こんにちは。
リクロマ株式会社 代表の加藤です。
私達は気候変動という人々が今後直面し続ける問題に対して、複数のビジネスを作り続けることで解決をしていきたいというベンチャー企業です。
今回、気候変動関連課題に関するコンサルティングメンバーの募集にあたり私たちが大事にしようとしている文化や現状と今後のコンサルティンググループの戦略、おまかせしたいこと、コンサルタントとして考えられるキャリアをお伝えしていきたいと思います。
リクロマが今提供しているサービス
私たちは、はじめのビジネスとしてプライム上場企業を主なターゲットとして気候変動に対する情報開示から戦略に至るまでのコンサルティングを行っています。
ざっくり言いますと、企業さまの「カーボンニュートラルをどのように実現するのか?」という課題に対してコンサルティングという形態でのご支援です。
業績は好調である一方、現在の人員体制では各人がストレッチしている状態(一人当たり6~8社程度を担当、各PJが3ヶ月~6ヶ月)で安定した業務を無理なく継続していくためにも人員を確保し、負担を解消したいと考えたため募集することとしました。
今回のnoteでは気候変動関連のコンサルティングとは何を行うのかを知っていただきたいと思いますので、転職を視野に入れている方にぜひ読んでいただけると嬉しいです。
ミッションと達成に向けた戦略や取り組み
現在のコンサルティンググループのミッションは、「世界のネットゼロ(サプライチェーンを含めた温室効果ガス実質ゼロ)に向けて組織を変革することで将来世代につないでいく」です。
既存戦略のキーポイントや方向性
私たちのコンサルティングは「有価証券報告書ですぐに対応をしないといけない」だったり「顧客から温室効果ガスの算定と削減を求められているので対応しないといけない」という足元の問題解決にフォーカスをおいていました。それにより社内のナレッジが強固になり、オペレーションが整ってきました。
戦略のキーポイントや方向性の変化
一方、改めて私たちがどのような存在でありたいのかを議論し、社会全体が脱炭素に進んでいく中、「公正な移行を通じた脱炭素社会に組織が整合するためにコンサルティングを提供する存在」に改めました。この戦略を定めて以降、少しずつ顧客への向き合い方が変化するようになり、足元の問題解決はもちろん、顧客がまだ言語化できていない課題は何かという視点で支援を行うようになりました。
この業界/ポジションでコンサルティングを行う面白さ
ここからはこの業界/ポジションでコンサルティングをする面白さについてまとめます。
- 気候変動の悪化を食い止めるという社会的貢献を感じることができる
- 今後社会から求められる領域のプロフェッショナルになることができる
- コンサルティングメニュー開発を行うことができる
気候変動の悪化を食い止めるという社会的貢献を感じることができる
例えば顧客の「2050年ネットゼロ」への挑戦の、意思決定から実際に減らすための取り組みをサポートすることは、未来に大きな好影響をもたらすと思えます。
私たちのクライアントではサプライチェーン含め温室効果ガスを毎年1,000万トン以上排出している会社がありますが、今から2050年まで毎年排出量を減らしていくことで(超概算ではありますが)合計1億トンほどに抑えることができます。また、2050年以降は温室効果ガスを排出しないためその後もずっと排出はなくなります。1社の取り組みでこのインパクトであるため、取り組む会社が増えれば増えるほど社会的なインパクト、貢献はものすごいものとなります。
今後社会から求められる領域のプロフェッショナルになることができる
国では脱炭素への移行に向けて今後10年間で150兆円を超える官民投資を必要としており、20兆円規模のGX経済移行債を発行することが決定しています。このように社会全体が徐々に気候変動対応に向けて動いていく中でこの領域のプロフェッショナルになることは今後のキャリアや視座にとって貴重な経験になると考えています。
参考:経済産業省/トランジション・ファイナンス
コンサルティングメニュー開発を行うことができる
私たちは気候変動関連課題に特化してコンサルティングを行っており、顧客が対応する必要がある課題群に紐づくコンサルティングサービスメニューを開発し続けています(2024年で11のメニューがあります)。このコンサルティングメニュー開発はポジション関係なく行っており、実際、メニューの半数以上をメンバーが開発・推進しています。
コンサルティングメンバーにお任せする役割と期待すること
入社後は、まず弊社で蓄積した気候変動関連課題のナレッジに触れて概観を掴んでいただきます。また、顧客との打ち合わせにも参加し、議事録や資料作成などを2、3ヶ月で身に着けていただきながら、ロープレを挟み、徐々に顧客との直接対話に移っていただきます。
はじめはすでに私たちが持っているメニューを顧客に提供することがメインとなりますが、その後は顧客との対話を通してコンサルメニュー等を社内で提案していただきます。
また、弊社では顧客の元に常駐しておらず、顧客との対話はMTGや電話、メールとなるため限られた時間の中で課題を特定してお伝えするスキルを期待します。
