当社の存在意義である経営哲学”フィロソフィー”に関連して、代表取締役 千歳紘史(ちとせ こうし)が日々の思考をシェアします。
「しなきゃなんてないさ、しなきゃなんてウソさ♪」という、とある大手の不動産情報会社が作ったCMソングを聴いたことはありますか。
僕も心から同感すると同時に、真面目さや勤勉さを過剰に意識するあまり「〜しなきゃ、しなければ」という思考になってしまうことは、苦しい枷となり幸福度も下げてしまうと再認識しました。
みなさんも知らず知らずのうちに枷をつけてしまっていませんか?
体調不良でも仕事をしなきゃ。なんてないさ。
体調が悪くても、マジメな人ほど無理をして仕事をしようとします。その背景には「体調不良くらいで休むなんて根性がないと思われるのでは」ですとか「会社やクライアントに迷惑をかけてしまう」といった恐れがあるのではないでしょうか。
しかし、社会人として長く活躍して幸せな人生を歩みたいと思うなら、無理せず休んだほうが実は幸福度は上がるのです。
無理を重ねれば重ねるほど、限界が来た時に回復するまでに多くの日数を要します。ますます罪悪感も湧くことでしょう。大切な1日1日を苦しい期間に変えてしまうくらいなら、早めに思いきってリフレッシュをすることを、僕はオススメしています。
人に頼らず、なんでも自分でやらなきゃ。なんてないさ。
「一人でなんでもできるようになって一人前」そんな思いはありませんか。
人に頼らず業務をこなす上司の姿に憧れる人もいることでしょう。しかし、優秀と言われる人ほど、実は周りに助けてもらいながら仕事を円滑に進めているものなのです。
「助けを求めたら迷惑になるのでは・・・」と不安になる必要もありません。仕事を手伝ってもらったからといってすぐに同僚から嫌われるわけではないので、あまり気にしなくてもいいのです。
というのも、人は案外頼み事をされるのは嬉しいものなのです。誰かから仕事を手伝ってほしいと頼まれた時、頼ってもらえたことに嬉しさを感じた経験はありませんか?
頼った方も頼られた方も、お互いに感謝の気持ちが生まれて気持ちの良いものです。
緊張せず、完璧にしなきゃ。なんてないさ。
プレゼンをする時、会議で意見を求められた時、どんな人だって大勢から注目を集める場面では、多かれ少なかれ緊張しているものです。
大勢の前で堂々と講演をしている人も、場数を踏んできたから慣れているだけで、最初から全く緊張していなかったわけではないはずです。初めから完璧を求めるとダメなところばかり目がいき、苦しくなってしまいます。
もれなく、ぼくも緊張しますが、「緊張してもいいから、自分が準備してきたことを一生懸命話そう!」と心に決めています。完璧に行うことはもちろん素晴らしいことですが、その時の100%を出し続けることが何より重要なのです。
このように、見えない枷がついてしまったときは是非、「しなきゃ、なんてないさ。」という言葉を思い出してみてください。