1
/
5

社長インタビュー!Part➀「世の中はずっと変化していくので、学び続けないといけない」前向きに仲間と切磋琢磨し成長をし続ける、2020年に設立した会社とは?

●会社設立の経緯を教えてください

塾業界は残念ながら、ここ数年は圧倒的な成長市場とは言えない状態で、先を楽観視することは難しい市場だと思います。

その中で、私たち株式会社KEC Mirizの母体となった株式会社ケーイーシーが運営する学習塾KECは、大変ありがたいことに全国の学習塾の中でも、「元気あるよね」「生徒数を伸ばし続けているよね」と言われることが多く、関西経営品質賞のゴールド受賞や従業員モチベーション調査においても全国7位という結果にもなっています。

業界の勉強会に参加すると、厳しいというお話をよく耳にします。
塾はもうダメだと撤退を考える人も見てきました。そうした業界の状態を目の当たりにして、自社は順調だから大丈夫、ではなく、私たちが持っているノウハウを提供することで、市場や、新たなお客様とWinWinの関係になれないか、と考えたのがきっかけです。

これまで塾を運営する企業として成長を続けてきた実績とそのノウハウを生かしつつ、自分たち自身も新しく軸を持って、経営を多角化していけるのではという風に考えました。

株式会社ケーイーシーの経営の良さを引き継ぎ、自社でオリジナル商品を開発し、プログラミングコンテンツ「プロクラ」とオンライン英会話「CHATTY」という2つの商材が生まれました。

そして、この2つの商材を展開する方法として、その運用ノウハウもパッケージ化して全て提供したい、導入いただくお客様を大切にしたい、フットワーク軽く対応したい、と考えたので、企業対企業のBtoBビジネスに特化した株式会社KEC Mirizをグループ会社として設立することにしました。




●今後、会社をどうしていきたいでしょうか?

ブランドが生き残ることが会社が生き残ることだと思っています。

これは、新しい商品・商材・サービスを作っていくことが大切だと考えています。
スタドク(性格診断テスト)や、他にも新しい新規事業はやっぱりこの2年以内に絶対必要になってくると思っています。
30年後の2050年って、日本はかなりしんどい状況になっていると、私は思います。世界人口は100億人を超えそうだと予想されている一方で、日本の人口は確実にどんどん減っていく。そんな国で仕事をしていくというのは、結構苦しくなるんじゃないかなと思います。

今、日本はGDP3位ですが、2050年には6位から7位になるって言われているんですよ。まだ一桁順位じゃないかって思うかもしれませんが、全然違う。桁違いの速度で世界に置いて行かれるということです。

原因は、超高速で進む「高齢化」ですよね。
東京都民は3人に1人が65歳以上になるそうです。今、偉そうに言っている僕も、30年後には65歳以上になっています。

そして同時に「少子化」です。
子どもが減っていくことで、ここからの成長産業は変わると思います。医療や福祉、健康グッズや食品の産業が凄く伸びていくでしょう。

じゃあ教育市場はどうなのか?残念ながら、市場規模は縮小するでしょう。

子どもという絶対数が減るので当然ですが、一方で大人向けの教育は今より増えるんじゃないかと思います。
年配の人、大人が増えていく中で、ここから出てくる教育は、僕は「リカレント教育」だと思っているんです。リカレント教育とは、子どものころに習ったことを学び直す教育

僕もプログラミングを大学で学んで、2年前にまたスクールに通って学び直しました。そういうのが増えてくるんじゃないかって思っています。

世の中はずっと変化していくので、学び続けないといけない。

今までは、大学生になったら基本的には情報処理能力だけでずっと定年までやってきていたのが、次は大学生まで学んで働き出して、さらに学びも継続して、という感じです。つまり、世の中変化のスピードがこの10年より更に早くなることにより、学び続けなければ社会から置いていかれるということになります。

世の中がそういう風に変わると、教育の幅が小学生から大学生までが常識だったのが、ずっと広がって、生涯学習が常識になる時が来ると思うんですよ。

だから、そういう教育展開を考えていくように、会社がやっていかないといけないのかなって思っています。別におじいちゃん、おばあちゃんを相手に何かしていきたいわけじゃないです。そういうことではなくて、そういう時代のニーズに対して、原点に戻れる場所にプロクラやCHATTYといったKEC Mirizのサービスがなるべきだなと思っているだけです。

たとえば、プロクラはオフラインで授業をします。
オンラインという選択肢はなくて、展開当初からずっとオフラインでやり続けていて、それはブランドの大切にしている部分です。
人と共同することや対面での発表、オフラインでしかできないこと、つまりAIとかチャットGPTとかでできない、人と人とが関わることで生まれる力のようなもので学び続けていける、っていうブランドです。

オンラインの教育ってどんどん進化しているのに、オフライン教育って進化していないじゃないですか。だから僕は、すごいユニークポイントだと思っているんですよ。

他がマネできないというか、他がやっていない点を伸ばし続けたらユニークポイントだし、生き残り続けるんじゃないのかと思っています。

ここにさらに、付加価値、新しい価値を生み出し続けて進化させていくというのが、会社のユニークな部分ですよね。

今、他に負けてないユニークな部分にどう付加価値をつけるのか、さっきの生涯教育という部分を見越してやっていくことはめちゃくちゃ大事だと思っているので、それを軸にいろいろ商品展開していきたいと思ってますね。


僕個人としては、何かすごく大きな野望を持った人が集まってきてくれたら面白いなと思うんですが、そういう人って珍しいと思うんです。
僕自身も、ものすごく野心を持って転職したかっていうと、そうじゃないので。

だから、どんなことでもいいので、何か自分がここで本気出して頑張りたい、という覚悟というか、気概を持った人の集合体の会社でありたいですね。

長期的に生き残る会社って、実は能力高い人ばかり集めた会社じゃなくて、そういう気概を持った人たちが切磋琢磨して、頑張る会社なんじゃないかなと思っています。だから、そういうチャレンジ経験のある人や、チャレンジをしたい人を集めたいなと思いますね。

あとは前向きに楽しんで生きていこう、と思うマインドのある人ですかね。

こういう転職やステップアップもそうだし、仕事自体も新しく変化していくし、変化していかないといけない中で、苦しいことが7、楽しいことが3ぐらいの割合だと思うんですよ。

でも、その中でも、10のうちの3の楽しみの方をすごく大事に、価値を持ってやってくれる人と一緒に働きたいですね。

Invitation from 株式会社ケーイーシー
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社ケーイーシー's job postings
1 Likes
1 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like 谷本茉優's Story
Let 谷本茉優's company know you're interested in their content