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【SOZOWで働くメンバー紹介】「Robloxクリエイティブコース」開発者インタビュー

今回は10月から新しく始まるSOZOWパーク*の「Robloxクリエイティブコース」についてご紹介します。
このコースの魅力や、SOZOW会員限定で実施した先行体験での手応えについて、プログラムの設計・開発を担当した「かじー」に話を聞きました。プログラム開発者の熱意を感じ取っていただけると嬉しいです!

*「SOZOWパーク」は小中学生向けの「デジタル×非認知スキル」の習い事で、累計受講者は2000人以上!オンラインで全国どこからでも参加でき、これからの時代に必要な力を身につけられます。

SOZOWパークのライブ授業で講師役の「ガイド」を務めながら、各種プログラムの開発にも携わっている「かじー」。爽やか&優しいお兄さんで子どもたちからも人気です!

ーーー最近、「Roblox」という名前をよく聞くようになりました。SOZOWパークの「Robloxクリエイティブコース」は、どのようなコースなのでしょうか?

Robloxは、世界中で注目されているゲームのプラットフォームで、プレイヤー人口は3億人を超えています。「ゲーム版YouTube」とも呼ばれ、公開されている数多くのゲームで遊ぶだけでなく、自分でゲームを作って投稿することもできるのです。
あのHIKAKINさんも、最近Robloxの実況を始めて話題になっていますね。

SOZOWパークでは、これまでマインクラフトのコースが圧倒的な人気を誇っていました。しかし、子どもたちの視野と可能性をさらに広げたいと考え、世界中でマインクラフトと肩を並べる人気のあるRobloxを新コースの題材として採用することを決めました。

このコースの特徴は、ゲーム制作を通じて多様なスキルを身につけられる点です。「プログラミングを覚えられる」というイメージが大きいと思いますが、それだけではありません。例えば自分のアイデアを形にするデザイン力。アイデアを発表したり、共同作業をする時間を通じて、プレゼンテーションスキル、コミュニケーション力、アイデアを組み合わせてイノベーションを生み出す発想力など、様々な力を養えるようになっています

「Robloxクリエイティブコース」カリキュラムの一部

何より、そういった力をRobloxというゲームプラットフォームの中で楽しみながら身につけられることが大きなポイントです。元からRobloxで遊ぶのが好きな子どもはもちろん、あまり知らなかった子どもも夢中になってのめり込む魅力があります。

ーーー具体的には、どのような内容で進めていくのですか?

Robloxでは、「Lua言語」という実際の開発現場でも使われることがある本格的なプログラミング言語を使用します。例えば「ブロックに触れたら何かが起こる仕掛けを作ろう」といったミッションでは、「Touch関数」という構文を使います。キャラクターがブロックに触れた際に爆発したり、触れたブロックが消えたりするなど、どんな構文を書いたらどんな結果が起こるのか、子どもたちが実現したいシーンを考えながらプログラムを学んでいきます。

プログラミングに楽しく取り組めるミッション

ーーープログラミングの画面を見ると、かなり本格的ですよね!

タイピングに慣れていない子どもにとっては、最初は少し大変かもしれません。
しかし、SOZOWでは子ども4,5人に対してスタッフ1人がつく少人数サポート体制を整えているため、どんなレベルの子でもしっかりとサポートします。授業ごとに子どもたちからフィードバックを集め、「この子は前回難しいと感じていたので、今回はまず声をかけてみよう」といった具合に、スタッフが連携して手厚いサポートを行っています。

実際のプログラミング画面

SOZOWのライブ授業は、インプット中心ではなく、「アイデアを形にする」というプロセスを重視しています。

プログラミングだけでなく、感覚的に操作できるツールを使って「デザインとは何か」を学んでいく活動も多く取り入れています。例えば、最初の6ヶ月間で「オリジナルのテーマパークを作ろう」というテーマに取り組み、様々な角度から自分だけのテーマパークを構想し、実際に手を動かして制作していく活動も行います。

これはサンプルに僕が作った「海のテーマパーク」です。

プログラミングとデザインを交互に取り入れることで、子どもたちが飽きずにステップアップできるよう工夫しています。

コースが進むにつれて、「仲間と協力して作品をつくる」というフェーズに移ります。子どもたちはコミュニケーションを取りながら、自分のアイデアと他人のアイデアを組み合わせ、役割分担をして一つのゲームを制作します。この過程で、主体性や協働力、課題解決力など、様々な力が鍛えられていきます。
社会に出てみると、一人だけで完結する仕事や取り組みは少なく、多くの場合、他者との協働が必要です。そのため、SOZOWパークでは「仲間と協力して作品をつくる」ことを大切にしています。こういう習い事は珍しいかもしれません。

最終的な作品発表の際には、実際にゲームクリエイターとして活躍する大人の前で発表してフィードバックをもらえる機会を作れないか、というのも構想しています。

ーーーゲーム作りを通じて多くの経験ができるのですね!コースの本格スタートは10月からですが、SOZOW会員限定で先行体験を実施していたのですよね。その手応えはいかがでしたか?

