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【Interview #4】デザインで子どもたちの未来を良くしたい

こんにちは!80&Company採用担当の高谷です。今回インタビューさせて頂いたのは、デザイナーとして日々ご活躍されている高垣亜弥さんです。

バリバリ仕事をしていて忙しいはずなのに、常にパワフルで明るいオーラを放っている亜弥さん。そのエネルギーの源は一体何なのか…?内に秘めた強い想いをお話してくださいました。是非ご一読下さい!

高垣 亜弥
1989年生まれ。渡英しファッションデザインを学んだ後、帰国。
呉服メーカーに8年勤務し、テキスタイルやグラフィックデザインをメインに幅広く担当。
その後フリーランスにて、プロジェクトマネージャー・ライターとして
デザイン以外の分野でも活動を始める。2022年、80&Companyに参画。 


ーー前職までの経歴を教えて下さい!

学生の頃はずっとスポーツをしていました。中学生の時にバドミントンを本格的に始めて、高校もスポーツ推薦で入り、6年間バドミントン漬け。大阪から京都の高校まで通っていて、毎日始発電車に乗って朝からみっちり練習し、授業を受け、放課後また練習に励む生活をしていました。ただ大学進学を考えた時、この先もバドミントンを続けていくことに違和感があったんです。どこかの会社に所属して選手を続けるとなったら、仕事との両立や金銭的な問題もある。なので別の道に進んでみようと考えました。

人生の価値観や、人との関わり方、心の整え方など、自分がスポーツを通して得たものが多かったので、子ども達にもそれを伝えられるようになりたいと思いアメリカに留学しました。「どうせやるんだったら突き詰めたい」と思い留学をしましたが、学んでいるうちに「スポーツを教える事を仕事にするのも違うのかな」と感じ始め、日本に帰ってきました。

そこで再度「自分は何がしたいかな?」って考えた時に、ずっとモノづくりやデザイン、ファッションが好きだったので、一旦ファッションデザイン学校に行ってみたんです。学校は週末だけだったので、実務経験を積むために会社に入って靴の企画営業をしてみました。「平日は仕事をして週末は学校に行く」という生活を1年間過ごした後、本場でも学びたいという思いが強くなり半年ほどイギリスのファッションデザイン学校に通い、現地でインターンを受けました。

帰国後は日本のデザインを学ぶために京都の呉服メーカーに入り、そこからずっと和柄やグラフィックを描いたり、生産管理をしたりしていました。自分自身でやりたい事は沢山あったので、一旦正社員という枠を外れて、フリーランスとしてファッションライター、プロジェクトマネージャーとして活動しつつ、趣味でサステナブルなファッションブランドも起ち上げました。当時はまだ日本でサステナブルの認知が低かったのですが、海外のバイヤーさんからのお声がけで、ニューヨークのセレクトショップで数回展示もさせてもらったりもしました。ブランド自体はお金にならなかったですが、その経験のおかげで色んな会社や人と繋がれて、一緒に仕事ができました。

そして結婚出産があり、どういう働き方が良いか模索していたんです。フリーランスで働いてみたけどやれることって限られてて。1人でやるよりチームの中に入ってやる方が、大きいものをつくれてやりがいを感じられる。それに気付いて、もう1回企業に入りたいなと思ったんです。ただ、自分がやりたい事がディレクションだったから難しくて。子どもがいるっていうことを全面に出すと「時短」の枠に囚われて仕事が狭まり、自分がやりたい事では無くなってしまう。ただ子どもがいてもキャリアを諦めたくないと思って転職活動をしていました。そんな時に堀池さん(80&Company CEO)から連絡を頂いて。フルフレックス×フルリモートだから育児しながらでも勤務時間が確保できるし、自分がやりたいディレクション的な仕事ができるのでは?と思い入社を決めました。


――モノづくりは昔から好きだったのですか?

父がエンジニアで、小さい頃から私も色々作っていました。車のおもちゃのミニ四駆にオリジナルエンジンとかつけてカスタマイズし、弟とレースしたり。父の影響が大きいのかな。あと父方の祖母はファッションデザイナーで、色々と遺してくれているんです。祖母が作ったウェディングドレスも遺っていて、結婚式の前撮りで着ました。祖母に会った事は無いけど「こういう方だったんだなぁ」というのが伝わってくるんです。私もそういう「想いが次の世代へ繋がるモノづくり」をしていきたい。母方の祖母も油絵を描いていて、そういうバックグラウンドはあるのかな?と思います。

もともとは小さい頃から、子どもたちのために何かしたかったんです。日本にいるだけで幸せで、海外では学校に通えなかったり、環境が異なる子どもたちがいっぱいいて。そういう子どもたちのために何かしたい想いはずっとあって。デザインで子どもたちの未来を良くしたい。これが自分の軸にあります。だから80&Companyでやっている事も繋がっていて。子どもたちの未来に繋がっていくような新規事業を作りたい。その中の1つのツールとしてデザインがあると思っています。


