2017年4月の創立からチャレンジと発信を続けてきたこゆ財団。4期目を迎えた今、大切な事は「選択」と「集中」。その思いの根源にある地域経済への貢献とは?代表理事の齋藤のインタビュー
駅舎の改札の裏のスペースが最初の事務所だった
ーこゆ財団は、2020年4月1日から4期目に突入します。これから変わっていく部分と変わらず残していく部分とは何でしょうか?
私たちこゆ財団も、新しいステージへと旅立つメンバーを送り出し、ともに歩む新メンバーを迎え入れました。
この4月より、昨年度まで執行理事を務めた岡本啓二が新富町役場農政課に移動。こゆ財団の創業者といっても過言でもない岡本が抜けることは、一つの区切りとも言える大きな出来事であり、一つの節目でもあります。
私たちがスタートした2017年4月、始まりの場は駅舎の改札の裏でした。20平米くらいのスペースにパート従業員もあわせて7名が働いていました。事業も決まっていない、パソコンなどの設備もこれから調達するような状況でした。
*創業まもない頃のオフィスの様子とメンバーたち
国の事例に選出。創業メンバーへの感謝
*平成30年、国の地方創生優良事例に選出されました。首相官邸にて、内閣総理大臣ほか各大臣の皆様に向けて「まち・ひと・しごと創生会議」で事例発表をした際の様子(出典:首相官邸ホームページ)
そんなスタートアップベンチャー企業のような環境でも退職せずについてきてくれた創業メンバーには感謝しかありません。1粒1000円ライチやふるさと納税の寄付額の増加など1つ1つ結果を残すことができました。
決して順風満帆ではなかったですが、国の地方創生優良事例に選ばれるくらいにまで成長したのは紛れもなくチームメンバーのおかげです。
その原点は忘れてはいけないと思うし、立場が変わっても彼らとともに成長していくことに変わりはないですね。こゆ財団のメンバーと一緒に仕事をしていることが1番の幸せです。
2020年は「選択」と「集中」。強い地域経済をつくる使命に立ち返る
ー2020年は、どのような活動をしていこうと考えていますか?
創業以来こゆ財団は、外へ外へ情報発信を行い、「世界一チャレンジしやすいまち」というビジョンにあうのならば、まずやってみるの精神ですべてチャレンジしてきました。
その結果、チームメンバーの頑張りにより、1粒1000円のライチを代表とする特産品の開発、空き家の再生、移住者の増加、関係人口創出、企業との連携など多くの成果を創出することができました。
2020年は、それらの総力を結集して、改めて、地域経済の活性化に貢献する。
これに尽きると思います。特にコロナウィルスの影響を受けている宿泊業、飲食業、観光業へどれくらい貢献できるかが鍵だと思っています。
強い地域経済をつくるために選択と集中。街の笑顔を増やしていく存在になっていけるよう精進したいと思います。そのために、新たに仲間を募集します。興味がある方は、ぜひお問い合わせしていただきたいですね!