こんにちは!コミューン編集部です。今回は、バックエンド・フロントエンドエンジニアとしてはたらく佐々木さんにお話を聞きました。
佐々木 達哉 Tatsuya Sasaki
大学卒業後、新卒で受託開発の会社へ入社し、エンジニアとして開発に加え、マネジメントやメンバー育成をはじめとした幅広い業務に従事。2023年12月にコミューンへ入社し、現在はバックエンド・フロントエンドエンジニアに従事。
海外での生活から自分の価値観が造られていった
──これまでのキャリアを教えてください。
大学では情報系の学部で勉強をしていましたが、当時は授業にあまり関心を持てずにいた私に対して、教授から「勉強も大事だが、外の世界もみて価値観を広げるのがいいのでは」と言われてアメリカへ留学し、その後も語学留学、交換留学、海外インターンなど経験しました。今振り返ると、それらの経験を通して、自分と向き合うことや後述する自分自身の価値観・軸みたいなものが形成されていったように思います。一方で、何かしら開発はできるようになりたいと思っていたので、ゲーム開発会社でアルバイトとしてスマホゲームを開発したり、ベンチャー企業でWebアプリ開発のインターンをしていました。
大学卒業後は新卒で受託開発会社に入社し、Webアプリ開発に加えて、いわゆるプロジェクトマネージャーのような業務や、メンバーマネジメントなど幅広く経験しました。3年ほど在籍した後、コミューンへ転職します。
──コミューンとの出会いを教えてください
出会いのきっかけは、エージェントからの紹介でした。エージェントからの説明や採用資料の内容が自分の転職軸にかなりマッチしていそうだったので、まずはカジュアル面談を受けてみることにしました。
2018年設立で当時は社員数が100名を少し超えたくらいだったので、ベンチャー感の強い企業を想像していましたが、エージェントからの紹介や採用サイトに掲載されていた記事、noteやWantedlyを読んだり、YouTubeの動画を見たりと、知れば知るほど共感できる内容が多く、「この会社はきっと自分に合っている」と思え、コミューンに入社したいという想いが強くなっていったと思います。
また、内定を承諾した後、前職の先輩や周りの友人にコミューンに転職することを報告したところ、何人か元々コミューンを知っている人がいて、どの人も「良い企業だと思う」と太鼓判を押してくれたので、自信を持って入社を迎える事ができました。
コミュニティの未来を想像し、創っていける会社
──入社を決めたきっかけは?
決め手になったのは主に以下のポイントです。
- 社会貢献性の高い事業であること
- 技術力が高く、質の高いプロダクト開発をしていること
- ここから更に伸びていくプロダクトのフェーズが面白そうだと思った
- 面接で出会った人たちの「未来を創っていく姿勢」
ます、私は転職活動の軸として「技術力が高く、質の高いプロダクト開発をしていること」「社会貢献性の高い事業であること」を重視していました。先述した通り、学生時代は海外にいくことが多かった私ですが、大学3年生のときに交換留学でタイの学校で国際教養(リベラルアーツ)を学んでいました。サイエンス・テクノロジー・カルチャーの関わりあいを研究している先生に出会い、そこで学んだことがとても興味深く、今の自分の価値観に大きな影響を与えてくれました。講義では、未来をどう捉え、どう考え、今にどう向き合い、今をどう変えていくのか、ということを常に考えていました。今、解決できていない世の中の課題、その課題を発展したテクノロジーが解決する、まだ来ていない未来を見据えて今自分がやっていることを考える、未来をプロトタイプするみたいな過程が自分にとってはとても有意義な時間であり、それをきっかけに社会課題をどう解決するのか、どう社会に貢献するのか、ということを考えるようになりました。
転職時にはコミューン以外にももう1社内定をいただいていましたが、悩んでいたもう1社はプロダクトがまだ立ち上がり段階から抜けきっていないフェーズでした。コミューンのプロダクトはある程度ユーザーがついていて、且つ、ここからさらに伸びていくフェーズのように感じました。自分としては入社直後からユーザーへの価値提供を実感できた方が良いと思ったので、コミューンの方があっていると思いました。
また、面接をしてくれた方々の「コミュニティの未来」に対する姿勢に魅了されました。「スペキュラティブデザイン」という概念に個人的に関心が強く、より良い未来を思索することに面白さを感じるのですが、コミューンの開発ではその関心を活かせるのではと感じられました。面接で印象的だったのは、コミューンのプロダクト開発を「一点の光を頼りに進むような感じ」「エンジニアも表現者として開発に取り組める」と言っていたことです。この会社で一緒にコミュニティの未来を思索していけたら面白そうだな、と思えたことは大きかったです。
──入社前後でギャップはありましたか?
