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【先輩インタビュー】やりたいことが見つからないまま迎えた就活。選んだここは、正しかった?

創業から40年。多くのお客様から「安心できる環境作り」を任され、物件の保守管理事業を展開している株式会社テックビルケア。

今回は、入社して1年が経った若手社員から、「手探りで始めた就活と今の職場」についてお話いただきます。

的場統也 / 消防設備点検

関西学院大学・人間福祉学部を卒業後、株式会社テックビルケアに新卒入社。現在は消防事業部に所属し、様々な建物に設置されている消防設備の点検の仕事をしている。

やりたいことが見つからなかった学生時代。

ーー学生生活や就職活動について教えてください

大学では福祉系の学部に入りましたが、福祉に特化して学びたいというよりはいろんなことを学びたかったので、他学科の授業を幅広く履修していました。

そんな学生時代だったので、就職活動をするタイミングになっても自分がやりたいことが何なのかわからず・・・。こちらも、幅広く様々な合同説明会や職業体験に手を出していました。

当時はまだコロナ禍の煽りが強く、説明会もオンライン中心に開催されていた時代です。結果的にではありますが、多くの企業を短期間で集中して知ることができました。手探りの就職活動の中で、なんとなく自分は職場選びにおいて「働く環境」と「人間関係」に重きを置いていることに気づきました。更に、どちらかというと言葉巧みにモノを売るような仕事よりも、手を動かす方が好きなこともあり、技術職の求人を見るようになりました。

ーーテックビルケアとの出会いについてお聞かせください

先ほどもお話したように説明会がオンラインでされていたので、良くも悪くもコンパクトというか、短い時間で多くの企業を知れる分、一社あたりはどこか希薄で、淡々としていたんですね。

でもテックビルケアはそこが違ってて...なんか癖があったというか(笑)社長が、社員やお客様に対する想いを熱くお話されていたり、あとは動画を流して具体的なイメージが湧くようなお話をされていたりと、なんか目に止まって記憶に残るような説明会をされていたんです。それがとても新鮮で、心掴まれたってのが志望動機にあるかもしれませんね。

ーー当時、テックビルケア以外の企業も選考していましたか?

していましたね。というか、私の場合はとにかく手当たり次第に選考を進めていたので、当時30社くらいは進めていたと思います。

ーーその状況からテックビルケアへ選考を進めた理由は?

実は当時、大手玩具会社にも興味を持っていたんです。でもテックビルケアのインターンや職業体験を受けたりして、私が当初目標にしていた「働く環境が自分にマッチしている」「人間関係がいい」会社は、大手さんよりもこっちだなと。

やりたいことが見つかったというよりは、この会社の環境で、この会社の人達と働いてみたいと思えたのが、テックビルケアだったんです。

ーー具体的にどのような点で自分に合うと感じられましたか?

例えば職業体験のときに、点検現場に同行させていただいたことがあって。その時に現場で仕事内容などについて教えてもらったんですが、それが淡々と説明されるんじゃなくてクイズ形式になっていたりして(笑)

消防設備の一つでもある避難用の誘導灯にもいろんな種類があるとか、「〇〇駅で迷ったら〇〇を目標に歩けば地上に出られる」とか、うんちくまじりの職場体験で、学生相手にも様々な面で配慮をされている、雰囲気も人間関係も良い会社なんだろうなと感じました。

ーーそれは心を掴まれますね。

学生ながらに「最初の就職は中小よりも大手の方が安パイなのでは?」と考えもしましたが、大手だと人事異動も激しいだろうし、私が理想とする居心地の良さには少し遠いんじゃないかなと思って。インターンや職業体験の現場で直に触れた、当社の空気が一番わかりやすかったので、それからはもう当社一本で選考を進めていきました。

勉強では得られなかった、現場の難しさとやりがい。

ーー現在のお仕事について教えてください。

現在は消防事業部に所属し、建物に設置されている火災報知器や誘導灯、スプリンクラーなどの消防設備を年に2回、各建物ごとに点検に回る仕事をしています。年に2回の点検は法律でも定められており、結果を消防署にも報告する義務がある、大切な仕事なんです。

ーー現場に入るまでにはどのような研修がありましたか?

