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左→ 宮田 田原 福井 三島
宮田:こんにちは、株式会社ダイレクトソーシング 情報システム部の宮田です。
おそらく人材系のスタートアップで専任情シスが4人もいるというのは珍しいということで、ダイレクトソーシング(以下DS)の情報システム部(以下情シス)が何をやっているのか対談形式でご紹介することになりました。
今回は「情シスの仕事編」、対談参加者は、宮田、田原、福井、三島(カバー写真の4名)ファシリテーター 宮田(同左端)です。どうぞよろしくお願いいたします。
社内の業務効率=プロダクト開発へ直結
宮田:まず、30名規模のスタートアップで専任情シスが4名というのは珍しいと思うのですが、実際はいわゆる「情シス」の仕事をしながら、DSとしてプロダクトアウトする開発をコツコツと進めています。
ただ、ありがちな開発系の会社でエンジニアが兼任情シスをされているのと違うところは、社内の業務効率化がのちのプロダクト開発へ直結するところかなと思います。どういったプロダクトを目指しているのか話せる範囲で説明してもらえますか?
田原:DSが専業のソーシング会社として培ってきたナレッジは、ダイレクトリクルーティングの手法として現在の日本のベストプラクティスに近い状況であると考えていて、「DSの業務を効率化していくツールや仕組みを作っていく=企業がインハウスでダイレクトリクルーティングを運用する際に活用できるプロダクトになる」という発想のもと、業務効率化のツールやプロダクトを開発しています。
ー社内で喜んでもらえるツールを作れば外の人たちにも喜んでもらえる
三島:DSのソーサーは人材業界出身者というより各業界のプロフェッショナルを採用しているから、ソーシングを提供するDSとしては、どこの分野においても対応できるけれど、個別に見てしまえば得意不得意分野も発生してしまう。そのあたりを運用データから情報分析して、全てのメンバーがどの分野においてもスムーズにソーシングができる未来を実現させようともしているね。
田原:人事のひとたちも全ての分野においてのプロフェッショナルではないという意味では同じだから、そういうひとたちをサポートする仕組みになっていくといいなと思ってる。DSの社内のひとたちがハッピーになるツールを作れば、外の人たちにも喜んでもらえるというのは、DSのプロダクト開発のいいところだね。
宮田:そうですね。あと開発についていうとは、ソーサーのためのプロダクトを作るなかで、社内に専門的な知識を持ったソーサーがたくさんいるので、どういう部分が使いやすくて、どういう部分が足りないといったユーザーの声を直接聞けるというのはやりやすいかなと思います。
ー業務効率化だけじゃないRPA
宮田:RPOのなかにはダイレクトリクルーティングの業務効率化=RPA化という会社もありますが、DSのソーシング業務は担当するメンバーの知識に各分野のプロフェッショナルレベルを求められることもあってソーシングの単純なRPA化はしていません。ただ、RPAを活用した新サービスの開発はしていますよね。
福井:採用ブランディング効果をデータドリブンに測定し可視化することでPDCAサイクルがまわるような仕組みにRPAを一部活用しています。RPA=業務効率化というイメージが強いなかで、RPAで利益を生み出す仕組みも作りたいという気持ちがすごく強くて、現場のメンバーと話していたときに生まれたアイディアを形にして提案したら反応が良く、商材化されることになりました。
宮田:採用ブランディングの効果を測定したいという要望は人事の方たちから寄せられているようで、新サービスの中でも大きなインパクトになったと思います。
ーこの先のダイレクトリクルーティングのために
宮田:今後目指すプロダクトとしてイメージしているものはありますか?
田原:企業がソーシングした対象をもとに、人事担当者が気づかないような潜在候補者を見つける仕組みを実現して、ダイレクトリクルーティングがもっと普及するようにしたい、と思ってる。
宮田:その仕組みにAIを取り入れるために機械学習のモデリングを行っていますよね。大変なことはありますか?
田原:市場感や求める要件の変更が起こることで一貫性の欠如が起きて、適切な教師データがとりづらい点かな。あとはクレンジング作業が膨大・・
宮田:お察しします笑
情シスとして目指すゴールは「社員をなくすこと」!?
宮田:申し訳ないのですが、正直ぶっちゃけ全くこれっぽっちも、情シスの目的が「社員をなくすこと」というのは意識してなかったです....(ごめんなさい) 。
田原:正確には、「作業=2度目にやることはコンピューターにやらせて、社員は新しい価値を生み出すことに専念できる環境を作る」かな。
宮田:それを聞いて安心しました笑
ー入社半年で100万円以上の効率化
三島:RPAによるコーポレート部門の業務効率化は半年で100万円以上の効率化に貢献している。これはコーポレート部門の社員を必要以上に増やさず、かつ今いるコーポレート部門のメンバーの負担を軽減しつつ、会社としての機能を維持することにつながっているね。
田原:他にも、DSは社内導入しているSaaSが平均より多いけど、UIがバラバラで実際に運用するメンバーたちにとってストレスになったり、コーポレート部門がマニュアルを整備したりといったフォローが必要になるところを、API連携してSlackから全てのアクションが取れるように一元化をしているのも効率化のひとつかな。
宮田:そのあたりは入社半年のRPAエンジニア福井くんが活躍してくれている部分ですね。入社してすぐに社内業務の改善で実務スタッフとのやりとりが多いのは大変じゃなかった?
福井:DSは部門ごとの垣根がなく仲がいいのでやりやすいです。前職が縦割りの組織で、部署同士が仲が悪いなかでコミュニケーション能力を磨いてきたのが役にたちました!
宮田:RPAエンジニアは現場のニーズを正確にくみ取ってコミュニケーションしながらロボットに落としていかないといけないし、現場のフローの変化に柔軟に対応する必要があるからコミュニケーション能力必須ですね。コミュニケーション能力とプロダクト志向を持ったエンジニアならではですね。
ー好きなことをやってきたら効率化につながった
三島:宮田くんは、各プロジェクトのPMとしてコーポレート、CS、Salesそれぞれの部門が持つ業務を、テーブルのうえにひろげて、自動化するか、人間がやるべきことなのかを振り分けてラベリング、自動化していくための「下準備」していく役割も担ってくれているよね。
宮田:そういう意味でいうと、そのタイミング毎で必要だな、やりたいなと思って、できることを進めてきた結果が、その「下準備」にあたっていたのかもしれないです。
一番好きなことをやってきて、勝手に勉強させてもらって、それを業務に活かしていたら情シスの目指す方向性と一緒だったというのは嬉しいです。
宮田:ここまで読んでくださってありがとうございました!DSの情シス、プロダクト開発に興味を持ってくださったらぜひカジュアルにお話ししましょう!
次回は情シス対談第2弾として「自己紹介編」をお届けする予定です。