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使命感に突き動かされていた。そしてサブスクの立ち上げはこうして進んだ。ばりよか事業立ち上げヒストリー

事業責任者経歴

福岡大学卒業後、リクルートに入社、アパレルからエネルギー会社を経て2018年にラシンに参画。同社ではCOOとして全ての事業の執行責任者を務める。
趣味はバスケットボールで、今でも週一はプレイしている。

コロナ×中小企業の現状

昨今コロナ禍により、世の中は大きく変わっている。
もちろん中小企業経営者の方や個人事業主の方にも、とてつもなく大きな変化が訪れていることを感じている。

よくニュースなどで取り立だされるように、これまで当たり前に対面でやりとりされていた、”コト””モノ”のデジタル化をコロナ禍がどんどん加速させて行っている。

そのスピードは驚くほどだ。
今の時勢をみても、企業のデジタル化、ひいてはDXへの対応の加速は必然の流れだと思う。
一方で、ただやみくもに”デジタル化を推進しよう!”と大きな声をあげても何も変わらない。

一つ一つの会社に一つ一つの創業ストーリーや想いがある。

丁寧にその一つ一つと向き合い、その想いを形にしていくことが重要だ。

その重要な課題に対して当社が提供しているのが、"ばりよか"だ。

強い使命感を感じた

インターネット上で顧客の集客をするための会社ホームページを作って欲しい。
キッカケはお取引のあった、とある税理士の方からの依頼だった。
当社はそれまで、LPの制作やチラシなど広告物の制作の経験はあったが、ホームページ制作はほとんど実施したことはなかった。

その依頼を断るコトも考えた。その方が簡単だ。
ただ、気になり、少しでもその方のためになればと思い業界を色々調べてみた。

その結果、通常の制作会社に依頼をするとホームページを制作するだけで安くても30〜40万円、高ければ100万を超えるような費用が発生するコトを知った。

その方がホームページ制作にそんな費用をかけるとは考えられず、
我々が対応しない限り、その方が望むインターネット集客・ホームページ制作は実現できないだろうなと考えた時に、勝手ながら強い使命感を感じた。

世の中が、現状以上にどんどんと加速度的にデジタル化していくことは、もう避けて通れない道だ。

ただ、”アクションを起こしたい”と思い行動をしようとしても、最適解がないことによって何もできず荒波に飲まれ終わっていく人達・事業がある

であれば自分たちの力で、その方々のデジタル化を支援できるようにしたい

そう強く感じた。

“まず”はDX(デジタル化)への入り口まで伴走する



そもそも中小企業の経営者の方は、その道うん十年を乗り越えビジネスの荒波に立ち向かってきた方々が大多数だ。インターネットない時代からビジネスを発展させてきて、今がある。

そんなビジネスや技術・ノウハウがあるのに、デジタルに対応できないため、無くなって行く企業があるという現実があった。

・このままでいいのか?
・自分達にできることはないのか?

大事なことは、これまで海千山千を乗り越えてきた彼らと目線を合わせながら、ビジネス本質を理解し、パートナーとして伴走すること。

現在ソリューションがないのであれば作ろう
そう思ったのがばりよかを構想したタイミングだった。

個人がホームページを持つ時代に


日本には380万もの企業が存在する。さらに毎年10万を超える企業が世に誕生している。

現代においては、ホームページはデジタル上の”入口”として、事業拡大を狙う企業にとっては必須のものだ。
さらに、これからはもっと、ホームページの捉え方が変わってくると感じている。
インスタやFBなどで”表現できる世界”の限界値が見えてきている。
例えば個人でホームページをもったり、仲のいい野球チームやコミュニティでホームページをもったり、という流れも大きくなってきている。
やはり、SNSよりもホームページを持っているコトにより格式が上がる
という世界観はまだまだ根強く残っている。

サービスのキモ

サービスを考えていくに際し、何よりも大事なポイントだと捉えていたのは、
誰でも気軽に高い品質のホームページを作れる状態づくりだ。

前途の通り、それまで100万円以上かかっていたホームページ制作では、”気軽に”が実現できていない。
一方で、無料で使用できるようなツールでは”高い品質”や”簡単に”が、実現できていない

