海外に行くことは、自分の中の”当たり前”や”常識”を覆すこと

私が専門学生の頃、世界は新型コロナウイルスの真っ只中でした。日本でも緊急事態宣言が発令され、実習や対面での授業は行われず、約半年ほどはオンラインでの授業でした。

自分で専門学校に入学することを選択したは良いものの、授業に興味が湧かず、ただただ怠惰に毎日を過ごしていました。そんな中、新たに学びたいと思ったのが”英語”でした。

1年間英会話教室に通い、色々な国の先生方と話をするうちに、英語を話すこと、海外の方と会話する楽しさを感じました。また実際に海外に行き、英語を使って現地の方と交流がしたいと思うようになりました。

どこの国へ行こう、そう考えた時に思いついたのが友人の住む”アメリカ”でした。

アメリカでは観光よりも現地の方々と触れ合ったり、文化や生活を知りたいという思いから、イベントやボランティア活動に参加したり、現地の高校に訪れました。現地の方々と対話をしたり、暮らしを見る中で、自分の価値観、そして日本での固定概念が覆されたように感じます。

また、留学に関心を持つ大きなきっかけになりました。

様々な選択肢から選んだセブ島IT留学

アメリカでの体験を通して、海外に行くことの楽しさや新たな出会いの喜びを感じました。その一方で、現地の方々の会話の速さ、そして英語の発音の難しさを痛感しました。

帰国後は長期間海外で過ごしてみたい、英語の発音を改善したいと思うようになり、留学を決意しました。初めはワーキング・ホリデー制度や、コミュニティ・カレッジへの進学を考えていましたが、費用や留学後の進路が見えなかったこと、学びたい分野が定まっていなかったことから、セブ島でのIT留学に参加することを選択しました。

私がセブ島でのIT留学を選んだ理由

１, 英語の発音を改善したい

２, 英語だけでなく、今後につながるスキルを身につけたい

３, 他の留学先に比べて費用が抑えられる

留学後は就職を考えていたこともあり、海外で就活に活かせるスキルを学べる点は”IT留学”を選んだ大きな理由だと思います。

平日には英語とコーディングの学習、休日にはバッチメイト（同じ日に入学した生徒さん）の皆んなと、オスロブやモアルボアルなどの観光地、現地の方々が集うナイトマーケット、セブ島最大のお祭りであるシヌログ・フェスティバルなどたくさんの場所に訪れました。

留学を通して、フィリピンの文化や歴史を深く知ることができ、フィリピンの方々のフレンドリーさと温かさに触れました。

日本ではなく、”海外で働く”という選択肢

日本に帰国後は、予定通り就職活動に向けて動き始めました。

初めは留学で学んだITのスキルを活かそうと日本での就職を考え、就職活動をしていました。実際に何社か面接を受け、内定をいただくこともありました。ですが、日本での就職に一歩踏み出せない自分がいることに気づき、”海外就職”という選択肢を考えるようになりました。

”なぜ私が日本ではなく、海外での就職を選択したのか”

１, 英語を上達させたい

アメリカでの体験やセブ島留学を通して、自分の考えや気持ちを英語で伝える難しさを感じました。また、世界中を旅してみたい、いろんな国の方と交流したいと思うようになりました。

２, 海外での生活を体験したい

生まれ育った環境と全く異なる文化、暮らし、そして言語。海外での生活を通じて、自分の中の”当たり前”や”常識”を変えたいと感じました。

３, 海外の方と働いてみたい

海外の方々と触れ合い、海外の文化や生活を知り、自分の中の固定観念や価値観が広がる大きな経験になりました。また、飾らないオープンな人柄に惹かれ、深く関わりたいと感じるようになりました。

最終的に選択したのは自分の中の”ワクワク”

海外就職という選択肢を考えた時、一番初めに思い浮かんだのが”セブ島”でした。

留学で訪れたこともあり、現地の方との関わりやセブ島の魅力を感じる機会がたくさんありました。また、フィリピンの方々のフレンドリーで温かい人柄や豊かな自然に囲まれ、開放的に過ごせたこともセブ島での暮らしに惹かれた理由の一つだと思います。

なぜ観光業、そしてCSPトラベルだったのか

・セブ島の魅力を発信したいという思い

セブ島留学では新しい出会いだけではなく、たくさんの初めての体験をしました。オスロブでジンベイザメと泳いだり、モアルボアルでウミガメを見たり、カワサンフォールで滝から飛び込んだり、セブ島の自然ならではのアクティビティだと思います。

セブ島の方の温かい人柄や豊かな自然に惹かれた私が、今度は自分がセブ島の魅力を伝える側になり、たくさんの方にセブ島の魅力を実際に感じて欲しいと思うようになりました。セブ島に来たことのある方にもそうでない方にも、「セブ島行きたい！」と興味を持っていただけるような情報を発信していきたいと思っています。

・留学で学んだITを活かしたい

海外で働いてみたいという思いと、留学で学んだITのスキルを活かしたいという思いもありました。CSPトラベルではInstagramやTiktokなどのSNS、Webサイトの記事での情報の発信を行なっており、留学で学んだスキルを活かせると感じました。

観光地はもちろん、セブ島の市場やおすすめのローカルレストラン、流行りのカフェ、イベントやお祭りなど、フィリピンの文化やセブ島の人々の暮らしが伝わるような動画も制作してみたいと思っています。

・子どもたちの支援活動

留学では英語の授業の一環として、ダンプサイトに住む子どもたちの児童施設や家庭を訪ねさせていただく機会がありました。

初めはゴミの山や匂い、厳しい生活環境、教育環境を目の当たりにし、戸惑いました。ですが、そこに住む子どもたちや住民の方々と触れ合う中で、苦労だけではなく、明るさや強さを感じました。実際に話を聞き、暮らしを見る中で、自分に何かできることがあるなら小さなことでも行動したいと感じました。

CSPトラベルが観光業だけではなく、子どもたちへの支援活動を行っていること、「観光資源を活用しているからこそ、現地で暮らす人々へ還元したい」「ダンプサイトや児童養護施設で暮らす子どもたちにも様々な選択肢がある世の中にしたい」という想いのもと、活動を行なっていることも、入社を決めた一つの理由です。

まとめ

セブ島留学が海外就職という自分が想像もしていなかった新しい道に繋がったことを嬉しく思います。私が最終的に日本ではなく、海外、そしてセブ島での就職を決めた理由は、海外に行くなら今だという気持ちと、自分の中の”ワクワク”する選択をした結果だと思います。

この記事が皆さんの”新たな道”のきっかけの一つになったら嬉しく思います。

最後まで読んでくださりありがとうございました。今後の様子も温かく見守っていただけたら幸いです。