<CEO 中村 正剛メッセージ>
「外食産業を選ばれる産業にしたい!」
私は、これまで約30年間、日本とカナダで食の業界に携わってきました。この間、ITの進展や社会の変革、消費者の嗜好の変化を目の当たりにし、業界が大きく様変わりしていく様子を見てきました。最近では、Covid-19やAIの進歩をきっかけに、さらなる変革が進むことを予測しています。
現状、外食産業は多くのネガティブ要因を直に受け、職業としての魅力を失い、衰退産業と見なされています。しかし、だからこそ、今が新しい価値やあり方を見直し、イノベーションを起こすチャンスだと考えています。進化とは、常に衰退期に変革の中から起こり育まれるものと考えたら、今まさにそのタイミングを迎えていると言えます。
Aburi Group は、次世代の外食産業だけでなく、Food Business全般をサポートし、新しい価値を推進するリーディングカンパニーとして挑戦を続けます。
そのような想いから、私たちは、以下の経営戦略を掲げ、そして「新しい働き方を創造」し、目的を達成するための育成カリキュラムとして「ABO戦略※1」を確立しています。今回は、私たちの「新しい働き方」 について話したいと思います。
<Aburi Group 経営戦略>
1.Global Strategy
世界を市場とし、グローバルブランドを目指す
2.Multi Brand ✖︎ Dominant Strategy
ニーズに応じた業態の展開を通して合理化と新しい働き方で業界を魅力ある職業に再構築
3.Technology ✖ Human
テクノロジーと人間のハイブリッドによる次世代経営モデルを確立
4.Cold Value Chain Project
フードテックとDXを駆使し、生産から販売まで持続可能な食のインフラを再構築
<新しい働き方を創造する>
飲食店のアルバイトで「お客様に喜ばれるのが楽しい」「料理を作るのが面白い」と感じたことがある人は多いと思います。しかし、正社員としてこの業界に飛び込むとなると、迷いや不安がつきまとうことも少なくありません。どんなにその仕事が好きでも、職業として未来のキャリアを想像できないことが、外食業界が魅力を失ってきた大きな要因の一つです。
多くの人が、独立志向や「自分の店を持ちたい」「起業して経営者になりたい」という野心を持たなければ、業界で高いモチベーションを保つのが難しいと感じています。さらに、業界は参入障壁が低い一方で、現場の業務だけでは経営を学ぶ機会が少なく、結果的に途中で夢を諦めてしまう人も多いのです。
私は、この状況を変えたいと長年考えてきました。宮崎県串間市の小さな寿司店から始まり、Aburi GroupのCEOとして経営を進めてきた中で、どうすればこの業界を革新し、魅力的な職業にできるかを常に課題として取り組んできました。
Aburi Groupは、すでに外食産業で働いている人や、これから業界に参入しようとしている人たちに向けて、明るい未来と職業としての価値を再定義するために、一緒に取り組んでいきたいと考えています。
外食産業に対するリスクの見方
外食業界がリスクの高い産業として敬遠される理由には、以下のような点があります。
1.ハイリスク・ローリターン な業界という印象
2.業界全体が競争過多で成長の余地がない
3.労働の自由度が低い
この中でも特に 「ハイリスク・ローリターン」 という印象を持たれる理由として、外食業界は、スポーツの世界に似ています。若いうちは情熱とスキルで働けますが、年齢を重ねるとパフォーマンスが低下し、報酬も下がっていくという現実があります。プロスポーツ選手のように、一握りのスターが成功する一方で、多くの人がその夢を追い続けるのは難しい状況です。
しかし、私はこの業界で働く人たちが、現役時代の経験をセカンドキャリアに活かせる方法を模索してきました。それは、ただ技術を磨くだけでなく、その背後にある「考え方」や「ノウハウ」を蓄積し、それをコーチングスキルに変えるということです。これにより、業界全体が進化し、現役を引退した後も価値あるキャリアを続けられるのです。まさにこれが「ABO戦略※1」です。
<ABO戦略とは ※1>
カナダでの成功を通じて、現地の市場に合わせつつも、同じ理論でビジネスを成長させることができることを証明しました。このマネジメントメソッドを ABO(Aburi Blue Ocean Strategy) と名付け、「敵のいないビジネスを実現する経営マネジメントシステム」として確立しました。これまでに多くの優秀なリーダーを育成してきました。
Aburi Groupでは、現場での経験を積みながら経営マネジメントを学び、その先にコーチングスキルを身につけて、グローバルなビジネスにも参加する道を切り開くことができます。現場で得た経験を基に、次のキャリアをイメージできるのです。
まとめ
Aburi Group傘下、Aburi Japanは生まれたばかりの若い会社で、平均年齢も20代後半です。これからも若いみなさんが中心となって理想の会社を創る時代、共に夢やビジョンを共有し、やりがいと意義のあるビジネスライフを国内外で共にしましょう!