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※こちらは2023/03/24に公開した記事の再掲載です※
こんにちは、ドクターメイトのアオパンです!
ドクターメイトは、いつでも介護関係者のそばに医療がある安心をお届けするため、日中医療相談、夜間のオンコール代行サービスのほか、介護スタッフ向けの教育支援ツールを提供している会社です。
今回はエンジニアを4名をお呼びして、ワイワイガヤガヤ語ってもらいました!
盛り上がりすぎて話題も多岐に亘ったため、前後編に分けてお送りしております。
今回はいよいよ【後編】です!
【前編】はこちらから
登場メンバー
・植田さん:写真右上
釣りとラグビーを愛する自衛隊出身のムキムキPdM。
・大城さん:写真右下
12時間睡眠で生きる、昼夜逆転系Webエンジニア。
・二瓶さん:写真左上
コード警察警視総監 兼 フルスタックエンジニア。
・榎本さん:写真左下
西武ライオンズサポーターでグループオーナー。
前回のおさらい
◇ ドクターメイトでは3つのチームに分かれて、プロダクトを同時開発している。
・医療相談チーム(顧客向けプロダクト)
・オンコールチーム(社内向けプロダクト)
・オンライン診療チーム
◇ すでに提供しているサービスがあるが、これまでは外部サービスを組み合わせて提供していたので、自社プロダクトとして開発中!
◇ 既存システムの全容をみんなで把握しつつ、複雑な課題を解決するために、相互キャッチアップを促進できるモブプロなどを取り入れながら開発を進めている。
理想論を現実に。
「開発前にPMF」について語る。
すでに導入が進んでいるサービスを改めて開発するって、どんな感じですか?
榎本:そうですね。理想論だと言われがちな「PMFした後でプロダクト化する」っていうことを、ドクターメイトではできたと思っています。
特に夜間オンコール代行はCPOの永妻が作った魔法みたいなGASとChatworkの合わせ技で動いていて。最小限のコストでマルチなビジネスを生み出したという点では、すごく理想的な動きができていますね。
一方で、レガシーな仕組みで始めてしまったことで今も苦労はたくさんあります。仕組みや運用においては痒いところまで手が届かないとか、新しいアプリに切り替えてくださいというご案内をするのには結構な労力がかかるとか。
既存のものから新しいものに切り替えることでどういう価値が出るのかをしっかり訴求できなければ、お客様にとっては手間でしかない。そこにパワーを割かないといけないのは、PMFした後にプロダクトを作ることの難しい面なのかなあと感じたりしますね。
二瓶:そうですね。とはいえ個人的にはそこもプラスに捉えています。と言うのも、最初から自社開発をするとなったら複数の施設さんに対応できるようにいろんなバリエーションの機能を作って試してもらわないと実用に耐えないので、今よりさらにコストがかかるのではと思ってまして。
どこに注力すればいいのか探る段階をノーコードツールを組み合わせてスピーディーにミニマムにやって、「ここだ!」って言うところが見つかってからプロダクトを作ることに工数をかける。そういうやり方ができているのは個人的にはすごく理想的だなと思いますね。
非効率に見えるとしても急がば回れというか、実は再現性のある正攻法なんじゃないかなと思うので、このやり方に賛成です。
大城:医療相談でもスマートフォンアプリを作るに至りましたけど、じゃあ最初からそのアプリを作れたかというとそうじゃなくて。前段階としてChatworkで医療相談の仕組みが提供されていたからこそある程度の検証ができていて、その仕様・要件でアプリ化検討の議論を進められたのは大きいです。外せないポイントを抑えた上で、現行の仕組みに行き着いているわけですし。
二瓶:9回ピボットを全部プロダクト作りながらやったら相当きついですからね(笑)。
榎本:ドクターメイトって「PMFしてからプロダクト化」の方針が文化になってますよね。今回新しく立ち上げるオンライン診療もそうですけど、「最初から完璧なシステムを作ってください」という話には絶対ならない。
他社だとそういうコミュニケーションをされることもあるんじゃないかな〜と思ったりするんですけど、代表をはじめとしてみんなが「ユーザーから本当に必要とされるものを作っていこう」ってマインドが強いんです。
そういう「価値にこだわる」文化がすごく大事だなと思っているので、課題や価値について日々すり合わせをしながら実現方法を議論し続けているのがすごく良いなと思っています。
言い方はちょっと違うかもしれないけど、ドクターメイトの「泥臭さを厭わないところ」が好きなんですよね。まずは小さいところから始めて、ここはちょっと我慢して、もうちょっとしたらここを改善していこう!っていう。
