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【インタビュー】成長を続ける東南アジアで働く原動力は?シンガポール代表取締役に直撃!

こんにちは!プレステージ・インターナショナル 海外ミドルオフィスの広瀬です。当グループは世界18ヵ国29拠点にグローバルネットワークを展開しています。今回はその中の1つ、シンガポール拠点で東南アジアを統括されている、小澤さんのインタビューをお届けします。多忙な東京滞在中に、本社近くの皇居でジョギングしてしまう小澤さん。そのパワーの源について解き明かします!ちなみに、カバー写真はシンガポールの公園でたまたま見付けたフラワー・ハートだそうです。

2024年12月に2日間の日程で東京で会議を開催し、各国の拠点長一同が集まる機会がありました。多忙スケジュールの中、ためらいながらのお願いにも関わらず、すぐに隙間時間を確保していただき、お話を伺うことができました。初対面でしたがキュッと距離感を縮め、一瞬でその場をハッピーオーラに包んでしまう魅力に、すっかり心を捕まれてしまった私です。そんな活力あふれる、チャーミングな小澤さんのお人柄を少しでも伝えられれば幸いです。  PIグループ海外拠点の詳しい情報はこちら


話を聞いた人:小澤 美恵(オザワミエ)
中途入社: 2007年
経歴:
2007年8月:Prestige International (S) Pte Ltd ⼊社 2024年12月現在、東南アジア諸国(シンガポール、ベトナム、タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシア、カンボジア、ミャンマー)を統括。 Prestige International (S) Pte Ltd. 代表取締役就任(シンガポール) P.I MYANMAR PTE LIMITED取締役(ミャンマー) PRESTIGE INTERNATIONAL VIETNAM Co., 取締役会長(ベトナム) 趣味:旅行、ジョギング(無心になって、マイペースで景色を楽しむ)
好きなこと:体を動かすこと、人とつながること、その瞬間を全力で楽しむこと

※インタビュー中、当社社名プレステージ・インターナショナルは「PI」と略称にて記載いたします。


シンガポールで働くことについて

ーー 現在シンガポールに在住し、PIの海外グループ会社において東南アジア諸国を統括されていますが、どういう経緯でPIグループに入社され、現在に至るのですか?
この役職に就くまで誰にも言う機会がなかったのですが、私は東北・宮城県出身で大学を卒業後は、実は航空自衛隊に入隊していました!地元の宮城県東松島市には航空自衛隊松島基地があり、ブルーインパルスの航空ショーを見て育った私は自然とそちらの世界に惹かれ、憧れにまかせ、体も動かせるといった単純な動機で入隊を決意しました。山口県や埼玉県熊谷駐屯地での規則正しく、そして厳しい訓練の日々は良くも悪くも私の今の性格に影響を与えているようです。自衛隊を除隊したのは、当時法律家を目指す夫と結婚することにしたためです。彼は4年間専業で勉強し、私も一緒に法律事務所を開けたらと司法書士事務所に転職するほど本気だったのですが、難関試験故、残念ながらその夢は叶わず志半ばに終わってしまいました。

手前味噌ですが、その当時夫の親戚一同からつけられた私のあだ名は”一豊の妻”というものでした。先見の明と良妻賢母の代名詞!土佐大名 山之内一豊の妻である千代にあやかって呼ばれたものですが、千代はそれ以来私の大好きな歴史上の人物となりました。我が家の財政は底をつきかけていたものの、「苦難の時こそ次なる行動が必要ぞ!」とばかりに私が海外に目を向け始めたのはその頃だったのです。

日本で当時参加した海外就労セミナーでは、シドニー・カナダ・シンガポールなど多くの国の紹介がありましたが、就職先をシンガポールに決めた理由はあらかじめ旅行で行ったときに目の当たりにしたシンガポールの光景がすべてだと思っています。20年前でしたがその当時感じた多文化入り混じるエネルギッシュな雰囲気、アジア圏ながら最も英語を巧みに使いこなす人々、大型コンテナでにぎわう世界最大級のシンガポール港などなど、私の目にしたものはこれからのシンガポール経済の繁栄を証明するものばかりでそれは自分たちがこれから生活をあずける移住先とするには十分な材料でした。

