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エンジニア座談会【前編】モブプロ、始めました。複数プロダクト同時開発中!

こんにちは、ドクターメイトのアオパンです!
ドクターメイトは、いつでも介護関係者のそばに医療がある安心をお届けするため、日中医療相談夜間のオンコール代行サービスのほか、介護スタッフ向けの教育支援ツールを提供している会社です。

今回はエンジニア4名で集まって、ワイワイガヤガヤ語ってもらいました!
盛り上がりすぎて話題も多岐に亘ったため、今回は【前編】としてご紹介します。

なぜか「ナイスバルク!」が合言葉※の、明るくておしゃべりなドクターメイトのエンジニアたち。現在のチーム、役割、そして開発中のプロダクトやその手法について聞いてみましょう。

※ナイスバルク…… バルクは厚みを意味し、主にボディビルの分野において厚く鍛えられた筋肉を称えて発せられる掛け声。ドクターメイトではより広義な褒め言葉として使われている。

登場メンバー(右から)

・植田さん:写真右上
釣りとラグビーを愛する自衛隊出身のムキムキPdM。
今年はワサビ田の開墾と狩猟免許取得を目指す!

・大城さん:写真右下
12時間睡眠で生きる、昼夜逆転系Webエンジニア。
大の辛党であり、世界一辛い唐辛子キャロライナ・リーパーを愛用している。
関連記事……【社員インタビュー】技術習得はもはや趣味!未来を変えるために天職を楽しむ #エンジニア

・二瓶さん:写真左上
コード警察警視総監 兼 フルスタックエンジニア。
2次元では元気なmeetリアクション芸人。3Dでも元気になるべく奮闘中。
関連記事……【社員インタビュー】重要なのはアウトカム。目的から逆算してプロダクトを届ける #エンジニア

・榎本さん:写真左下
西武ライオンズサポーターでグループオーナー。2児の父。
体力増強のため、筋トレに加えて毎朝の縄跳びを欠かさない。
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3つのチームとそれぞれの役割

まずは自己紹介からお願いします!

大城:大城です。元々はSES系の会社でJavaを使ったシステム開発をやっていました。エンジニア3年目くらいでフリーランスになって、そこからWebエンジニアとして働いてきました。
最初は業務委託の形で関わり始めて、今は正社員としてジョインしました。ドクターメイトの主軸事業である夜間オンコールのプロダクト改善を主に担当しています。

植田:植田と言います。自衛隊で働いていました。その時はパイロット候補生として飛行機に乗る訓練をしていたんですが、紆余曲折あって今はネット業界に十年以上います。
ドクターメイトでの役割はPdM(プロダクトマネージャー)で、プロダクトの設計・方針決定、ディレクションを行っています。


榎本:榎本です。キャリアとしては金融と物流領域のソフトエンジニアとしてEC事業などに関わってきました。
ドクターメイトとの出会いは2021年10月。副業の選考だったのに「やっぱり正社員でお願いします!」とゴリ押しして入れてもらいました(笑)。今はプロダクトチームのグループオーナーっていう役割をしています。

二瓶:二瓶と申します。ミドルウェアエンジニアとして7年くらい働いた後、医療系ベンチャーでWebエンジニアになり、2022年1月からドクターメイトに入社させていただきました。
今はですね、医療相談チームとオンライン診療チームのリーダーという役割をいただきまして、日々やっております。よろしくお願いいたします。

組織図的にはどんなチーム構成ですか?

