はじめまして
みらい翻訳のエンジニアリング部で日中の汎用翻訳モデルと日英中の法務翻訳モデルの開発を担当している、リサーチ・エンジニアの藤井です。
2021年6月にみらい翻訳に(エンジニアリング部としては初の!)遠方フルリモート社員として入社しました。この記事ではフルリモートの働き方と、そこに至るまでの経緯についてお伝えします。
エンジニアリング部の雰囲気と業務内容については同僚が記事を書いてくれているので、ご興味ある方はこちらをご覧ください。
自己紹介
私は幼年期と小学校のひと時を中国で過ごした、日中バイリンガル [^1] です。引っ越しも多かった幼少期に、新しい土地の新しい共同体に馴染むためにはその土地のことばを理解する、もしくは真似るのが手っ取り早いと気づいたときから、人間の話すことばとやらにやたら興味を持っていたような気がします。
そんなこんなで大学院でも言語学(主に認知言語学と現代中国語文法、日中対照言語学)の研究をし[^2]、研究を続けるにせよ、就職するにせよ、人間のことばに関わる分野で活躍したいという思いがありました 。
私はいわゆる人文学の分野出身でしたので、会社に入ってからデータアナリスト、データサイエンティスト、機械学習エンジニアと少しずつできることを広げてきました。現職ではリサーチ・エンジニアという肩書で機械翻訳に関わる研究開発を主な業務としています [^3]。
フルリモートという選択肢
私事で恐縮ですが、結婚して家族ができたため、昨年東京から家族の居る金沢に移り住みました。
日々フルリモートで在宅勤務をし、終業後は金沢の地酒を楽しんだり、茶屋街をぷらぷら散歩したりして過ごしています。
【金沢駅前、螺旋状の柱が美しい鼓門】
みらい翻訳に入る前、転職活動中の悩みは主にプライベートとキャリアの両立でした。「キャリアを取って多くのAI関連企業が集中している首都圏に住めば家族と一緒に暮らすことができない」「家族を取れば自身の望むキャリアが積めない」という二者択一で悩んでいました。
当時、自然言語処理技術を用いた自社開発を行っている企業を希望していたのですが、自社開発の会社ならどこでも良かったわけではなく、できることなら自身の強みでもある言語学知識と中国語も使えるような環境を望んでいました。しかし、そのような条件にマッチする企業は非常に少なく、さらに首都圏に住んでいないことで選択肢はさらに狭まり、ライフイベントとキャリアの両立はとても難しいものに思えました。
そんな時、自然言語処理を事業のメインに据え、機械翻訳プロダクトの開発を行っているみらい翻訳を知りました。その事業内容に惹かれ応募概要を確認したところ、みらい翻訳ではフルリモート勤務が可能であることが書かれていました。当初は出社を前提に考えていたのですが、フルリモートという選択肢により視野が広がり、プライベートとキャリアの両立ができるのではないかと期待ができました。
応募概要には基本リモートと書いてあるものの出社が必要なのではないかと心配していましたが、まったくの杞憂でした。
みらい翻訳では、年齢とともにライフステージが変わっても、ライフイベントとキャリアのどちらも諦めなくてよい働き方ができます。
フルリモートでの働き方
一般にフルリモート勤務ではコミュニケーション不足が懸念されますが、みらい翻訳では毎日なにかしらオンラインでコミュニケーションができるように考えられています。
最近の私の業務としては、対訳コーパスの整備、翻訳結果検証とその指標の開発や新サービスの機能開発などに取り組んでいます。
普段の業務でSlackやZoomを使っている他、バーチャルオフィスが用意されており好きなタイミングでチームメンバーに話しかけることができるため、業務で困ったことがあってもすぐに相談できる環境が整っています。
また、毎日のように「さぎょイプ」ならぬ、「さぎょハドルミーティング」や「さぎょズーム」でメンバーと一緒に開発しているので、リモート勤務をしていて困ったことはまだありません(が、盛り上がりすぎて肝心の作業が進まないことはあります)。
【オンラインオフィスで歓談している様子(画像はバーチャルオフィスoViceを利用)】
画像のように、社内ではお互いをニックネームで呼び合うニックネーム文化があります。みらい翻訳の「誰が発言したかよりも、なにを発言したかを重視する」この姿勢がとても気に入っています。
最後に
この記事を読んで少しでも興味を持ってくださった方はぜひお話ししましょう!
みらい翻訳ではカジュアル面談も行っています。気軽にご連絡ください。
機械翻訳で言語の壁を取り除く、そんな目標を一緒に実現してくれる仲間を募集しています。
まずは お試し翻訳 を使ってみてくださいね!
[^1]: 『日本国語大辞典』では「二ヶ国語を、場面・状況に応じて自由に使いこなせること。また、その人。」と書いてある。定義は様々ですが、会話作文には不自由はないし、気まずい雰囲気になった際、中国語でダジャレを言って場を和ますくらいのことはできるので良しとしてほしい。
[^2]: というと、だいたいことばの誤用や乱用に厳しいと思われることが多いですが、そんなことはないです。私自身、ことば遣いはかなり「てきとー」です。また、ことばの誤用と呼ばれる言語表現が、本当に誤用なのかはたまた定着したのかは、数十年後に振り返ることでしか分からないです。
[^3]: いわゆる人文系から機械学習エンジニアになった経緯について説明すると1時間くらいはかかるので、ここでは割愛します。興味がある方がいればご連絡ください。気軽にお話しましょう!
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