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― ―【自分史上最速成長】― ―
一昨年度の新卒採用でdual&Co.が掲げた採用キャッチコピーだ。能力や経験は人それぞれ違うが、社員一人ひとりが「昨年よりも今年」「昨日よりも今日」着実に成長していて欲しいという願いを込めている。
当たり前の話だけれど、優秀な社員がいなければお客さまから喜ばれるサービスを作ることはできない。私たちは、世の中の不便をITの力で便利にしていきたい。そのために社員の成長に全てを賭けている。
今回は新卒から入社したディレクターの下田(18卒)、大澤(19卒)の二人にインタビューを行ない、仕事を通じての成長実感について話を聞いた。≪取材・文=堀 聡太、森口 大和≫
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右脳と左脳を同時に使いながら、貪欲に成長を求めていく
―現在、二人が手掛けているメディア事業について概要を教えてください。
下田:2019年度から、当社では新規事業としてメディア事業を行なうことになりました。現在は立ち上げフェーズとなり、企画調査からコンテンツマーケティングまで携わっています。社員一人ひとりが試行錯誤しながら、生みの苦しみを味わっています。
大澤:私は記事企画から執筆までを一気通貫で行なっています。記事企画段階では競合調査やペルソナ(サービス利用者で最も重要な人物モデルのこと)の策定を重点的に行ない、ペルソナに刺さる記事構成やタイトル、キーワードを考えていきます。詳しくは先輩社員の小林、山口の記事もご覧ください。笑
―新規事業立ち上げということで大変なことも多いと思います……。
下田:私の場合、1年目はソリューション事業に所属し、クライアント案件に携わっていました。常にクライアントと関わっていた当時の業務と異なり、そのギャップに右往左往することもありました。
大澤:私は昨年度から内定者インターンで週2,3ほど勤務していたのですが、新規事業に本格的にジョインしてからのスピード感は目を見張るものでした。事業があり、目標があり、業務があり、私のタスクがありますが、全体像を把握することができず、ただとりあえず進めてしまったこともあります。今思うと、周りが全然見えてなかったと反省しています。
下田:どこにどれくらい注力すべきなのかも手探りでしたね。「失敗しても全然OK、試行錯誤を繰り返していこう」というフェーズを経て、少しずつメディア運営の勘所が見えてきました。
大澤:ユーザー目線に立ったコンテンツ作りも当然ながら考えていきますが、メディア事業ではSEO対策も欠かせません。常に最新の情報を把握し、サービス上で反映する必要があります。KPI達成もマストですし、右脳と左脳を同時にフル活用しているような感覚があります。
成長シートで、みんなオープンに成長していく
―新規事業に携わってきた中で、二人の成功体験や成長を実感したポイントがあれば教えてください。
下田:積み上げている段階なので、成功体験を語るには早いかなと……。メインディレクターとして任せてもらっていた新規メディア立ち上げでは、「立ち上げには何が必要なのか」「どれが最適解なのか」迷いながら進めてしまいました。結果的に周囲のサポートを適切に仰ぐことができず、コンテンツのクオリティやスケジューリングなどに影響が出てしまいました。
―それは辛い……
下田:当社の成長支援制度に「成長シート(※)」という仕組みがあり【協調性】という項目があります。「自分の都合にとらわれず、他と協力して業務を推進していたか」という定義なのですが、意識もスキルも低かったと感じています。役員や人事、先輩社員に相談しながら進めている他社員の動きを見て「なるほど、こういう風に進めていくべきなのか」と学び、少しずつ真似しています。
大澤:当社はシェアカルチャーが盛んなのですが、どちらかというと私は情報共有に意義を感じないタイプでした。dual&Co.に入社して「自分が持ってる情報をシェアする」→「さらに知識として深めていく」という好循環が生まれることに驚きました。成長シート内の評価基準にもシェア推奨があり、私自身も発信したい / 発信して成長したいというモチベーションに繋がっています。
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<<補足>>
『そもそも何をもって成長と見なすのか』『成長の定義とは何か』を明確にしている会社は非常に少ない。dual&Co.が成長支援制度の「核」として位置付けている「成長シート」とは成長確認の内容や成長基準を明確にするための仕組みのことだ。職種や等級ごとに内容が振り分けられており、「今、自分の成長のために何が求められているのか」が事前に分かるようになっている(社員の個別結果は非公開だが、成長シート内容は社員に対してオープンにされている)。三ヶ月に一回、成長シートに基づく運用がなされ、社員には上司から1on1(もしくは1on2)でフィードバックも行なわれる。
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機会は自ら掴みに行くもの。会社内の相乗効果を生み出していきたい
―成長シートや社員からのフィードバックで印象に残った言葉・意識するようになったことなどはありますか?
下田:「挑戦を恐れず、場数を踏もう」という言葉が印象的でした。もともと私は積極的なタイプで入社当初から「手を挙げる / 発言している」自覚はあったので、「積極性」の評価がイマイチなことに初めのうちは納得がいかなかったのですが……。
―確かに意外な気もします……
下田:改めて振り返ってみると「一年目はやれることが少ないよね」「これは先輩社員に任せた方が良いよね」と業務に線を引いてしまうことが多かったんですね。今は「これって自分が考えなくても良いかな」と思うことでも敢えて提案し、フィードバックを厚めにもらうようにしています。結果的に経験値を積むことができました。
大澤:私は具体的な言葉というよりも、フィードバックや個人面談における過程そのものに有難さを感じています。携わっているメディア事業の話だけでなく、「私自身がこの会社でどんな役割を担っていくのか」いう個人的な話をすることでヒントを得ることあります。なるべく多くフィードバックをいただけるよう、機会は自ら掴みに行くようにしています。
―「機会を自ら掴みに行く」って良いですね!
下田:もう一つ指摘されたのは「下田さんの得意分野や、伸ばしたいと思うスキルのことは積極的にアピールすべき」ということです。当社はシェア好きな方も多く、私がアピールすると、その3倍の情報をもらえることがあります。笑
大澤:社員同士が「彼はこういうことが得意なんだ」「彼女はこんなことができるんだ(じゃあ私は代わりにこれをしよう)」と理解し合えると、「1+1」以上の相乗効果が発生するんだなと思います。
―今後二人が挑戦したいことは何ですか?どんな風な成長イメージを描いているか併せて教えてください。
大澤:事業面では、とにかく立ち上げ期であるメディア事業を軌道にのせたいです。法人でメディア運営を行なう以上、売上は欠かせないので、しっかりと収益を出せるよう力を尽くします。
下田:「収益を出す」と言葉にするのは簡単ですが、一つひとつは地味なことの積み重ねです。コンテンツと広告のバランスを見ながら、CVR(コンバージョンレート)を高めていくような施策を打ち続けて、実績を上げていくのが私の仕事です。まずはそこを愚直に進めたいと思います。
大澤:私はメディアディレクションだけでなく、デザインや経営など様々なことに興味があり、dual&Co.に入社しました。まずはインプットを多くして、仕事をする上での引き出しを増やしたいと思います。
下田:先ほど大澤が相乗効果について話していましたが、私自身が会社に相乗効果をもたらせるような起爆剤になれたらと思っています。頑張ります!