パートナーズでは、新たな期を迎えた11月に「全社員が参加する経営会議」を実施しました。
社員全員経営会議とは部署や年次を問わず、ランダムに編成された複数のチームが、経営者の視点で『会社のあるべき姿』を議論し、より良い企業を目指す具体的な施策を考案・発表する場です。
各チームが施策を練り上げた後、社長を含む役員に向けてプレゼンテーション形式で発表を行います。そこで選ばれた最優秀企画は即時実行に移され、会社の経営に大きく貢献することが期待されます。
この記事では、社員全員経営会議、通称「PARTNERS ALL MEMBERS SUMMIT」実施の背景、実施の様子をお伝えします。
パートナーズのカルチャーと企画背景
パートナーズは、「リアル(人間力)×テクノロジー」の力で、あらゆる人やコトと向き合い、人生と社会をより良くする企業です。
私たちは、社員の成長と企業の成長が相互に影響し合うことで組織全体が進化し、その結果、社員一人ひとりのより良い人生に繋がると考えています。
社員全員経営会議の企画背景
PARTNERS ALL MEMBERS SUMMITは社員の成長と企業の成長が互いに影響し合い、組織全体が進化するというパートナーズのカルチャーから生まれました。
下記観点から社員と企業の成長につながると考えています。
1. 社員の視座を高める
社員が経営者目線で会社をより良くする方法を考える機会を提供します。自分の意見や提案に対して経営メンバーから直接フィードバックを受けることで、経営メンバーの視点や意思決定プロセスを学び、組織全体の課題に対する理解を深められる場として設計しています。この取り組みを通じて、社員の意識が高まり、次世代のリーダーとして成長することを期待しています。
2. ボトムアップとトップダウンの融合でスピーディーかつ最適な意思決定を実現
社員は課題の解決に向けた提案を経営メンバーに発表し、経営メンバーは発表された提案に対してその場で疑問点や不明点について質問します。これにより社員と経営メンバーが議論でき、経営メンバーは現場の状況を理解し、ニーズや課題解決に基づいた迅速な意思決定を促します。また、本コミュニケーションを通して、経営判断のスピードアップを促進しています。
全社員経営会議の概要と実際の様子
PARTNERS ALL MEMBERS SUMMITの会場となったのは、埼玉県の東小川小学校。廃校になった校舎がそのままレンタルスタジオとして活用されています。
24チームがそれぞれ分かれて議論できる場所と、全社員が集まれる最終プレゼンの会場、両方を兼ね備えている最適な場所でした。
全体概要
異なる部署や役職の社員6名で構成された24チームが、会社の課題とその解決策についてディスカッションを行いました。
役員メンバー6名は、それぞれ1グループ(4チーム)のメンター兼審査員として参加。各チームのディスカッションをサポートしながら、グループ内で最終プラ前に進む1チームを選出しました
選ばれた6チームの代表は、最終プレゼンテーションとして代表の吉村に提案を発表。
特に優れた着眼点や解決策と判断された施策は、即座に経営施策として実行に移されます。
スケジュールと当日の様子
10:00 会場到着
10:10 会場着座/概要説明
10:20 チームごとに各教室へ移動
チームは普段あまり関わりのないメンバーで構成されたため、意見が出にくいのではないかと懸念されましたが、小学校という会場が自然と会話を促し、オープンマインドを促進しました。
10:25 ディスカッション開始
議論の進め方については、「パートナーズのあるべき姿と現在のギャップを洗い出し、解決策を検討する際には『難易度』と『インパクト』を考慮する」という基本的なアドバイスが伝えられたのみで、具体的な進行方法や考え方は各チームに委ねられました。
異なる部署のメンバーが集まったことで、多種多様な課題や解決策が挙がる一方、限られた時間の中で全員の意見や意向をまとめ、優先順位をつけて議論を進めるのに苦労するチームも多く見受けられました。
12:00 昼食
今回は会場が小学校ということで、給食風の昼食を用意しました!ちょっとした遊び心にパートナーズらしさがあります。
とはいえ、1時間半後には中間発表が控えているため、懐かしい味を楽しみながらも、各チームは昼食の時間も施策の検討やプレゼン準備を進めていました。
12:30 各チーム個別に役員へ中間発表
13:30 ディスカッション
この時間では、中間発表で得た役員からのアドバイスを活かし、アイデアやプレゼンテーションをさらに良くしました。
代表を含む経営陣向けた最終プレゼンは、具体性のある施策と内容が精査された説得力が求められます。
プレゼン担当者、スライド作成者、ディスカッションの進行等、役割を分担し、各チーム提案の準備を入念に進めていました。
14:30 役員発表
