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こんにちは。今回はメディアプロデュース統括部SEO推進室に所属されている山下さんにインタビューをしました。
学生さんの間では、まだまだSEOという言葉を聞き慣れない方が多いかと思いますが、Webマーケをやりたい学生さんならSEOの概念は知っていて損はないと思います。SEOについて予備知識をつけてから読むと、面白い記事になっていますよ!
時に和気藹々と、やるときは黙々とこなすチームです。
ー今所属している部署や組織はどこですか?その部署はどんなことをミッションにしている部署ですか?
メディアプロデュース統括部SEO企画推進室に所属しています。
バイトル・はたらこねっとの応募数増加のために主に自然検索経由訪問の流入を成長させることがミッションです。
SEOとは
“Search Engine Optimization”の略であり、「検索エンジン最適化」のことを意味します。
つまり、インターネット検索結果でWebサイトを上位表示させたり、より多く露出するための一連の取り組みのことを「SEO」と呼びます。
(出典:SEOラボ)
ー所属している組織のメンバー構成を教えてください。また、雰囲気はどんな感じですか?
構成員は上長1人、マネージャー4人、僕を含めた若手が3人です。去年の11月に上長が変わって新方針が打ち出されまして、メンバーはそのままで新体制になりました。
新しい上長は、社会経験豊富な方で若手の背中を押してくれます。元々は業務委託で長く関わってくれていた方だったのですが、その頃からディップはどの様なことをしていくべきか、ということを熱く考えてくれてました。
組織の雰囲気はみんなそれぞれ自分のペースで仕事をしていますね。物事を突き詰める人が多い印象です。話し合う時は時間をかけてとことん話し合います。時に和気藹々と、やるときは黙々とこなすイメージでしょうか。もちろん雑談を交えることもありますよ!
若手チームは野心があって、今は着々とスキルを身につけていますが、「こんなのがあったら面白いよね。」など、やりたいことをたくさん考えている人が多いですね。
ー若手チームの中には新卒1年目の方がいらっしゃるとお聞きしましたが、働きぶりはいかがでしょうか。
自分のペースで余裕を持って仕事をしている印象ですね。
将来有望なので、私自身も変なプレッシャーは出来るだけ与えずに、ゆっくり知識を身につけていって欲しいと思い指導するようにしています。
ー他部署、他組織、他職種とのやりとりはありますか?ある場合はどんなところとどんなやりとりがありますか?
主に、施策の検討・実装段階においてデザインチームと開発の方とのやり取りが多いです。
デザインチームは施策について新たなデザインが必要な場合に相談させていただいて、デザインを作ってもらいます。SEO観点の強い施策だと、偏りが出てユーザーにとっては使いにくくなってしまうこともあるので、それに対してデザイナーさんのユーザーファーストの観点からチェックをもらっています。
開発チームは施策について、実装の可否や方法を相談させていただいています。実装段階においてはQ&Aという形で、特に密にやりとりをしています。
情報を整理しながら日々アップデートされる情報を追える人材が楽しめる環境
ー自分の所属している部署、組織の仕事はどんな人に向いていると思いますか?どんなことが好きだったり得意な人だと楽しめそうですか?
SEOの知識があったり、インターネット上で集客、発信に準ずることをした経験がある人は自ずと向いている可能性が高いと思います。
- 物事を構造的に整理できる思考の土台がある人
- 難しい概念を理解する努力が出来る人
- 新しい情報を取り入れるのが好きな人
- こだわってこだわって考え続けられる人
- 自分の考えを持って、他組織や組織長に向かって「こういうことをしたい、するべきだ」と発信出来る人 (個人的にほしいタイプです)
この辺りに当てはまる人は特に向いているなと思います。
ーたくさんピックアップしていただきありがとうございます!特に気になったんですが、新しい情報を取り入れるのが好きな人というのはなぜでしょう?
そうですね、やっぱりトレンドを追うことができないと難しいからですね。Google検索は日々アップデートされていきます。そのためトレンドも目まぐるしく変わってきます。
情報はGoogleからの公式情報でも出ますし、知見のある人からの意見などに左右されることもあります。
今でいうと、専門性のあるものを書いている人がどれだけその界隈で権威性があるのかが評価されるようになったりなど、とても奥の深い分野だと感じます。
常に新しい知識を蓄え続けられる人に向いている仕事ですね。
ー山下さんは学生時代からSEOへの知識があったんですか?
SEOは本格的にやったことはなかったですが、知識としてはちょっとありました。
もともと、SEOかUX系の仕事をやりたいです、という風に志望してディップに入ったので、入社前からキャッチアップできるように多少は勉強していました。
あと、これはSEOではないんですが、自分の好きな模型の作品とかをSNS上に上げて、どうしたらもっと多くの人に見てもらえるか色々試行錯誤しながら運用していた経験があったので、そういう意味でも興味はありましたね。
ー山下さんはSEOを学ぶ上で何が大切だと考えますか?