榎本:大きく分けて「医療相談」っていう介護施設に向けたシステムを作っているチームと、社内のオンコールナースさん向けの「夜間オンコールシステム」を作るチームの2つがあります。

今年の1月からはそれに加えて「オンライン診療」っていうチームを作っていて。二瓶さんは、医療相談とオンライン診療の両方を受け持ってくれているっていう状況。

大城さんがオンコールチーム担当なんですが、こちらはひとりチームで(笑)。
僕は全体を見渡して「みんな〜、いい感じに頑張れ〜!」ってニコニコしながら応援する係です。

植田:PdMである僕は、顧客やユーザーの声を聞きながら、課題を明らかにする係です。そこから価値をしっかりお届けできるように、チーム全体の解像度を上げるサポートをしています。

僕ってプロダクト開発チームの中で唯一、肩書きが「エンジニア」じゃない人なんです。ものづくりはできないけど、みんなに道を示す役割なんですよ。

建築に例えるならPdMは設計士。僕の設計した家を建てるのに必要なエンジニアは大工さん、って感じですね。榎本さんは……現場監督かな(笑)?
とにかく、それぞれが役割を果たして良いものを作ろうとしているチームですね。

モブプロ、始めました。

医療相談チームは最近どんな状態ですか?

榎本:二瓶さんが今、めっちゃ良い感じにしてくれてて! すごくわかりやすいドメイン駆動のアーキテクチャだったり、テスト文化だったり、メンテナンスしやすい土台を作ってくれたんです。

もともとはすごい汚いコードが散乱してたんですけど、それって僕が犯人で(笑)。ジョインしてすぐにバーッと書いたものを二瓶さんが「ちょ、おま!」って感じで叱ってくれて、リファクタリングまでガッツリやってくれたんですよ。

しかも最近ではチームのメンバーが増えて、背景や知識レベルが違う中でどうやって開発を進めていこうかと悩んでいたら「モブプロやったら良いんじゃないですか?」って提案してくれて。

植田:モブプロっていうのはモブプログラミングの略で、複数名のエンジニアがコミュニケーションを取りながら実装していく手法です。似たものを複数作っていくような時に全員の知識がバラバラのまま作るのは効率が悪いから、1回目で知識を共有しながらコーディングすることで、2回目・3回目のスピードを上げていく、育成を兼ねたやり方です。

二瓶:去年の11月にチームが立ち上がったんですけど、ほとんどのメンバーが「初めまして」の状態だったので、チームビルディングの意味でもみんなでやったほうがいいだろうと思いました。

それに、僕も途中から開発に入ったこともあって全部知っているわけじゃないので、みんなで調べながらやるスタイルがフィットしたのもありますね。そこからモブプロを続けています。

モブプロは、みんなの時間を拘束するから「効率が悪い」って言われることもあるんですけど、複雑な課題に対して立ち向かう時には意外と効率がいいなあと感じています。


植田:複雑なものであるほど一緒にやったほうが最初の効率がいい、っていうのはすごくわかる。ドクターメイトが向かっているプロダクト領域ってすごく特殊性が高くて、介護の法律や現場のルールなどをしっかり踏まえた上で実装することが求められますよね。僕らがIT業界に長く関わってきて得た知識経験とはだいぶ遠い「常識」があるというか。そこが面白いんですけど。

榎本:施設によって文化もやり方も違うし、それぞれの本質をどう抽象化するかが腕の見せ所かな。制約もある中で、最大のパフォーマンスが出る作りにしないといけないし。

植田:そうっすね。例えば、施設のインターネット回線がすごく弱いとか、施設にiPadはあるけど据え置きになっているとか。1台のデバイスを複数人で共有しているとかもよくあるので、ログインや表示の仕方にも工夫が必要だったり。

そういった運用上の観点を想像するのは限界があるし、キャッチアップも時間かかるから、モブプロを通じて情報共有し合えることが大事ですよね。

二瓶:はい。究極的には、食事介助ってどうやるんだ? 経過の記録ってどう残すんだ? みたいな細かい部分は施設に行ったり働いてみたりしないと分からない部分なので、実際に見学経験ある人やドメインエキスパートを巻き込んで進めるのが効率いいですね。

ただ、ずっとそればかりやっていても慣れるにつれて「わかっとるわ」となるので、徐々にモブを分割したり、2人でやるペアプロに移行したり、もしくはソロでやって後で共有する方式にしたり……。結構、試行錯誤中です。

和やかな雰囲気でメンバーに合わせたやり方をしたいと思っているので、みなさんの希望を聞きながら進めています。

顧客向けプロダクトと社内向けプロダクト
相互連携で生み出すシナジー

夜間オンコールチームはどんな開発をしているんですか?