――「子どもたちのために何かしたい」という想いが強いんですね。

実は小学生の時に9つ離れた妹がいたんですが、1歳になる前に重い病気で亡くなったんです。当時の辛かった記憶はめちゃめちゃ残っていて。本当に鮮明に、シーン毎に覚えています。その時たまたまテレビで、生きたくても生きれない子どもたちの映像を見たんです。「この子たちは生きたくても生きれないのに、私は何をしているんだろう?」みたいな衝撃を受けました。今の私の根本にあるのはその出来事です。今頑張れているのはその出来事があったから。言葉につまりますが、感謝です。1日1日大切にしたい。いつ自分に何が起こるか分からないですから。

アメリカ留学している時も、複雑な家庭環境で育つ沢山の子どもたちを目の当たりにしました。客観的に見た時に日本との差が激しすぎて「アメリカでこんな事が起こっているんだ」という衝撃がありました。そういう経験から、生きたくても生きれない子どもたちのために何かしたいなっていう想いは強くありますね。それが私の軸。子どもが育つ環境は大事だなと思っています。周りの大人が何をしてあげられるか。ただ自分も親になって、自分の想いだけでは動けないんですが、この想いは大事にしていきたいと思っています。

――具体的な仕事内容を教えて下さい!

クライアントの新規事業に携わって0から1を創る事です。具体的にはデザインやブランドのコンセプトなど、事業の軸となるところから創っています。ロゴをデザインしたり、プロダクトや広告のイメージボードを作り上げてクライアントとすり合わせたり。0の状態からつくっていくので、リサーチやマーケティングなどデザイン以外の事もしますし、地味で泥臭い仕事もあります。デザイン業務は3割くらいで、基本クライアントワーク、ディレクション業務ですね。ただ私以外のメンバーもディレクター、PMという意識で、どんどん自ら動いています。部署を越えて1つのチームになり、話し合いながら作っていくという感じ。肩書きってあるようで無く、でもそれぞれ得意分野があるチームです。

そのプロジェクトが成功すればすごく嬉しいし、そこにちょっと自分のデザインが入ればなお嬉しい。ちゃんと形になってユーザーに届いたら、達成感もあるし。やっていて楽しいです。


――仕事の中で大切にしている事はありますか?

想いは大切にしたいです。ただ事業を作るのではなくて「何のためにやるのか」とか「誰に想いを伝えたいのか」は大事にしたい。クライアントのストーリーや想いが分かってデザインを創るのと、何も無い状態でデザインを創るのでは、上がってくるモノが全然違います。クライアントとのコミュニケーションが大事ですね。例えば、京都新聞HDさんと起ち上げ中の伝統工芸品サブスクリプションレンタルサービス。「工芸品を未来に繋げる」という想いを込めて、円が繋がるロゴをデザインしました。物を持たない時代ですが、使う事で次世代に工芸品を繋げていけたらと思っています。

ただ想いを大切にしながらも、我々が軌道修正をしていく必要があると思っています。クライアントの想いだけで進めるのではなく、事業が成功するよう80&Companyが外部的視点から考え、プロジェクトを進めていくというところが難しい点でもありますね。


ーー80&Companyの魅力を教えてください!

まずは、経営陣との距離が近くて想いを伝えやすいところ。他の企業であれば稟議を上げるとか、経営陣に伝えるまでに過程があって結果届かないみたいなことがあると思います。80&Companyでは発言しやすいし、自分の想いを伝えやすい。

あとは個々の力を発揮しやすいところ。自分のやりたい仕事があればアサインしてもらえるし、今まで経験したことが無い領域も学べるっていうのは大きいです。他の企業だと「部署異動してから…」ってなると思いますが、皆が同じフィールドに立って仕事を進めているので「他部署の仕事はできない」みたいな事は無いです堀池さんがよく「会社のために働くのではなく、自分のために会社を使って」と言いますが、本当にその通りだし、それを表に出して言える会社って少ないと思います。「ちゃんと皆に堀池さんの想いが伝わっているんだな」と感じています。


――亜弥さんの夢は何ですか?

繰り返しになりますが、デザインで子どもたちの未来を良くすること。すごく大きな言葉なんですけど、そこに繋がれば良いかなと思っています。今やっている事も積み重なって、誰かの手に渡ってそれが繋がれば良いし。私がそれを直接実現する必要は無く、橋渡し的な事ができたら良いなと。

だからこそやってみたいと思った事は全部チャレンジする。人生一度きり。失敗を恐れず。失敗も勉強。失敗するのは当たり前。とりあえずやってみる。これが私のモットーです。


ーー興味を持っている方へメッセージを下さい!

「自分はこんな事も得意なんだ」と気づける会社です。自分のポテンシャルを最大化できる場所。今あなたが感じている自分のポテンシャルを、周りの人が広げてくれます。

例えばデザイナーで入ってきたとしても「自分はライティングも好きなんだ」と気付くかもしれません。もし違うところに可能性が見出されるのであればそこにシフトもできるし、自分が不得意な事も学べるし、本当に色んな事に携われるので、自分の経験、糧になります。そういう事をやってみたいと思う人、是非来てください!

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