シンガポール現地法人の入社は、シンガポールに到着後就活を開始し、ご縁があり今に至ります。当時の社員は6名程だったでしょうか。当時面接してくれた方がとてもパワフルで、信頼がおける方であったこと、綺麗なオフィスが街の中心部にあり、雰囲気がよかったことが入社の決め手だったかもしれません。私が描いていた、海外の自由奔放なイメージではなく、そこには誠実で整然とした日本のマナーがあると感じました。面接官がその凛とした雰囲気を醸し出していたのかもしれません。

 世界最大のインフィニティプールがあるマリーナベイ・サンズ

業務について

ーー業務について教えてください
入社後の業務は、損害保険会社が販売する海外旅行保険の加入者(旅行者・留学生・駐在員等)に対して、様々なアシスタンスサービスを提供することでした。渡航先での日本語による電話相談、病院手配やキャッシュレス・メディカルサービスの提供、クレームエージェント(海外で事故が起きたときに、損害サービス対応や保険金請求手続き)業務などがあります。
 詳しい業務はこちら

日本と違う環境で病気や怪我をし、不安になられている日本人をサポートするお仕事です。お悩みやお困りごとを伺い解消できた際、「ありがとう」と心から感謝の言葉を何度もいただきます。その一言を聞くと本当に嬉しく、更に少しでもお役立ちできればと、日々奮闘する活力が沸いてきます。時にふと振り返った際、喜んでくださったお客様の沢山の笑顔を思い出すことがあります。

ーー実は大変だった!というエピソードありますか?
カスタマーサービス業務では、厳しい言葉に心が折れそうになることもありましたね。でも電話を切った後、仲間とケーススタディを共有できる場があり、幾度となく救われた経験があります。仲間がいると、辛いのは私だけじゃない!と、崩れそうになった心のバランスが整い、互いに補い合うことができました。一体感の中で働くのもすごく心地良かったです。そんな仲間とつながれる環境がPIにあるので、本当にありがたいと感じます。悩みだけでなく、喜びも分かち合える温かい仲間が、国境を越えているんです。社内外の様々な方に出会い、いろいろな話を聞ける場は、個人だけではなかなか見つけられません。

ーーどういうところにやりがいを感じますか?
クライアント企業の方々ともよくお話しするのですが、この仕事をしていると、「ご縁ってすごくありがたい!」と、実感することが多々あります。お互いに何かのきっかけで、たまたま出会い、思いもよらない方々と知り合えるんです。その「ご縁」がなければ人は一生関わり合いを持てず、存在を認知することもないんですよ。だからこそ「ご縁」を大事にしようと心がけています。

カスタマーサービスの場合、たまたま電話をかけてくださったお客様の「ご縁」をつなぐことで、はじめてお困りごとを解決してさしあげれることができます。営業であれば、事務職より更に人と出会える「ご縁」のチャンスをいただけるので、とっても嬉しいと心底感じています。一度でも心から助かった!よかった!という経験をした方は、困っている方を見つけると、自分が救われた経験を自然と共有したい気持ちになるでしょう。そうした「ご縁」と「ご縁」がつながり現在に至ります。例えばフィリピン現地法人だけを見ても、当初ヘルスケアプログラムを提供していたクライアント企業は4社しかありませんでしたが、現在は70名に届くかというところまで成長しています。従業員数も、2024年12月現在42名と増加していっています。

また「ご縁」と「ご縁」が繋がり、様々な企業、医療機関、そしてシンガポール、ベトナム、タイ、ミャンマー、マレーシア、カンボジアと、東南アジアだけでなく、世界18ヵ国29拠点につながっているのが凄いことだと実感しています。そんな「ご縁」のきっかけづくりをし、チャレンジできる環境を創出できることに、やりがいを感じています。私が感じたわくわくするやりがいの場を今後更に拡大・発展できればと考えています。


シンガポールの公園:たまたま出会った可愛い動物たち

①エルニーニョ現象で干上がったかもしれないサメ⁈

②シンガポール名物野生のカワウソ!

