自分と似たタイプだと思いますね。人に媚びない頑固さや自分の中での目標があります。他人に目標を設定されるタイプじゃなく、自分で決めてそこに対して自分でスケジュールを立ててしっかり取り組んでいますね。最近そういう若手がいなかったから、ようやく出てきたか〜って嬉しく感じています。
――後藤さんありがとうございました!
自分がきついと感じる時こそ“ラクダチャンス”
――では、山元さんのお話に戻ります。FANTASに入社してから成長実感はありますか?
大学を留年するくらい誘惑に弱い人間でしたが、少しは強くなったかなと思います(笑)。
芝田専務の哲学研修を受けてから、自分がきついと感じる時こそ“ラクダチャンスだ!“と自分を鼓舞して頑張れる人間に少しずつ近づいている気がします。
――”ラクダチャンス”とは何でしょうか(笑)?教えてください!
簡潔に話すと、自分がきついと感じた時こそ成長のチャンスだということです。ニーチェによれば、僕らのような若手が目指すところは「ラクダ」なんです(注:個人の解釈です)。
仕事できついなと感じる時はもちろんありますが、そんな時は、ぐっと我慢します。同期の中での共通認識というか合言葉というか、「きついな〜」「それ、いま”ラクダチャンス”じゃん!」みたいな。よし頑張ろうって思います。
――“ラクダチャンス”で獅子(※)になる鍛錬をしている真っ只中かと思いますが、今の目標や自身の将来のキャリアビジョンについてはどのように考えていますか?
もちろん仕入のリーダーです。 後藤 SLD がいつまでも見守っていてくれるとは思っていません。
自由な人なのでフラっといなくなりそうで怖いです(笑)。
いざという時には自分がみんなを率いて、より高い水準で結果を出していけるような集団を目指していきたいです。後藤さんの後釜になれるように、ゆくゆくは彼を抜くつもりでいます(笑)。
※『ツァラトゥストラはかく語り』で語られる「超人」に至る第二段階。自由な「意志」の象徴。
――何をもって抜いたといえそうですか?
まずは月間の仕入件数、そして年間の契約件数で上を目指したいですね!
半年の差は一生埋まらない。でもそれが自分の原動力となる。
――最後に、1年間を振り返ってみて、今どんなことを感じていますか?
ほんとにあっという間でした。走り抜けた1年間でしたね。常にやらなきゃいけないことがあって。
でもそれって非常にありがたいことだと思っています。やるべきことが常にあることは大変かもしれませんが、苦痛と思うかどうかは自分次第であって。そのような状況に感謝できる人が活躍できるのではないでしょうか?
――半年の遅れの入社の差は埋まったと感じますか?
半年という期間はやっぱり一生埋まらないなって思います。遅れて入社してガッツでやってる僕が、いま同期と肩を並べて頑張ってやれていることで、その半年間が埋まったんじゃないかと言ってもらえることは嬉しいのですが、でもそれは一生忘れちゃいけないことだと思っていて。留年したことは普段は笑い話にしていることが多いのですが、自分がきつい時とかに「お前は半年遅れているんだぞ、大学を留年したんだぞ」っていう風に自分を奮い立たせていることが多いですね。
なので、学生の皆さんには、ちゃんと単位を取得して卒業することが大切だということを一番に伝えたいです。でも僕は、留年したからこそいまの自分があると言えるように頑張っていきたいと思います。
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いかがでしたでしょうか?
入社半年で先輩達と肩を並べる契約を上げ、8ヶ月目でアシスタントチーフに昇格した山元ですが。その原動力には、「埋まらない半年間」と「ラクダチャンス」という合言葉がありました。
どんな取引先の方にも果敢にアタックして、「得意」だけでなく「不得意」も克服しようとしている姿を見ていると、獅子になる日もそれほど遠くないかもしれません。
これからの成長が楽しみです!
次回もFANTASの魅力的な社員のSTORYをお届けする予定です!
お楽しみに!