SEOはいろんな人がいろんな考え方を持っていて、いろんな考えがある中で、自社やトレンド、競合の情報を整理することが大切だと思います。
大切なのはGoogleの理念に基づいたコンテンツ作り
ー1年目から企画職に配属されたことでスキル面など最初苦労はありましたか?
SEOの専門知識やサービスの知識、分析の手法などを自学自習しながら、並行して社内独自の指標分析PJに参加していたため、なかなか先輩のスピードに追いつけない苦労がありました。
自分も早く活躍できる場が欲しかったこともあってちょっと辛かったですね(笑)当時は特に、必要な知識をつけてすぐ使う、そうするとまた知らないことが出てきた、というような繰り返しだったので。(今でもですが)
ーどのようにしてキャッチアップし、苦労を乗り越えてきましたか?
まずはインプットに時間を掛けました。SEOに関するサイトなど、先輩が読んだと言っているものはすべて目を通すのはもちろん、先輩たちも読んでいないような、でも重要な情報を時間を掛けてでも読み込み、理解するようにしていました。
サイト知識については今でもそうなんですけど、とにかく聞いたことをどんどん覚えるようにしています。
ー今はどんな業務内容を担当されていますか?なるべく具体的に教えてください。
組織のプロジェクトとしては、施策提案・施策実装・施策検討を行なっています。順に説明しますね。
施策提案
バイトル・はたらこねっとのサイトがよりGoogleに評価されるように、サイトのコンテンツ(主にテキストとリンク)を改善する施策案を個人で検討し、提案します。
施策実装(MFI対応)
モバイル版のページがPCと同様に評価されるよう、PC版ページにあってモバイル版ページにないテキスト、リンクなどを必要に応じて入れる施策を実装中です。
施策検討(仕事一覧)
バイトルの仕事一覧の案件表示をよりGoogleに評価される形に改善する案を検討しています。
また、私自身が自主的にやっていることなのですが、組織の新体制に合わせた勉強会の準備やGoogleの考え方を自分なりに整理してメンバーにシェアしたり。
最近では後輩の指導にも力を入れていて、後輩が自分以上になれるように、分析から施策提案までサポートしています。今は数値の分析を主に手伝っていますね。
ーGoogleの考え方ってなんですか?ちょっとイメージがつかないんですけど。
SEOはGoogleの理念に基づいて日々アップデートされていきます。
そのため、SEOを行う上では、Googleの理念への理解が欠かせないんです。Googleの特許や創始者の論文などを読み込み、理解を深めています。
ー様々な情報が飛び交う中で、Googleの考え方に基づいたSEOは一番大切なことなんですね。
やっただけ、考えただけサイトが良くなることがやりがい
ー入社してからはどんなプロジェクトに関わってきましたか?複数ある場合は複数教えてください。
- バイトル、はたらこねっとの仕事一覧の課題発見分析(社内指標からの分析)(要素からの分析)
- 施策の個人提案(バイトル、はたらこねっと)
- 求人案件コマの改善
- はたらこねっとのmeta description文言改善
- 週次での現状把握(数値の変動を見る)
- MFI(モバイルのページをGoogleに対応させる)対応
- Google for Jobsの調査
など、これらの施策に携わってきました。
ー特に印象的なプロジェクトはどれですか?エピソードなども踏まえて教えてください。
はたらこねっとのmeta description文言改善です。
インパクトは小さい施策でしたが、提案までの調査・アウトプットについて評価していただきました。
競合調査、あるべき論、実装条件の調査、自社サイトのアピールポイント、など、限られた短い時間の中で精一杯粘ってたくさんのことを考えた記憶があります。
初めて実装した施策、そして初めて賞を頂いた施策でもあり印象に残っていますね。
ー今の仕事のやりがいはなんですか?どういう時にやりがいを感じますか?
やっただけ、考えただけサイトが良くなるところです。サイトもサービスもいくらでも良くしていく余地があります。
また世の中にサイトを良くするアイデアが溢れているところにもやりがいを感じます。施策に適応するのはもちろん簡単ではないですが、点の情報をたくさん集めて色々検討するのは楽しいです。
ー逆に辛いことはなんですか?
アップデート等で順位を落としてしまったときにはやっぱり同じ会社の方には申し訳無い気持ちですね。
ー今後ディップでやっていきたいこと、社会人としてこうなっていきたいなどどんなものがありますか?
ユーザーさんに「バイト選びはバイトル」と想起してもらえるようにしたいです。日本の脳内SEOで1位を取りたい。自分が良いと思って入社を決めたディップを1位にしたい。そのために、真にサービスの価値を高めるSEOがしたいと思っています。
一方で社会人としては、楽しんでいる側の人間でありたいです。
自分より上のレベルにいる人はたくさんいますが、良い意味で気にしすぎず、「こんな考え方があるんだ」とか「こんな事やっている例があるんだ」など色々取り入れる方法を考えています。
欲望、渇きがあってこそ、進化し続けられると思うので、やりたい、やるべきと思うことを楽しんでこれからも頑張っていきます。