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2024年の事業の振り返りと2025年の展望【COO 中坂】
アクプランタは2025年、おかげさまで創業7年を迎えました。昨年は、例年以上の猛暑が国内外を襲ったことを背景に「スキーポン」の認知や販売量が倍増するなど、「地球沸騰化」が進むなか、農業現場の課題解決に一層貢献できたことを実感する年になりました。国内外の事業展開を担当する中坂高士(なかさか・こうじ)COOに、2024年を振り返ると同時に、2025年の展望を語ってもらいました。【国内事業】国内外ともに変曲点となる年でした。フェーズが変わったと感じています。国内においては、昨年度に比べてスキーポンの販売量が倍増しており、特に、夏場の売り上げが好調で、2倍になりました。また、使われる作物の種類が...
【インターン生募集中】東京科学大で金CEOが講演
2024年12月23日、東京科学大学生命工学院の講義に、金鍾明 CEOが登壇しました。大学院生向けの講義で、テーマは「植物の環境ストレス応答にかかわるエピジェネティクス制御」。約70人の学生が参加してくれました。これとは別に、「酢酸を使った最新の地球沸騰化対策」と題した講演も行いました。「酢酸で植物がこれほど強くなるのか」「実際に、研究成果を社会実装できているのは興味深い」というお声をいただきました。また、将来起業を志している学生からは「自分も研究成果をあげて、起業につなげたい」と言っていただけて、大変うれしかったです。弊社では現在、SDGs13番「気候変動に具体的な対策を」に興味がある...
【掲載情報】ソニー支援プロジェクトのサイトに対談記事が載りました
ソニーのベンチャー支援プロジェクト「Sony Startup Acceleration Program(SSAP)」のサイトに、弊社の金鍾明(きむ・じょんみょん)CEOと、2022年に出資いただいたソニーベンチャー株式会社メンバーとの対談が掲載されました。国内投資先スタートアップ企業を1社ずつ紹介する連載で、アクプランタに注目していただいた「3つのポイント」や今後の展望を中心に語っていただきました。「現在の地球環境問題に対して、現行農法の問題点(大量の水を使う、農薬を使う)を、植物自身が本来持っている能力(エピジェネティクス)を利用し、自然に優しい方法でソリューションを提案」(富高忠房・...
【メディア掲載】朝日新聞土曜版「be」で金CEOのロングインタビューが載りました
3月16日付朝日新聞の土曜版「be」の表紙インタビュー、「フロントランナー」に金鍾明CEOのロングインタビューが掲載されました。「基礎生物学者」であり「起業家」でもあるという金CEOが、なぜアクプランタを始めたのか、スキーポンの効果や気候変動対策としての期待などを語っています。(フロントランナー)生物学者・起業家、金鍾明さん 自分の発見、自分で試す:朝日新聞デジタルhttps://digital.asahi.com/articles/DA3S15886597.html(フロントランナー)金鍾明さん 「社長になっても研究者みたいなことしてる」:朝日新聞デジタルhttps://digital...
アクプランタ、国際協力機構(JICA)「中小企業・SDGs ビジネス支援事業」に採択
ウガンダ国干ばつでの植物生育を促進するバイオスティミュラントにかかるビジネス化実証事業2024年2月9日アクプランタ株式会社アクプランタ株式会社(CEO代表取締役社長:金鍾明、本社・東京都文京区)が提案した「ウガンダ国干ばつでの植物生育を促進するバイオスティミュラントにかかるビジネス化実証事業」が、独立行政法人・国際協力機構(JICA)の2023年度「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に採択されたことをお知らせいたします。事業採択に伴い、関係機関や専門家の支援、助言などを受けながら、弊社が開発したバイオスティミュラント資材「スキーポン」のウガンダ国内での販路構築に取り組んでまいります。...
アクプランタ、農水省SBIRフェーズ3基金に採択
世界の気候変動を生き抜く「シン・緑の革命」事業アクプランタ株式会社(CEO:金鍾明、本社・東京都文京区)が提案した「世界の気候変動を生き抜く『シン・緑の革命』事業」が、農林水産省の中小企業イノベーション創出推進事業(以下SBIR)のフェーズ3基金に採択されたことをお知らせいたします。気候変動で栽培条件が悪化しても作物の生産性を担保するため、「酢酸バイオスティミュラント」を活用した農業技術の確率を目指します。SBIR(Small Business Innovation Research:SBIR)とは日本のスタートアップ企業などの先端技術の社会実装促進を図るのが目的の事業で、関係省庁が設け...
北海道でも酷暑。下川町でフルーツトマト農家に講演
国内事業担当の笹原です。1月25日、金代表と一緒に、北海道下川町に行ってきました。この日、北海道は各地で大荒れの天気となり、鉄道が止まるなど、あちこちで影響が出ましたが、なぜか下川町は静かな天気で、無事会場に着くことができました。地元のフルーツトマト農家の方々に、高温対策としてスキーポンを使っていただくために、使い方と事例を紹介するのが目的です。下川町でも、昨年夏の高温でフルーツトマトの収量が落ちたということでした。町役場の農業担当の方が昨年の農業WEEKで、金代表の講演を聞き「ぜひ、下川町でも講演をしてほしい」と声をかけていただいたのがきっかけです。講演ではまず、金代表がスキーポンの基...