大城:平たく言うと社内改善です。オンコールナースさんが働きやすい環境を作ったり、提供するオンコールの品質をあげたりする動きに、プロダクトで貢献しようとしています。

榎本:オンコールの件数はこの1年で倍増以上。すごい勢いで伸びているんです。

これまではチャットワークとkintoneといくつかの外部サービスを併用する形でオンコール対応を成立させていたんですよ。でもあっちもこっちも開いて確認するのは大変だっていうことで、すべてを1つにまとめましょうって作っているのが、大城さんがメインで進めてくれているプロダクトです。

大城:コール数が増えるほど、オンコールナースさんの負荷は増えます。その負荷をそのままにしないことが、サービス継続のためにも重要だと考えています。

どの時間にどこの施設から電話がかかってきたか。誰が応答して、どんな会話をして、どんなレポートが出されたか。それを一連の流れで見られるようにしました。
今はまだベータ版で発展途上ではあるんですけど、どんどんブラッシュアップしてオンコールのクオリティを上げられるように取り組んでいます。

植田:実はアンケート結果に如実に出ているんですが、施設によっては外部に夜間オンコール代行を依頼する際に「うちの利用者さんのことを知らない人に任せるのは……」っていう不安があるんです。そりゃそうですよね。大事な利用者さんを任せるんだから、ちゃんとわかっている相手がいい。

その気持ちがわかるからこそ、僕らはITを駆使して過去の対応データを簡単に蓄積・参照できるようにしていくことで、日頃顔を合わせていなくても「ああ、こういう対応歴がある方だな」と認識できるようにしたんです。医療的な側面で必要なことを素早くキャッチアップできるようにしています。

今後本当に人手が足りなくなっていく日本の介護業界において、信頼できるタッチポイントとして安心感を提供するのに大事なフェーズだと思いますね。

大城:自分は榎本さんや植田さん、あとはCPOの永妻さんに壁打ち相手になってもらってやってます。主に1人で開発しているのでかなり自由は効くんだけど、分からないことがあったときに画面の前で一生悩んで終わるような日もあるので、モブプロいいよな〜って思ったりします。

植田:俺との壁打ちだって、モノを作れないやつが「大丈夫? できてる?」って後ろからつっつくだけだもんなぁ。たまに「今日やるぞ、全部やるぞ」みたいなMeet背景で威圧したりするし。

榎本:恐いよ(笑)!

大城:仲がいいから成り立つネタですよね(笑)。


チーム間の連携はあるのでしょうか?

大城:もちろん。いずれは二瓶さんたちが作っている医療相談アプリなどとも連携することによって、オンコールレポートと医療相談の相互参照でどんどんバリューを感じてもらいたいなと思って頑張っています。

二瓶:実際、直近で医療相談で管理している患者データをオンコールプロダクトでみられるようにするAPI連携を一緒にやりましたよね。オンコールナースさんが対応時に「この利用者さんは普段どんな診察を受けているんだっけ」と言うのを確認できるようになりました。

大城:医療相談・オンライン診療は対外プロダクト、夜間オンコールは社内向けプロダクトとして作っていて、それぞれ性格は違うけれど連携することでドクターメイトとして一貫した価値提供ができると言うのが我々の強みですよね。

植田:裏側のデータベースはそれぞれ違うものを持ってきているけれども、統合でより良いサービスになるよう活用していくことを前提にしているから、開発者としては面白いんじゃないかと思いますね。

他では得られない独自のデータベースを使って次の打ち手を考えるって、他社さんだとあんまりないはずですから。

二瓶:そういった形で、チームは分かれているんですけれども、全体として医療介護の分野をよくしていこうという思いでやっております。よろしくお願いいたします。

植田・榎本:どんな締め方よ(笑)!

続きは【後編】で!



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