エフ・コードは、デジタルテクノロジーとマーケティングの力を活用し、企業の未来を切り拓くパートナーとしてこれまで成長を遂げてきました。規模や業種、地域を問わず、企業がデジタルトランスフォーメーション（DX）を推進し、競争力を高められるよう、お手伝いをしています。

こちらの記事では、営業部長の宮村さんに「これまでのキャリア」「エフ・コードでの働き方」「エフ・コードの魅力」についてお話しいただきました！

宮村 捷也 / 営業部長

早稲田大学基幹理工学部を卒業後、三井不動産リアルティでキャリアをスタート。新卒時代に営業スキルを磨き、デジタルマーケティングの可能性に魅了され、キャリアの方向性を大きく転換し、エフ・コードに参画。「クライアント以上にクライアントのことを、そしてその先にいるエンドユーザーのことを考える」という信念を持ち、マーケティングの本質的な課題解決と価値最大化に取り組んでいる。

営業スキルを磨くため、不動産の世界へ

ーーでは、簡単にこれまでのご経歴についてお話しください。

早稲田大学の基幹理工学部卒業後は、三井不動産リアルティに入社しました。当時は、やりたいことが明確にあった訳ではなく、「社会で生きていく上で営業的なスキルや経験は非常に重要」と感じていたことから三井不動産リアルティを選んだんです。不動産業界では、高単価で個別性の高い商材を扱うため、営業として学べることが多いと考えていました。

一方で、目の前のお客様に価値を提供するだけでなく、より広く多くの人に価値を届ける方法はないのか？を考えるようになり、次第にマーケティングについて興味を持つようになりました。

当時はデジタルマーケティングが盛り上がっていた時期で、WebやSNSの力を使って価値を最大化することに魅力を感じました。

しかし、4,000〜5,000名の従業員がいる大きな組織では、自由にキャリアチェンジが出来なかったことから転職を考えるようになり、転職活動の中でエフ・コードとの縁があり、入社へと至りました。

ーーエフ・コードにご入社した決め手は何でしたか？

当時、他にも複数の企業を見てはいましたが、エフ・コードは「デジタルマーケティングやデータ解析など、自分のやりたいことがあった」ことがまず魅力的に感じました。

大企業特有のしがらみもなく、スピード感を持って業務に取り組める環境だと感じ、それも入社の後押しになりましたね。面談した際に代表やチームリーダーとの価値観も近く、タイミング的にも、これから一緒に会社を大きくしていける可能性を感じたことも魅力的でした。

ーー宮村さんが営業部長として携わる部署について教えてください。

実は昨年の11月頃に発足したばかりで、正式な部署名はまだありません。仮称ですが『統合提案チーム』とでもしておきます。携わる業務としては、広告代理店における営業職（ビジネスプロデュース職）がイメージとしては近いと思います。

エフ・コードグループにはデジタルマーケティングの課題を解決する様々なサービス（事業）や企業があり、各領域のトップクラスの専門家が集っています。

例えば、Web広告やSNS広告、SNS運用、CX（カスタマーエクスペリエンス）、サイト制作、データサイエンス、クリエイティブ、エンジニアリングなどです。

これらを使ってクライアントのマーケティング課題を解決していくのですが、ただ各ソリューションを提案するだけではありません。

クライアントの成長戦略を描き、それを具体的な施策に落とし込み、必要なツールやサービスを整えます。そして、それらを実行する最適なチームを編成し、プロジェクト全体を円滑に進めること、そしてクライアントの事業成長に最後まで伴走することがメインミッションです。

与えられた席、されど可能性は無限大

ーー宮村さんが営業部長に抜擢された背景についてお聞かせください。

シンプルに言えば、誰もいなかったからです（笑）当グループは上場以降、9社を抱えるグループとなり、ソリューションが急激に増えました。そのため、各領域のスペシャリストが揃っていて、ピンポイントの課題解決には長けています。ただ、事業を本質的に成長させるためには、眼の前の課題だけでなく全体を俯瞰しながら成長戦略を描きプロジェクトを推し進める役割が必要です。当時はその役割を担うチームがまだありませんでした。

グループとして成長するためには、各事業が伸びるだけでなく、グループ全体として連携していく必要があります。そんな中で、「誰がやるのか」という話になり、「宮村なら今までいろいろやってきたし、できるんじゃないか」と感じていただけたようで、このポジションになりました。

ーーこれまでにどのような支援を行いましたか？

直近では、大手の金融機関様向けにROIを最大化するためのご提案を行いました。

ROIを最大化するためには、商品やサービスが大好きで長くご利用いただける優良顧客、つまり”ファン”を多く生み出すことが重要です。既存のお客様に”ファン”になっていただくための取り組み、いわゆるCRMの領域に力を入れている企業様は多いですが、そもそも”ファン”になっていただきやすい方に、新しいお客様となっていただくことは多くの企業で出来ていません。

