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こんにちは、次世代事業準備室(インターン)の安元一耀です。このブログではインフルエンサーマーケ(Instagram)に関することを書きます。
ちょくちょく自分のアウトプット・備忘録としてブログを5、6本ぐらい書いてきましたが、このブログがおそらくインターン最後のブログです。
今回は、「インフルエンサーマーケの課題や問題点(現状)」「今後のインフルエンサーマーケについて」「インフルエンサーマーケの次にくるもの(予想)」についてサクッとまとめてみました。
■インフルエンサーマーケの課題・問題点(現状)
まずは今のインフルエンサーマーケの課題や問題点をサックと書きます。主に以下であると考えています。
①:効果測定の難しさ
②:案件を依頼する企業は、フォロワー数・リーチ数を重要視することが多い(今は転換期)
③:ステマ問題をはじめとする、バレたら炎上しそう or 炎上してしまったインフルエンサーマーケを行っている企業が登場(知名度の高い有名企業でも事例あり)
④:インフルエンサーと呼ばれる人が急増し、影響力を持たないインフルエンサーが登場(フォロワーの購入などによる)
⑤:④により、案件を依頼した企業にとって想像以上に効果が出ない事例が登場
※④に関してですが、1フォロワー=1円ぐらいで購入可能です。すると、PR案件がフォロワー単価1円を超えるとペイするので、フォロワーを購入したら儲かるやん!ということになります。
■今後のインフルエンサーマーケについて
今後のインフルエンサーマーケ領域では、以下の3点が進行していくと思っています。
①:「量」から「質」への転換
案件を依頼する企業側のインフルエンサーマーケに関するリテラシーが向上してきており、フォロワー数・リーチ数という指標のみでインフルエンサーの選定を行う事例が減りつつあります。
フォロワー数よりも見るべき指標はエンゲージメントであるということに気づき始めたフェーズです。
※エンゲージメントに関しても、インフルエンサー同士でコミュニティを作って互いに「いいね」や「コメント」を行ったり(インスタグラムポッドと呼ばれています)、bot(ボット)の活用によるエンゲージメントの水増し事例なども登場してきています。
以上に加えて、フォロワーの可視化やCPAでのインフルエンサーの効果測定などが行えるツールなどの登場により、影響力を持たないインフルエンサー(フォロワーを購入している人や高いエンゲージメントを出せない人)は淘汰されていくことになるでしょう。
※影響力を持たないインフルエンサーを多く抱えるキャスティング会社もクライアントからの依頼が減ることになるでしょう。
今はインフルエンサーマーケ領域がフォロワー数という「量」から、エンゲージメント・本当に高い影響力という「質」に転換している時期だと思っています。
②:インフルエンサーのセグメントの細分化
効果の出やすいPR投稿の特徴の1つとして、PR投稿とインフルエンサーの普段の投稿の世界観が一致しているというのが挙げられます。
例えば、普段からコスメの投稿しかしないインフルエンサーにとっては、当然コスメの案件は受けやすくなりますし、企業側にとっても彼女は依頼したい(費用対効果の出やすい)インフルエンサーの1人になります。
①とも少し重なる部分がありますが、企業側はより一層、特定のジャンル(コスメ・旅行・ファッション・インテリアetc)に特化したインフルエンサーを選定するようになり、インフルエンサーのセグメントの細分化の流れが加速するでしょう。
③:企業とインフルエンサーの長期的な関係構築の重要性が高まる
現在のインフルエンサーマーケは、1回きりのPR投稿など、どちらかと言えば短期的なキャンペーン要素を含むものが多いですが、今後企業はインフルエンサーとのより長期的な関係構築を望むようになるでしょう。
具体的には、長期のキャンペーンやイベントの宣伝、1回きりではなく繰り返しPR投稿に協力してくれるインフルエンサーの選定などが挙げられます。
■インフルエンサーマーケの次にくるもの(予測)
効果(数字)を出せないインフルエンサーが淘汰され、本当に影響力のあるインフルエンサーだけが残ったその次には何があるのか?について個人的な予測を書いてみます。
今後は、インフルエンサーマーケから企業や商品・サービスのコアファンをベースにしたコミュニティに焦点が当てられてるのでは?と予測しています。ここで言うコアファンとは、SNSのフォロワー数が多いなどの条件は必要ありません。ある企業や商品・サービスへのロイヤリティが(かなり)高いというのが条件となります。本当のコアファンは自社の製品をオーガニックな形で周りの人に勧めてくれます。
今はネットが普及し始めた頃とは違い、情報過多の時代です。消費者も情報の信頼性により敏感になっています。そんな時代に重要視されていくのは、「誰が発信している情報なのか?」ということです。
そして、消費者の多くが一番信頼する情報源はその人の家族や友人・身近にいる人達です。例えば、家電にめちゃくちゃ詳しい友人がいたら、家電に関することはその友人の情報を(ほぼ盲目的に)信じるといった感じです。
インフルエンサーマーケの次は、企業は自社や商品・サービスへのロイヤリティがかなり人たち(コアファン)をベースにしたコミュニティを形成し、その人たちのLTVを向上させる施策に今よりも多くの予算を投じるようになるでは?と予測しています。
というわけで、今回はこれで終了です。ありがとうございました!