想像以上に働きやすい環境だったことです。フラットでオープンなコミュニケーションが浸透しているので、誰とでもコミュニケーションが取りやすいです。また、やることと同じくらいやらないことを決めるので、無理な働き方をせずに本当に大事なコトに集中できるのがよいと思っています。
自分の開発がリアルの繋がり創出に貢献できていると感じられる
──現在の仕事内容を教えてください
Communeプロダクトの開発をしています。開発はスクラムを採用していて、私の所属するチームでは最近はモブプロを導入しているので、誰かと共同で作業することが多いです。フロントエンド・バックエンドの垣根なく開発するので、プロダクトのソースコードに広く触れることができています。
また、今は開発インターン生のメンターをしており、インターン生だけで完結する作業の準備と依頼をしつつ、チームのスクラムへの巻き込み方を試行錯誤しています。チームのモブプロやスクラムイベントに参加してもらい、チーム開発を経験してもらう試みをしましたが、インターン生はフルタイムではないので時間的な制約もあり、まだまだ改善が必要だと感じています。
──コミューンの仕事はどんなところが面白いですか
自分たちが開発したプロダクトを通してユーザー間やユーザーと企業の繋がりが出来上がっていくところを見れる、というところが個人的に面白いなと思います。実際に運用されているコミュニティのいくつかが、たまに本社でオフラインでイベントをやっていることがあります。私は月に数回程度出社するのですが、そういった光景を見ると、自分の開発がリアルの繋がり創出に貢献できていると感じられて楽しいです。
──一方で、コミューンの仕事で難しいところはどんなところですか
- コミュニティと言ってもそれぞれのコミュニティで特徴が違うので、開発した機能に対してユーザーの行動が変化したときに、それを評価するのが難しい(自分たちの開発の価値を測りにくい)
- プロダクト利用者であるという以前のコンテクストがある
- モブプロ、本質主義的に長期の目線で見た時の最大効率を目指すところ(面白いところでもある)
一つは、コミュニティ毎に特性が違うので、機能のリリース後にユーザーの行動が変化したとしても、それをどう評価したら良いか判断することが難しいと思います。開発業務の中で普段あまり意識するところではないですが、自分たちのチームが開発した機能が、ユーザーにどんな価値を届けられているか測ることが難しいので、機能開発時に定量的な目標設定が困難、という点があると思います。
最近チームで取り入れているモブプロも難しいなと感じます。これは面白いところでもあるのですが、より効率の良い開発プロセスをチームとして模索中で、次の週にはやり方が変わっている、ということが当たり前に起こります。新入社員も頻繁に入るので、チームメンバーも変化します。ロードマップ達成のための成果はあげつつ、長期的なメリットを考えて柔軟にやり方を変えていくのは、難しくもあり面白くもあると思います。
──コミューンの好きなところを教えてください
たくさんありますね(笑)
例えば、
- 本質主義であること
- 変化が多い(あるべきに取り組む)
- フラットでオープンなコミュニケーション
- Slackのtimes channelが活発で反応が多い
- 視座が高い人が多い
という感じでしょうか。本質的に考えた時の「こうあるべき」という形に躊躇いなく、すぐにチャレンジできる。それを実現するために、過剰な配慮が必要なく、伝えたいことに集中できる。あらゆるコミュニケーションや情報が社内で公開されているので、何度も同じやり取りをしなくても良い。Slack上でも自分の呟きを普段あまり関わりのない人とかも見てくれていて、割とカジュアルに反応してくれるので、自己開示しやすいような気がします。
──コミューンには「How Commune Works」という行動指針がありますが「How Commune Works」の中にある20の行動指針のなかで、日々仕事をする中で特に意識していることはありますか?
「コトに向き合う」です。
どんなことも「勢いに任せてとりあえずやってみる」みたいなことをしない。優先順位を考えて取り組むべきコトを考える。コミューンに入って、限られたリソースの中で最大限の価値を発揮するための行動を以前よりシビアに考えるようになったと思います。
──これからやりたいこと・挑戦したいことを教えて下さい。
直近は開発業務に打ち込み、エンジニアとしてのスキル向上に励みたいと思っています。また、先述したような未来を思考する考え方に興味があるので、コミュニティが生み出す価値を拡張するような仕事ができると良いなと思っていて、実験的な機能をもったマイクロプロダクト開発などに挑戦してみたいです。将来的には、プロダクトマネージャーとしてプロダクトの上流に関わってみたいなと思っています。
──最後に、佐々木さんがどのような方と一緒に働きたいか教えて下さい!
幅広い価値観を許容できる人と一緒に働きたいなと思います。
また、聴くことと話すことをバランスよくできる人だと向いていると思います。
佐々木さん、ありがとうございました。
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