府中市の鎌田様と農地貸借契約を締結
2024年1月1日、アクプランタ株式会社は府中市の鎌田功様とJAマインズ資産管理課のコンサルティングの下、鎌田様が所有する農地6.75アールについて都市農地賃貸借契約を締結させていただきました。これから同圃場にて、スキーポンの新しい使用方法の確立や新型バイオスティミュラントの開発などを行う予定です。また、都市農業ならではの課題解決にも貢献できるよう、実験を進めていきたいと考えています。まずは春先にかけてトウモロコシやイネ、ダイズなどの作物の試験を計画しています。今後、圃場試験を通じて皆様にさらにパワーアップした製品を届けられるように頑張ります!写真は鎌田様と国内事業担当の笹原です。
令和5年度全国農業青年交換大会へ出席させて頂きました
日本国内事業担当の笹原です。1/11愛知県名古屋市で開催された、令和5年度全国農業青年交換大会にAgventure Lab様のブースにて共同出展させて頂きました。令和5年度全国農業青年交換大会を開催します – 愛知県 (pref.aichi.jp)この大会は、全国から若手農業者が集まり、意見交換を行ったり、プロジェクト発表を行うものです。今回私たちは、協賛企業ブースにてスキーポンの紹介を行いました。たくさんの若手農業者の方々に立ち寄って頂き、スキーポンについて多くのご質問やご意見を頂きました。話題として多く挙がった内容は、昨年夏時期の異常な高温についてでした。皆様ご存じの通り、様々な地区...
【受賞報告】日経「超DXサミット」で最優秀賞受賞!
日本経済新聞社主催の「超DXサミット」で7日、気候変動やエネルギーなど、世界的に課題となっている分野での問題解決を目指すスタートアップが対象のピッチコンテスト「インパクトピッチ」が開催され、アクプランタが最優秀賞にあたる「日経賞」を受賞しました!インパクトピッチには、読者投票と書類審査をもとにした選考会議で選ばれた10社が出場。当社の金鍾明代表は「エピジェネティクス技術で気候変動から植物と食と環境を守る」と題し、スキーポンの説明とこれまでの取り組みをプレゼンしました。酢酸の作用を利用して、作物の暑さや乾燥へのストレスを高めることで、農作物がしっかり生育できると、過去の実証実験の結果などを...
【社員インタビュー⑧】会社に貢献できることがあるなら喜んでやりたい!
今回はアクプランタの特別研究員である小柴共一(こしば・ともかず)をご紹介します。大学生向けの教科書なども執筆しており、東京都立大学の名誉教授でもある小柴。彼のアクプランタ参画により、今まで以上に基礎研究にも力が入りそうです!プロフィール北海道大学理学部を卒業後、東京都立大学理学研究科にて植物の二次代謝に関する研究を行い博士号を取得。その後同大学にて助手から教授として研究だけでなく教育にも熱心に取り組んできた。1986年にはアメリカのワシントン大学(セントルイス校)にポスドクとしてオーキシン初期応答遺伝子の発現解析などを行う。帰国後はオーキシンやアブシシン酸の生合成に関する研究を進めた。基...
【社員インタビュー⑦】世界を舞台に、社会貢献に直結するような仕事をしてみたい
今回は2023年1月にアクプランタのR&Dグループに参画した鈴木洋弥(すずき・ひろみ)をご紹介します。偶然にも社長の金、R&Dグループリーダーの工藤と同様に、理化学研究所にて研究経験のある彼女。そんな彼女からアクプランタへの入社の決め手やアクプランタで実現したいキャリアなどについてインタビューしました!プロフィール首都大学東京(現・東京都立大学)都市教養学部都市教養学科理工学系生命科学コースに入学し、同大学にて博士号を取得するまで植物ホルモンが関わる植物の生理応答について研究した。その後フランス国立農学研究所にてポスドクとして種子の発芽に関する研究を行う。受給が確定していた日本のフェロー...
米国での購入内定第一号!トマトの大規模生産法人でスキーポン導入へ
海外事業担当の中坂です。今回は嬉しいお知らせです。8月、カリフォルニアのトマトの生産法人から、スキーポンを購入してくださるというお話をいただきました。2021年にアメリカでスキーポンの普及活動を始めてから最初の購入になりそうです。7月下旬、40度という高温下でスキーポンを処理して植えたトマトが、しっかり育ってることを受けての購入希望でした。圃場の管理責任者が、少し興奮気味に「圃場試験でこれまえに明確な差が出たのは初めて」と報告してくださいました。年明け早々、来期の作付に使うトマトの苗栽培で使うことになりました。この生産法人は、カリフォルニアのトマトの大規模生産法人のひとつです。この法人で...
【アメリカ・カリフォルニア】新規の生産者獲得に向けて農家訪問と展示会参加
海外事業担当の中坂です。11月28日~30日までアメリカ・カリフォルニアに出張に行ってきましたのでご報告致します。今回の出張の目的は新規の生産者獲得に向けた農家訪問と展示会参加でした。嬉しい成果も得られて、手ごたえを感じられる出張となりました。始めに、今年試験をしてくださっていた、現地の大規模農家であるwiloghby farm(ウィロビー・ファーム)を訪問しました。担当者の方からは「レタスにSkeepon(スキーポン)を使用したところ、収量が増加していた」との嬉しい報告を頂きました。また今回、効果をご実感いただけたことで、来年1月から、再度、レタスにおいてスキーポン試験を実施することも...
日本の裏側・真夏のブラジルで大豆の実証実験を開始!
海外事業担当の中坂です。12月末、ブラジルのサンパウロに行ってきました。行き先は、農業試験の受託専門企業(CRO=contract research organization)のStaphyt社とAgro Carregal社の2社が運営する大豆の試験圃場。この2社と、スキーポンを使った大豆の実証試験を1月から始めることになったのです。でもなぜ今、ブラジルに?アクプランタでは2024年夏、米国の大豆圃場での実証試験を予定しています。大豆圃場での実証試験は、すでに北海道で行い、スキーポンを散布した畑の大豆の収量が20%多いという結果も出ています。ただ、国や地域によって、一般的な栽培方法は異な...