入社して数日は、社会人としての立ち居振る舞いを身につける研修がありました。

仕事柄、外注さんともやりとりすることが多いので、この時の研修が役立っているように思います。

設備については、現場で実際に設備に触れながら先輩に教えてもらって学んでいく形でした。これについて期間はキッチリ設けておらず、覚えるまで教えてもらえるのですが、私の場合は半年くらいで独り立ちできました。独り立ちについては個々の経験やスキルに応じて、上長が判断されているのだと思います。

ーー具体的にどのような流れで現場作業に慣れていきましたか?

初めは消火器のように小さいものから点検作業を覚えていきます。その後は火災感知器の電源のように少し専門知識が必要なものに触れていきました。ある程度、現場の規模感に合わせて順番はあるのかと思いますが、現場や先輩の感覚に応じて任される作業の順番は個々で異なるように思います。

一貫しているのは「とにかく一回やってみよう」と実践させてもらえるところですね。他の部門もそうですが、机上で知識を学ぶよりも現場で実践的に体感しながら覚えていくやり方が多いように思います。「失敗してもいいから挑戦してみよう」と背中を押してくれる会社で、先輩達がいつもフォローしてくれるので、頼もしい限りです。半年で独り立ちできたのも、そういった姿勢のおかげかなと感じています。

ーーそんな先輩がいたら頼もしいですね。

知識と懐の深い先輩ばかりで、本当に尊敬しています。

この仕事を始めるまでは消火器ってどれも同じ物だと思っていたんですが、実は消火器にもいろんな種類があるんですよ。中に入っている薬剤の種類が違ったり、じゃあその薬剤だとどういった建物に置くのが適しているのか、どれくらいの距離感覚で設置するのが好ましいか、建物の面積に対して何本の消火器が必要か、部品の正常・異常の見極めなど、消火器一本にしても覚えることが凄く多いんです。

消防設備士という国家資格もあって、一人前になるためには覚えることが本当に多い。私は今が人生で一番勉強している時期ですね(笑)自分にはない知識を持って、建物の消防を支えている先輩達のことを尊敬しています。

ーーお話を聞くと難しい仕事のように思いますが、面白みややりがいはありますか?

初めは覚えることが多いですし私もまだまだ勉強中ですが、ある程度一人でできることが増えてくるとやっぱり面白いですね。点検終了後にお客様に作業の報告をするのですが、特に不備がなければ「よかった〜」と安心されたり、「見てくれてありがとう」と感謝の言葉をいただくこともあり、これは現場に一人で立って初めて得られた喜びだったように思います。

点検の結果不備があった場合も、ご納得いただけるように説明し、改修にお繋ぎできれば、自分がこれまでに習得した知識や技術が、その建物で生活する人達の役に立てたんだとやりがいを感じられます。

あと、点検って時にはマンションなど個人のお宅にお邪魔することもあるんです。いきなり作業着の男が家に入ってくるって普通は嫌ですよね。そういう場面でも、誠実に対応しながら作業を進めていくと、おばあちゃんから労いのジュースを貰えたりして(笑)こんな場面も、この仕事ならではのやりがいだと思います。

目指していた「居心地の良い職場」が、ここに。

ーー最後に、会社の好きなところを教えてください。

テックビルケアって挨拶や感謝をかなり大事にしていて。それはお客様だけではなく社内でも、上下関係なく元気に挨拶を交わしたり、感謝を伝えることを大切にしているところがあります。そういった「人としての姿勢」を会社全体で大事にしているからこそ、私もその会社に恥じないよう、人として成長できているかなと思います。

先輩達とも気兼ねなく会話できる関係性で、頭ごなしに否定されるような圧も無く、まずは話を聞いてくれるような人達ばかりなので、とても居心地が良いですね。

色々模索しましたが、就活をしていたあの頃の自分の選択は正しかったと思います。

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