③こちらも野生のオオトカゲ。茶色いトカゲは遭遇すると、人間関係が良好に!


東南アジアの成長について

ーー今後の東南アジアの成長をどのように見立てておられますか?
シンガポールは、東南アジアの金融や商社のヘッド拠点として成長し続けていくでしょうが、物価上昇を背景に、20年前のような急速な成長は見込めないでしょう。外国人ビザの取得が難化していく中、駐在員を抱える体力のある企業だけが残れる厳しさを肌で感じています。また「最後のフロンティア」と呼ばれたミャンマーについても、コロナやクーデターの影響が根深く、残念ながら事態打開に向けた急速な進展は期待できないでしょう。

一方東南アジアの中で注目されているのが、ベトナムとインドネシアのジャカルタです。ベトナムの人口の平均年齢は約31歳、インドネシアも約29歳(ジェトロ調査参照)。働き盛りの20代がとても採用しやすく期待しています。労働人口が豊富で、物価の安いベトナムやインドネシアに居住する日本人駐在員が増加する傾向にあります。出張ベースでヘッド機能のあるシンガポールに来た方がコストダウンになりますしね。今後も業務拡大に注力していきたいと考えています。先行として業務拡大の実績のあるタイのバンコクでは安定稼働を目指し、東南アジア諸国のPIグループ各社が一体感を持って成長できればと考えています。

また私の固定観念かもしれませんが、東南アジアはものすごくホスピタリティーのある、所謂世話好きな方が多いと感じています。現在ヘルプデスクサービスがうまく機能してる大きな理由は、現地採用従業員の生まれ持った気質、気持ちがそこに向いてるからだなと感じています。成長できるポテンシャルを持つ東南アジアに期待してください。

 ベトナムオフィスのエントランス

 ベトナムオフィスの様子


グローバルポジションについて

ーー 求める人材は?
英会話レベルが高い方ではなく、何よりも人のお役に立ちたいとか、何かしてあげたいっていう気持ちがまず英会話レベルの高さよりも、人のお役に立ちたいとか、何かしてあげたいっていう気持ちがまず先に来る方を求めています。保険の知識や専門用語などは、繰り返し経験を積んでいく中で、習得できると思います。

そして、海外でプライベートも楽しめる方。私たち夫婦の共通の趣味は、旅行や週末のジョギングです。先月は結婚25周年の記念にパリ旅行をしてきました。また、調子がいいと10キロくらい無心で走ってしまいます。どんなに忙しくてもプライベートの時間を大切にし、しっかり向き合って語り合います。その時間が忙しさを和らげ、活力になっています。毎朝、It's gonna be a great day!(今日もいい日にしようね)と言ってハグしているんですよ

ーー 今後の目標
東南アジアを盤石なチームにしていくことです。東南アジアではジャパニーズヘルプデスクもありますし、エリアも広いので、情報交換を密に行い、 海外インターンシップじゃないですけど、従業員同士のその横の繋がりを強固にしていける機会を増やしていきたいと考えています。お互いの仕事を理解し、それぞれの国の現場を知る良いチャンスにし、また自国の業務に活かす、個性的な国が隣接する東南アジアはそれができる可能性を秘めてます。やらなければいけないことは山積していますが、楽しみはそれ以上です。いろいろな角度で一定のスキルをフォーカスしたミーティングを開催し、従業員のモチベーションも上げていきたいですね。

ーー最後に、中途転職を考えている方へ一言!
PIグループは、自分が本当にやりたいと思えば思うほど、チャンスを与えてくれます。一方、経験がある中途採用者に対しても、海外・国内に限らず社内の中でも困ったところに手が届くサポート体制が整っているので安心してください。

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