クーポンや初回セール、無料体験、ポイントなどのインセンティブで顧客をとにかくかき集め、そこから”ファン”になっていただくために頑張るというのがよくある取り組みですが、ユーザーが定着しづらく中長期的な目線では投資効率が悪くなりがちで、実は事業成長にあまり貢献していなかったということはよくあります。

そこで、既存のお客様の中にいる”ファン”の特徴をデータ解析で洗い出し、その解析結果をWEBやSNS広告の最適化AIに学習させ、そもそも”ファン”になりやすいユーザーに集中して広告が届くような取り組みをご提案しました。

金融機関様の場合、申込みを得るだけや、ただ口座を開設いただくだけでは意味がありません。お客様の与信状況や、その後継続的に、より長い期間ご利用いただけるかどうかが非常に重要です。

これまでは顧客データと広告データが分断されており、最適化のポイントはWEB上で分かる「申し込み」で留まっていたようなので、ROIを最大化するためのデータ基盤構築からご支援させていただくこととなりました。

ーー今後、宮村さんが部長になったことでどのような変化が起きるでしょうか。

これまでは、それぞれの事業部で個別の課題に対応してきました。例えば、広告、CRM、SNSなど、散らばった課題に対して適切なソリューションを提供しており、一定の連携はあったものの、「部分最適」だったと言えるでしょう。

また、グループ会社内でも企業ごとの事情や部署の違いがあるので、それぞれが個別の課題に取り組む形になり、全体を横断的に連携させることは難しい状況でした。

しかし、マーケティング活動は本来、有機的に繋がっているべきであり、「全体最適」を図ることで、より高い効果を生み出せます。そのため、今後は全体を見た上で、クライアント企業の根本的な課題にアプローチしていきたいと考えています。

各チームの責任者や部長と話し、事業の根本的な課題は何か、現在はどのような状況なのかを整理した上で、最適な解決策を提案していきたいですね。

ーーまだ部長になって一ヶ月程度とのことですが、宮村さん視点で感じるエフ・コードの強みはありますか？

クライアント企業に合わせて、柔軟に対応できること、そしてどんな領域にも専門家がいることが大きな強みです。

グループ内の企業が増えたことで、対応できること、解決できることが非常に多くなりました。以前は社内のケイパビリティが限られていて、「これをすべきだけど、うちではできない」ということもありましたが、今はそういった制約がなくなりつつあります。

必要なものは取り入れ、不要なものは削除するなど、グループ内で完結できることが非常に大きなポイントだと感じています。

ーー宮村さんが現在の仕事において大切にしているマインドはなんでしょうか。

クライアント以上にクライアントのことを、さらにその先の生活者のことを考えることです。商品やサービスがどのようにユーザーに価値を提供し、どんな世界を実現するのかを常に考えています。ユーザー中心の視点を持ち続けることが、私の仕事の根幹にあります。

上場企業の基盤を駆使し、ベンチャー級の速度で目標実現へ！

ーー社内の文化や雰囲気について教えてください。

上場企業、かつ、グループ全体で約200名の規模ですが、役員や経営陣との距離が非常に近く、自分がやるべきだと思ったことを意見し、実行することが求められ、そのスピードも速いです。そのため、個人的には、モヤモヤがなく、やりやすい環境だと感じています。組織の壁を気にせず、建設的な意見を言える文化があることが魅力的です。

ーー宮村さんがこれからやりたいことはありますか？

目の前の目標は、『（仮称）統合提案チーム』を拡大し、1社でも多くの企業様の事業成長に貢献していくことですね。

将来的には例えばECや観光、スポーツ関連などの事業会社を作る、またはM&Aで取得し、様々な事業の当事者となって、これまで培ってきたデジタルマーケティングの知見を注入していくことに興味があります。

自分たちで事業を作り、これまでの知見を活かせる可能性に、非常にワクワクしていますね。具体的な道筋はこれからですが、経営陣と建設的な議論を重ねながら、可能性を探っていきたいと考えています。

ーー共に成長を目指すメンバーとして、どのような方と一緒に働きたいですか？

経験も重要ですが、それ以上に、未経験の領域にもオープンマインドで主体的に動けることが大切です。自分にできないことや関わったことのない領域に対して拒否反応なく、状況を理解し、次に何をすべきかを考えられる人が理想的だと感じています。

また、目の前の指示に従うだけでなく、自分の意見を持ち、建設的な提案ができる人。表面的な情報に満足せず、常に本質を追求し、深く考える姿勢を持つ人が望ましいです。

エフ・コードは、良くも悪くも会社としての知名度はあまり高くないため、自分の本来の力が試されます。また、組織も変化し続けているので、自分で自分のポジションを作っていく必要があります。そんな環境なので、チャレンジ精神のある人と一緒に働きたいと考えています。

ーー最後に、読者にメッセージをお願いします！

マーケティングの世界は日々変化しています。その変化に柔軟に対応し、クライアントやエンドユーザーに本当の価値を提供することこそ、私たちの使命です。経験にとらわれず、志を共にできる方は、ぜひ一度面談にお越しください！