それぞれのチームが個性豊かな施策をプレゼンし、課題への着眼点、施策の難易度やインパクトなどの観点から、各役員が社長にプレゼンできる代表6チームを選出しました。
惜しくも代表に選ばれなかったチームは、最終プレゼンではオーディエンスとして参加し、他のチームの発表を見届けました。
15:20 最終発表
いよいよ最終プレゼンです。
代表の吉村は一つ一つのプレゼンを大きく頷きながら聞いていました。
16:25 総括/優勝チーム発表
優勝チームの施策は即実行の社員全員経営会議。
見事優勝したのは、
Consulting Division 林(チームリーダー)
Consulting Division 榎本
Asset Management Division 箱田
Strategy Plannning Division 坂
Contract Management Division 鳴海
のチームでした。
起用された プレゼンした施策は、チームリーダーを務めた林がプロジェクトリーダーとなり、実行される予定です。
具体的な施策内容をこの記事で紹介することはできませんが、事業成長、社員の成長、具体性、企業インパクトなどの観点でもっとも優れていると評価されていました。
PARTNERS ALL MEMBERS SUMMITを終えて
売上だけを追い求めても、企業は成長しません。
経営会議では、事業成長、働き方、人材、経営方針、理念の浸透など、複数の視点からパートナーズを見つめ直します。
社員だからこそ気づける細かな課題がある一方で、変化の激しい多様性の時代ですべての課題を解決した「誰から見ても完璧な企業」を実現することは困難を極めます。
「何を軸に判断し、どう優先順位をつけるべきなのか」正解がないからこそ、さまざまな課題や解決策が浮かび、各チーム白熱した議論のもと、優勝チームが決定しました。
PARTNERS ALL MEMBERS SUMMIT参加社員の感想
今回初めて行われた社員全員での経営会議を、参加社員はどのように受け止めたのでしょうか。
PARTNERS ALL MEMBERS SUMMIT終了後に行ったアンケートのコメントを一部紹介します。
◾️あっという間に4時間半が過ぎていました。まだまだ議論し足りないです。
経営を動かす施策を4時間半で考え切ることが難しいのではと思ったのですが、何でも期日はあるので、誰よりも忙しい経営メンバーが限られた時間の中、経営施策を考え、実行していることがわかり、素直にリスペクトが増しました。
優勝できず、悔しいです。(社員)
◾️いろんな部署の方と仕事についてディスカッションする機会が嬉しかったです。普段使っていない脳みそをフル回転させた気がします。大変でしたが、経営者の視座で物事を考えるのはすごくいい機会で学びと成長になりました。またやりたいです!(社員)
◾️何を軸にして進めるかの案出しと決定に1番時間を使い、特に難しいと感じた部分だった。
全社視点を持つととても広域になるが、詰めるためには一点に縛らないといけなかったため、そこをどう持っていくか迷走した。
メンバークラスの人をもう少し会話に入れたかったが、限られた時間の中で意見を引き出すことが上手くできなかったため、今後の自分の課題だと思う。
メンバーとマネージャー間で思考・視点の乖離がだいぶあることが分かったため、マネジメント面で生かしたい。
他部署の人と仕事について話す時間があるのは有意義で楽しい時間だと改めて感じた。(管理職)
◾️個人的にはマネージャーになりたてで、不安も感じつつのスタートでしたが、始まってみたら他部署のメンバーからたくさん意見をもらえて、リアルな課題を感じることができたので、今後マネージャーとしても社内での部署の役割としても取り組むべき問題点に向き合っていこうと思うことができました。とても良い経験で良い時間でした!(管理職)
◾️とてもよかったと思います。
すべてのチームでどのような課題や施策が出たか洗い出し、優先度確認、整理して役員会議で別途把握と議論が必要だと考えています(役員)
総じて、満足度が高く、好印象の感想が集まりました。
今回初開催の社員全員経営会議でしたが、今後も継続して開催される予定です。
いつかここから生まれた施策が大きな成果を生み出し、別の記事で「実は『PARTNERS ALL MEMBERS SUMMIT』で優勝したあの施策が…」と紹介される日を楽しみにしていてください。
最後に
変化の激しい時代だからこそ、自分で考え、挑戦し、行動を起こせる力が求められています。パートナーズでは、社員一人ひとりが未来を創る可能性を秘めていると信じています。
この記事を読んで「自分のアイデアで会社を動かしたい」「新しい価値を生み出したい」と感じたなら、その想いをぜひぶつけてみてください。
あなたの挑戦が、会社の未来だけでなく、多くの人の人生や社会をより良くする力になるはずです。まずはお気軽にお問い合わせください。