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看護師・MBA・病院経営を経て至った、医療課題の本質と向き合える環境【CHANGE STORY vol.18】

株式会社シーユーシー(旧社名:エムスリードクターサポート株式会社、以下CUC) が掲げるミッションは「医療という希望を創る。」です。ミッション推進のために欠かせないキーワードが『CHANGE(変化)』です。CHANGE STORYは、CUCで活躍している社員が「変化」とどう向き合っているのかを探るインタビュー連載。今回は病院事業部で医療機関の経営支援を行う藪さんを紹介します。

社員プロフィール

藪 康人(やぶ・やすひと)(37歳)

2006年慶應義塾大学看護医療学部看護学科卒業。卒業後、大学病院で看護師として5年間勤務。2013年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了。2013年医療法人の経営戦略本部で部門責任者を務める。2018年CUCへ中途入社。現在は医療機関の経営支援を行う病院企画部の部長を務める。

看護師、MBA、病院経営の経験を活かして、日本の医療機関を横断的に変えていきたい

___ 看護師として働きながらMBAを取得されたと聞きました。

はい、学部を卒業してから、大学病院で5年間働いていました。看護師をしていて感じたのは、看護のプロは自分以外にも大勢いるということ。一方で、看護の現場で得た知見を仕組み化して、組織に落とし込める人材が少ないことに気が付きました。

自分が経営を学べば、医療の現場に還元できる。そう考えて、MBA取得のためにビジネススクールへ通うことにしました。大学病院で働きながらMBAを取得するのはハードでしたが、会計管理、組織マネジメント等、病院経営にも必要な知識を吸収したいと思い、2年間頑張りました。人生で一番勉強した時間ですね(笑)。

___ その後、CUCに転職を決めた経緯は?

MBA取得後、医療現場でどれくらい勉強したことが通用するのか試したいと考え、約7年弱働いた大学病院を辞め、九州の医療法人グループに転職しました。

従業員数3000人の大きな医療法人グループで、経営企画を担当したのですが、まず気づいたのは、人の上に立つことの難しさ。理論だけでは人は付いて来ないし、感情的になりすぎると事業が成立しない。経営改善の本質を学ぶ一方で、日本の医療問題の根深さにも気が付きました。

経営改善がひと段落した時に思ったのは、一つの医療機関を変えるだけでは日本の医療は変わらないということ。次は、もっと横断的に医療課題にアプローチできる仕事がしたい。そう考えていた時に出会ったのがCUCでした。

特に在宅医療を切り口に、全国の医療機関の経営課題に真正面から取り組んでいるところに魅力を感じて、入社を決めました。



医療現場の「身体抑制」の見直しから、患者価値最大化の戦略立案まで、多岐に渡る仕事内容

____ 入社後の仕事内容を教えてください。

入社後、まず担当したのが新たに提携医療法人になる医療機関への現地支援です。実際に一定期間医療機関に出張・常駐し、病院内部の各種法律・法令への適応や人員配置の見直し、院内コミュニケーションの促進などの戦略を実行し、経営が軌道に乗るまで多岐にわたる改善策にコミットするミッションでした。

その後は本部に戻り、各提携医療法人の定例会支援や、診療報酬改定に適応するための準備、特定エリアの患者価値を最大化するための戦略立案などを行っています。

あとは、CUCには医療業界以外の出身者が多いので、医療業界の慣習やルールを学ぶ場を作ったり、組織を横断した形での取り組みを行っています。

____ 入社後、特に「変化」を感じたお仕事はありますか?

色々な変化を日々感じていますが、特に嬉しかった変化でいうと、ある病院の経営支援を行っていた時のことです。

私が配属された当時、その病院では多くの入院患者さんに「身体抑制」が四六時中行われていました。身体抑制とは、患者さんの身体を紐やベルト等を用いて行動を制限すること。目的は、患者さんの安全確保のためなのですが、やりすぎると生きる意欲を奪いかねません。

そこで看護部長に話を聞いてみると、彼女も「本当はやめたい」と。そこで、身体抑制を減らすことで起き得ることを洗い出し、一緒に整理していくと、身体抑制を控える現実的な打ち手に辿り着き、身体抑制の数を半分以下まで減らすことができました。

第三者の視点から介入することによって医療現場の負を変えることができた印象深い経験でした。



医療変革に必要なのは、患者目線とビジネス感覚のバランス

___ 医療現場を変革していく時に気をつけていることを教えてください。

まず、医療現場で働く人が大切にしていることを真摯に聞くようにしています。そして、なるべくロジカルに事実を整理して伝えること。

あとは、新しい取り組みを実施する時に、初回は必ず「伴走すること」ですね。初めてのことは誰にとっても負担が大きいので、まず一緒にやってみることで、不安や抵抗感を和らげるようにしています。

___ これから挑戦したいことは?

私たちはこれまで、多くの病院の経営支援を通して経営改善に寄与してきました。その成功事例をフレームワーク化して、全国に展開したいですね。

その先は私自身がひとつのエリア全体をみながら、在宅、病院、透析といった広い領域を横断して統括できるようになりたいと思っています。

___ CUCでどんな人が活躍できると思いますか?

医療現場は、気をつけないと患者さんの声が置いてきぼりになりがちなので、自分が患者さんの立場になって考えられる人がいいですね。

ただ、患者さんの気持ちに寄り添いすぎることで、事業として成立しなくなっては本末転倒です。患者さんの視点とビジネスマインドの両方を持っている人がベストだと思います。

医療の固定概念に引っ張られることなく、AIやその他のテクノロジーなども取り入れながら、医療をもっと良くしていける仲間を求めています。


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