コンサルティングメンバーに持っていてほしいスキルや資質
面談や面接の中では下記のご経験やスキルを弊社で応用できる、または再現性高く実行いただけることをご説明いただけると嬉しいです。
リクロマが大切にしている事(文化や価値観)
次に私たちリクロマが大切にしていることをお伝えします。
私たちのミッションは気候変動という人々が今後直面し続ける問題に対して、複数のビジネスを作り続け社会全体のカーボンニュートラル実現に貢献することです。その最初のビジネスとしてプライム上場企業を主なターゲットとして気候変動に対する情報開示のコンサルティングを行い、顧客の問題を解決しながら「ありたい姿」「現状」「そのギャップ」を先立って考えて顧客に伝えることで企業のカーボンニュートラルの伴走をしています。特に「先立って」は大切にしているポイントであり、気候変動という顧客にとっては変化が激しいながら全く未知の分野に対する、転ばぬ先の杖であり先を照らす光のようになりたいと思います。
続いて、文化や価値観について触れていきます。私たちリクロマは気候変動を中心に、常に新しいものに対する好奇心と探究心を大切にしています。働くメンバー達も元々気候変動の専門家ではないことから、互いに学び合い、知識を共有することを大切にしています。また、そのように学びあった知識を事業や顧客の課題に反映することも大事にしています。更に私たちは単なるコンサルティングビジネスにとどまらず、常に新しい事業機会についても探求しています。この探索マインドは、リクロマの持つ独自の文化の一部となっており、それによって私たちは今存在するビジネスチャンスだけでなく、将来の社会の変化やニーズにも柔軟に対応していく姿勢を持っていると言えます。
その他、カジュアル面談でよくご質問いただくこと
コンサルティンググループの1日の流れ
朝は全社で行われるミーティングに参加し、各案件の状態やアサインに関する共有を行います。その後、グループごとに分かれてより詳細な各案件の進捗、個人のキャパシティ、その日のタスクを確認します。またその週に顧客に提出した資料の中で新規で作成した資料も共有します。
朝の連携が終わった後は、顧客への提出資料やMTGの準備などを行います。その他には各案件ごとに週1回の定例MTG、詳細進捗を共有する時間、セールスとともに商談に参加する時間、社内のナレッジインプットの時間などがあります。
お客様先に常駐することは無いので、都度ミーティングや電話、メールで密に連絡を取り合う時間も多くあります。
新入社員に対するオリエンテーションや教育制度
新入社員の教育には力を入れており、以下のような制度や教材を提供しています。
- 気候変動に関する専門知識を深めるための50時間以上の教育動画を用意。自分のペースで学ぶことが可能
- 過去の気候変動に関するお客様からの質問やフィードバックが社内のデータベース(Qastというサービス)に蓄積されているため、新入社員もこれらの情報にアクセスし、検索・参照することが可能。
- コンサルティングの知識を一層向上させるための、関連書籍の購入支援
- 私が理事をしている一般社団法人サステナビリティコミュニティへの参加
一般社団法人サステナブル・コミュニティ一般社団法人サステナブル・コミュニティは2021年春、Twitterで集まった有志により立ち上がったコミュニティです。 サsustainablecom.org
チームワークとコミュニケーション
各案件ごとに3名のアサインを基本としており、各人が6から8プロジェクトを担当することになります。かなり多い数ではあるのですが、管理ツールや過去案件の蓄積データベースなどをフル活用しつつ、メンバーと議論し業務を行います。領域を絞っているということもあり、過去社内で誰かが経験した問題であることが非常に多く、データベースでヒットしなかった場合は、同僚や先輩に聞けば快く教えてくれる環境が整っています。
日常の業務の中で生まれる疑問や提案、アイデアなどを気軽にslackへ共有し相談できる場を設け、オープンなコミュニケーションを心がけています。雇用形態やレイヤーなどで分断せず、組織の透明化を意識することでチームの結束を強化し、より良い結果を生み出すためのアイディアや知識を共有しています。
最後に〜コンサルタントとしてのキャリアパスや成長機会〜
リクロマでのキャリアを考える際、一人一人の可能性を最大限に引き出すことを重視しています。新しく入社する方には、将来の事業の成長とそのリーダーシップを担っていただく期待を持っております。
ここまでコンサルティングメンバーとして必ず求めたいことについてつらつらと書いて来たのですが、コンサルティングキャリアを追求したい方にはその機会を最大限提供したいと考えていますし、ご希望やスキルに応じて新規事業への挑戦の機会も提供していきたいと考えています。リクロマとして目指すところは、一人一人が自身のキャリアを最大限に発展させ、リクロマの成長に貢献することです。
本記事をお読みいただいたみなさま、もし、気候変動や持続可能性に関心を持ち、その解決のための行動を通じて社会に変化をもたらしたいと考えているのであれば、ぜひ一度お話しさせてください!
ご応募をお待ちしております^^