海外事業担当の中坂です。今回は嬉しいお知らせです。
8月、カリフォルニアのトマトの生産法人から、スキーポンを購入してくださるというお話をいただきました。2021年にアメリカでスキーポンの普及活動を始めてから最初の購入になりそうです。
7月下旬、40度という高温下でスキーポンを処理して植えたトマトが、しっかり育ってることを受けての購入希望でした。圃場の管理責任者が、少し興奮気味に「圃場試験でこれまえに明確な差が出たのは初めて」と報告してくださいました。年明け早々、来期の作付に使うトマトの苗栽培で使うことになりました。
この生産法人は、カリフォルニアのトマトの大規模生産法人のひとつです。この法人でスキーポンが使われることになれば、周辺地域のトマトの生産法人にもスキーポンの認知が高まるのではないか、と期待しています。
新しい製品の購入を検討する際、科学的な実証実験でも、3年ほど様子をみてから購入するかどうかを検討するなど、慎重な法人や農家は少なくありません。ただ、今回の法人は、作付け1カ月で決めるという速さでした。それだけ効果がはっきりと出たということもありますが、ここに至るまでには、弊社の海外事業担当のイアン・デイビスが先方の法人の担当者へ、キメ細かい対応を続けてくれたおかげだったと思っています。
この生産法人と手がけたトマト栽培での実証実験を通じて、スキーポンの明確な効果を示すデータも手に入りました。これから米国内の生産法人にスキーポンを紹介する際の足がかりになってくれたら、と思っています。