こんにちは、次世代事業準備室の安元一耀です。今回もビジネスモデルに関するブログです。
今回はサロン専用ネット予約システムサービスの「リザービア」(株式会社クロスフィードが提供)を取り上げます。
※「リザービア」のサービス概要はコチラ → http://www.cross-feed.com/reservia/
ちなみに、前回もサロンに関するブログを書いたのですが、 結構読まれました!読んでくれた皆様、ありがとうございました!
今回は、
①リザービアのビジネスモデル
②脱ホットペッパービューティーを達成している多くのサロンに共通する3つの集客戦略
③リザービアの戦略
の3本立てです。
■ビジネスモデル
まずはリザービアのビジネスモデルから。今回は以下のように描いてみました。
※今回は少し図解が難しいサービスでした。ご指摘などあればFacebookメッセンジャーまでよろしくお願いします。
サービス使用料でマネタイズするという非常にシンプルなビジネスモデルだと思います。
ちなみに、リザービアの料金プランは以下の通りでした。
(参照:http://www.cross-feed.com/reservia/#plan)
導入店舗数は約3900店舗との記載(記事)がありましたので、最もシンプルに年間売上予測をしてみます。
月額利用料を12,000円と15,000円の平均をとって13,500円。
3900店舗のうち、新規顧客が2割と見積もって、3900×20%=780(店舗)
13,500円×12ヶ月×3900店舗+780店舗×60,000円=約12億円(年間売上)となりました。
少し雑な推定ではありますが、10億円程度は売上があるのではないか?と推測しています。間違ってたらすみません。
■脱ホットペッパービューティーを達成している多くのサロンに共通する3つの集客戦略
サロン業界ではリクルートが運営しているホットペッパービューティーというサービスがかなりの勢力を誇っています。
しかし、前回のブログでも書きましたが、(良くも悪くも)ホットペッパービューティーのパワーが強すぎるため、ホットペッパービューティーに対してネガティブな感情を持っているサロンが多いのも事実です。
今のサロン業界はクーポン合戦となっており、脱ホットペッパービューティーを達成して自力集客できるのがサロンの理想なわけです。。。
そこで、脱ホットペッパービューティーを達成しているサロンについてリサーチしたり話を聞いてみると、そんなサロンには以下3つの共通する集客戦略がありました。
①:ホームページの開設とSEO
これは少し前の話にはなりますが、サロンがホームページを開設し、ホームページ内でブログを日々更新してSEOによる集客施策を実施します。
ビックリしたのは、美容師自らがWordPressとかSEOの勉強(タグの最適化やSEOライティング)をしてホームページを開設している人もいたことです。こんな話を聞くと「人って知識0であろうとも、なんでもできるんじゃないか?」と思います。。。
②:キラーコンテンツ・強いコンセプトの保持
これは以下の「③:SNSによるサロン・美容師個人での発信とブランディング」にも繋がるのですが、サロンが「うちはこんな施術が得意です!」というキラーコンテンツを持つことです。
例えば、恵比寿にある「Rr Salonさん」では「ミネコラ」というキラーコンテンツ(メニュー)があり、それ目当てで多くのお客さんの集客に成功しています。芸能人やインフルエンサーも来店しており、SNSでも「#ミネコラ」とかで多くの投稿が見られます。
※ミネコラ=ミルキーアクアミネコラにミネラルとコラーゲン白金ナノコロイドをプラスした、乾燥毛やハイダメージで乾燥した方の為のSUPER潤う施術
インスタで「#ミネコラ」とタグると4,000件超もの投稿が見られます。
③:SNSによるサロン・美容師個人での発信とブランディング
SNS(特にInstagram)の登場によって、サロンが店舗アカウントを開設したり、美容師個人がアカウントを持つことにより、発信が誰でも可能になりました。今では多くの美容師1人1人がInstagramで「美容師アカウント」を持っている状態です。
SNSを上手く使っているサロン・美容師はそこからの集客に成功しています。
※詳しくは前回のブログをご覧ください↓
■リザービアのシンプルな戦略
リザービアの戦略を一言で言うと「ホットペッパービューティーを使わなくてもOKなサロンにターゲットを絞り、それらのサロンの課題を解決する」という感じだと思いました。
ホットペッパービューティーに頼らずに集客に成功しているサロンは先ほど述べたように、ホームページやSNS、口コミからの集客がメインです。
ホットペッパービューティーにはすでに予約システムが付随されているので、ホットペッパービューティーを使わなくてもOKなサロンにとっては「予約システムがない(自分でそれの構築は当然できない)→電話で予約してもらうしかない」という状態だったのでは?と思います。
しかし、電話だと「同期通信であるため時間を取られる」「顧客管理が面倒」などの課題が発生します。
「じゃ、ネットから予約できるシステムを提供すれば良い!」と考えたのがリザービアだったのでしょう。
ホットペッパービューティーを使わなくてもOKなサロンにターゲットを絞り、その人たちが抱えている課題をシンプルに解決している素敵なサービスだと思いました。
次回のブログはまた1〜2週間後です。というわけで今回はこれで終了です。ありがとうございました!