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テクノロジーの力で、人材ビジネスの未来を描く(次世代事業準備室 室長 進藤圭)

PROFILE
次世代事業準備室 室長 進藤圭
営業職、商品開発職など、人材サービス事業での経験を積み次世代事業準備室を立ち上げ、新規事業の企画・立案を推進。人工知能ニュース「AINOW」の運営のほか、AI・ロボティクスに特化したインキュベーションプログラム「AI.Accelerator」の立ち上げから、運営も担う。

次の時代の柱となる、新規事業を立ち上げる。

私の部署は、テクノロジーを用い次のディップの柱となる新規事業の開発をしています。今取り組んでいる社会課題は人口減少です。近い将来、人口減少でお客様に十分に人材を供給できなくなる。そのマイナス分をAI・ロボティクスで補おうというのが解決のアイデアです。私たちが行う事業は、日本初の人工知能専門メディア「AINOW」の運営と、日本初のAI・ロボティクス分野に特化したアクセラレータプログラム(ベンチャー、スタートアップ企業などの新興企業に出資や支援を行うことにより、事業共創を目指すプログラム)を提供する「AIアクセラレーター」事業、社内でのAI開発です。2017年4月から開始したAIアクセラレーターの支援先は60社と世界一の規模になりました。とはいえ私たちのAI分野への挑戦は、賛同を得ることは簡単ではありませんでした。なぜなら、AI・ロボティクスは自社の求人事業と競合する領域だったからです。

本質的な視点で未来を見つめ、挑戦を選ぶ。

AI・ロボティクス事業が伸びていくと、求人メディアが衰退する。これは、人材ビジネス各社が今ひとつこの分野に大きく一歩踏み出せない理由になっているはずです。ただ、労働人口が減っていく未来は見えている。短期的な目線では、事業にしないほうが賢いのかもしれません。そんな時だからこそ、ディップは常識を壊し世にない価値を生み、成長する会社であるべきだと考え、経営陣と「将来、労働市場はどうなるだろう、お客様、ユーザー、ディップはどうなっていくだろう」というところから議論を開始しました。結果的には「AI・ロボティクスが人間の仕事を代替してしまうなら、自分たちでやったほうがいい」という方向になり、スタートを切ることができました。求人広告事業を行う会社が、広告の売上を減らす懸念のある新規事業を立ち上げるという破天荒な話ですが、「あのときの決断があったから今がある」5年後、10年後に必ずそう思えるときがくるだろうと私は確信をしています。

新たな雇用と労働力創出で、私たちは未来の人材業に進化する。

私たちが今、最も投資領域として注目しているのはRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)です。近年注目を集めているので聞いたことがある方も多いかもしれませんが、オフィスワークにおける単純作業をテクノロジーを使って自動化しようという試みです。今後、多くの作業はロボットに代替され「10年後には世の中の仕事の半分がなくなる」などと言われていますが、私はそこまで悲観的ではなく、むしろ、未来の人材業に進化するチャンスだと捉えています。その理由は3つあります。1つは、そもそも人口減少に伴って、労働人口は足りなくなる一方だということ。機械の手を借りない手はありません。2つ目は、ロボットは人間の仕事を奪うのではなく、人間でなくてもできる仕事を巻き取ってくれる役割を担うと考えているためです。働く個人は、単純労働から解放され、人間にしかできない仕事に注力をすることができ、生産性を高めることに繋がっていくでしょう。そして3つ目の理由は、RPAを導入すると、RPAハンドラーやRPAグロースハッカーとよばれるRPAを管理する人という新たな雇用が生まれるためです。
人材ビジネスは今まで既存の労働力をマッチングすることで雇用を生み出してきましたが、AIやRPAを労働力と捉えれば、新規の労働力を生みだす存在に進化できるのです。今ディップが、この分野の技術を持つスタートアップ企業に投資をし、60社ものAIやRPAスタートアップと事業共創を進めているのもそんな未来の人材ビジネスの姿を見据えているからこそなのです。

テクノロジーの力で、日本の、世界の未来をつくる。

今、世の中はPCが普及していった頃の状況にとてもよく似ています。最初はPCが使えるだけですごいと言われていたのが、今では使えて当たり前。AIやロボティクスも同じように、今は理論がわかったり、活用イメージが湧く人はすごいと言われていますが、そのうち普通になっていくはずです。そんな時代の転換期をいち早く捉え、「AI・ロボティクスを活用するのが当たり前」という世の中を自分たちの手でつくっていく。労働力不足を解決する大きな一手となることは間違いなく、働く人の未来、企業の未来、日本の未来をつくる仕事だと断言できます。しかも日本は少子高齢化の課題先進国ですから、海外の先進国が次に続くでしょう。私たちはその時、海外にこの事業を輸出し、世界を、未来を変えていくのです。テクノロジーで社会を、未来をつくる、そんなスケールの大きな夢を私たちと一緒に叶えていきましょう。

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