大城:みんなプロダクト提供ってモノありきで考えるイメージがありますけど、かならずしもそうじゃないんじゃないかなって思いますよね。開発より先にPMFは達成できる。
植田:とはいえPMFを目指すことは本来理想論で、事業の特性によってはできない会社もあると思うんですよ。例えば以前僕が携わっていたエンタメ系のサービスなんかは、先にPMFできる訳なくて、大体は最初から完成形を出していかなきゃいけないんです。だからこそ「プロダクトアウトや!」って進める会社が多いわけじゃないですか。
でも介護・医療の業界で「これ使ってください!」っていう押し付けが許されるかというと、そうじゃなくて。ユーザーである施設職員の方々は日々現場でギリギリの人員で働いていることも想定されるので、僕たちのサービスの方針や出来によって一喜一憂させてちゃダメなんですよ。
法律に準拠していて、人の命を預かる上で安全で、絶対に壊れない橋を、高速で作っていかないといけない。持続可能な社会を目指していると掲げている以上、できるだけ早い段階でPMFさせることが必須だったんです。
だからこそドメイン知識のあるエキスパートが社内にたくさんいることはドクターメイトの強みで、人材戦略も含めてすごくちゃんと考えているなって思っていました。理想を実現しなきゃいけない業界で、それを適切にやろうとしている会社だと思います。
大城:本当にそう思います。施設に行ってヒアリングしないと業務が分からない!って状態だったら全然開発が進まないおそれがあったと思うんですけど、社内に看護師とか、介護スタッフ経験者とか、施設長されてた方もいたりして、専門家にすぐ聞ける環境があったことは大きかったのかなと思います。
榎本:同時にそれって、経営陣が課題への解像度を上げることをすごく重視してるからなんじゃないかなって思うんですよね。課題に対する視線がすごく的確なんですよ。
植田:オンラインのサービスだからこそオフラインを大事にしてちゃんと会いに行くとか、先入観なしでガッツリ話を聞く姿勢とか、本当にいい感じですよね。そういう部分で妥協していないからこそ、ちゃんとPMFを達成できたのかなって感じて、リスペクトしています。
プロダクトの力で、持続可能な介護の仕組みを作る
これからに向けた意気込みを教えてください!
大城:だいぶ未来の話ですが、我々がおじいちゃん・おばあちゃんになったときに、ドクターメイトの介護サービスを受けたいなって思いますね。
植田:わぁ、いいねぇ!
榎本:本当に大城さんの言う通りだと思っているし、「持続可能な介護の仕組みを作る」っていう僕らの目指す世界を実現したいよね。
医療相談、オンコール、オンライン診療に加えて教育事業も立ち上がったし、ドクターメイトが事業としてやれることってまだまだたくさんある。そのスケールのためにはプロダクトの力が不可欠だと思っています。
便利かつシンプルに使ってもらえるように、統一した技術・データ基盤を作ってうまく相互連携させて、「医療・介護に関することはドクターメイトにアクセスすればいいよね」って世界を作りたいです。今まで離れていた介護と医療の間にドクターメイトが入ることで、相互の距離をぐっと近づけていきたい。
僕らがおじいちゃん・おばあちゃんになったときにも自信を持って「これが持続可能な形なんだよ。だから安心して歳をとっていけるし、右肩上がりの人生を送れるんだよね」って語れる未来を作っていきたいなと思います。
植田:ナイスバルク!
(※この場合「いいぞ、その通り!」の意。詳しくは前編をご覧ください)
二瓶:ナイスバルクって言葉の汎用性、やたら高いな……(笑)。
プラスして言いますと、私はドクターメイトの開発組織がグロースしていく上での基礎を作りたいなと思っています。チームで開発していくためのより良い仕組みづくりができたらなって。
榎本:いい開発組織をつくるってすごく難しいけれど、二瓶さんも大城さんも本当にすごく頑張ってくれていて、尊敬しています。
僕の目から見ても技術力が高い上、業界理解への意識やビジョンへの解像度が高いし、面談・面接でお会いする方から「すごいっすね」って言ってもらえるポイントをどんどん作ってくれているんですよ。
植田:ちょうど組織の人数が増えてチームっぽくなってきたタイミングでマネジメント基盤を作らなきゃいけないフェーズだからこそ苦労もされてると思うんですけど、まずい方向には一切行っていなくて、むしろ良い方に進化していってるなって感じますね。
体制が整ってくるとより多くの人を受け入れられるようになるし、僕らもやりたいことがたくさんあるのでたくさん人が来てくれるといいな。
榎本:心理的安全性が保たれた組織で、事業もプロダクトもグロースさせていきたいですね。ドクターメイトには、エンジニアが楽しく働ける環境があります。
一緒に未来を作っていける方とたくさん出会いたいです! お待ちしてます!
(写真:大腿筋と上腕二頭筋をアピールする植田・榎本)