本格的なプログラミング言語を使用することもあり、マイクラに比べて難易度が高いと感じる子どももいますが、
「タイピングやPCの扱いに慣れた!」
「英語のスペルを覚えて友達に自慢してる!」
など、できることが増えて喜んでいる子どもが多いですね。
「アイデアがたくさん湧くようになった!」と言っている子もいました。

SOZOWパークの特徴として、スタッフが一方的に教えるのではなく、「自分で調べて考える」ことや、「子ども同士で教えあう」文化を大事にしています。ライブ授業中に誰かがわからないことを他の子どもがさっとアドバイスしてくれたり、助け合っている姿もよく見られるんです。

子どもたちが自分で作ったオリジナルのワールドを見せ合って「すごい!」「どうやって作ったの?」と称賛しあっている場面を見ると、とても嬉しいですね。

オリジナルテーマパーク制作でも、「宇宙をテーマにする」という子もいれば、「全部ケーキでできた空間にしよう」とか、「きのこたけのこ戦争をやってみよう」など(笑)、テキスト通り真似してやるのではなく、自分のアイデアを形にする楽しさを味わっています。

▼実際の子どもたちの作品はこちら

ーーー作ったゲームを見せ合うことでの学びもありそうですね。Robloxの習い事はまだ少ないと思いますが、コース開発で苦労したことはありますか?

一番の課題は、子どもたちに合わせた難易度設定です。他社のRobloxの習い事サービスも参考に見させてもらったりしたんですが、覚えることが中心のところが多いですね。私たちは、学びの原動力は「やりたい」「楽しい」という好奇心だと考えているので、楽しみながらアイデアを実現するための手段としてプログラミングを習得していく設計にするのは、かなり試行錯誤しました。
毎回のライブ授業ごとに子どもたちに満足度や難易度のアンケートを取り、それをもとにカリキュラムに手を加えています。

僕自身がいかに子どもたちをワクワクさせられるゲームを作れるか、それによって子どもたちのモチベーションが変わってくるので、そのための研究をかなりやりました。エンジニア経験があるわけではないので大変でしたが、僕はアイデアを形にするのが好きで、これまで様々な創作活動をしてきた経験がとても役に立っています。

あと、塾講師の経験もあるので、子どもたちそれぞれの習得度が異なる中でみんなに分かりやすく伝えるという点においては、その知見を活かせていると感じますね。最初はプログラムのコードをコピペできる仕組みを用意したり、要所要所でつまづきやすいポイントを説明する動画を用意しておいたりなど、進め方や教材を工夫しています。

教材にはつまづきやすいポイントを分かりやすく説明する工夫が

ーーー授業が進むごとに進化しているんですね!保護者からの反応はいかがでしょうか?

「これまでただRobloxで遊んでいたけれど、こんなに学びの要素があるなんて驚きました」といった声が寄せられています。Robloxで自分のアイデアを形にし、それを友達や家族に自慢できることで、子どもたちの自信も深まっているようです。
ゲーム制作の過程で「失敗してもやり直せる」「何度でもチャレンジできる」という柔軟さがRobloxの魅力でもあり、粘り強さややり抜く力が身についていくことも実感していただけるのではと思っています。

ーーーとても魅力的なコースですね!最後に、このコースで子どもたちがどのように成長してほしいと考えていますか?

SOZOWパークでは、未来を切り拓くための力を育むことを重視しています。この力は、単に絵を描くスキルやプログラムを書く能力に限りません。物事を新しい視点で捉えたり、他の人と協力しながら問題を解決したりする能力です。

Robloxクリエイティブコースでは、自分のアイデアを形にし、仲間と協働する経験を通じて、自信を持ち、創造力を広げてほしいと思っています。

プログラミングやゲーム制作は、ただの技術習得ではなく、自分の世界を広げるためのツールです。このコースを通じて、子どもたちがそのことに気づき、楽しみながら成長してくれることを願っています。

ゲームの仕事はゲームクリエイターだけではないですよね。このコースを受けてくれた子どもたちには、自分の「好き」や「得意」に気づいてもらって、それを活かせる仕事は何があるか考え、視野を広げるきっかけも届けたいと思っています。

最後になりますが、プログラム開発という仕事は、子どもたちにどんな反応、学び、変化が起きるのかを現場で吸い取って試行錯誤、実証実験していくものです。子どもたちの変化に敏感になりながら、子どもたちにとってよりいいものを作っていきたいです。
「Robloxクリエイティブコース」は子どもたちと一緒に進化を続けていきますよ!

ーーーありがとうございました!
このインタビューを通じて、多くの子どもたちがこのコースに参加して楽しみながら成長してほしいと感じました。ゲーム制作を通じて、子どもたちの無限の可能性が広がっていきますように!


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