“簡単にプロの品質で制作したホームページを利用できる”状態を実現すること。
また、それを”お気軽に”月額費用は1万円以下(9,800円)にすることにこだわった。

契約期間の縛りもなく、月々の修正・更新まで基本無料対応するというサービスにした。

まずは利益度外視。
やりたかった理想を実現することを念頭におき徹底的にこだわった。

そしてサービスは、”ばりよか”として2019年11月ローンチを実現することができた

“ばりよか”誕生の秘話

当時、代表の原とよく話題にしていたサービスがあった。
そのサービス名はひらがな4文字。
どことなく言いやすくて、どことなく親しみを持てる。

“サービス名を決めよう”と考えた時、代表と二人でブレストを兼ね、何十もサービス名の案を出し合った。

その中で、唯一二人ともが出したサービス名が、

“ばりよか”

少し運命的なものを感じた。笑

福岡発祥のサービスであることが伝わる
”とても良い!”ことを表現する言葉である
どことなく懐かしくて親しみを覚える。

こうしてサービス名を”ばりよか”とし、サービスローンチへと突き進んでいった。

苦しかった立上げ当初

立ち上げ当初は本当に苦しかった。

もちろん利益なんて出るはずもない。
何百社、何千社に利用されて、初めて利益がでるようなサービスだ。

月の受注件数は毎月1件〜2件程度。
事業立ち上げや営業をご経験されている方なら共感が得られるかもしれないが、やはり辛かった。

・本当にこのサービスに市場はあるのか?
・もっと他にやれることはないのか?
正直、葛藤が生まれたことは一度二度ではなかった。

ただ、サービスを辞めようと思ったことは一度もなかった。

絶対に世の企業のためになるものだから。
その実感値があったから。
勝ち筋があるという見立てがあったから。
一度やると決めたものだから。

本当に半年間は息を止めて走り切った。

顧客をデジタルの入り口へ


少し話は変わるが、福岡に朝倉市という田舎街がある。
福岡市内から車で1時間弱。
市の観光地ランキングTOP1が、健康ランドというくらい、本当に周りは森や林しかない何もない街だ。

そこで、ラブホテル経営をしている85歳のおじいさんの再出発に携わった

時期はちょうど、コロナ禍で日本が揺れていた時期。
林に囲まれたラブホテルに需要がある訳もなく、本当に苦労されていた。

そんな中でなんとかしようと、ホテルの敷地でメダカの養殖を始めたとのことだ。

もちろん、黙っていて田舎のメダカの養殖店にお客さんが殺到する訳ではなく、
集客をするためにはホームページだと思い、問い合わせをいただいた。

そのおじいさんは、スマホも持っていない、もちろんメールアドレスなんてない。

依頼や詳細を聞いた上で、我々が0から構築した。
出来上がったサービスを実際に見せた時に
そのホームページをみて飛び上がって喜んでいるおじいさんをみて思った。

85歳のおじいさんの新しい門出に立ち会え、
我々がまずデジタルの”入口”に連れていって差し上げられた

そのことによって事業拡大のチャンスを見出せている。

この経験が何よりも貴重で、この事業の使命のように感じた瞬間だった。
そんな経験が間近に感じられる。

代表の原は、”仕事=生きること”という言葉をよく使う。
まさにそのことが心の底から感じられた経験だった。

成長のキッカケ

ばりよかのグロースへ向けた転機と言える出来事のひとつは、
西日本新聞社との提携だった。

前途のように、顧客にしっかりと喜んでいただけるようなサービス作りができているという実感はあった。しかしそれでも加速度的にユーザーが伸びていくにはまだまだ越えなければならないハードルがあった。

やはり、サービスをより多くの人に広く知っていただくこと
これが事業の大きなテーマだ。

いかに真摯に良いサービスを展開していたとしても、認知を広げていくには時間がかかってしまう。

そんな中で、西日本新聞社との提携は大きなアプローチだったと思う。

記事リンク:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000058311.html

西日本新聞社のように伝統のある企業が我々のような、スタートアップと業務提携するというケースは珍しいと言われることが多い。

きっかけは偶然だった。
当時、よくセミナーへ講師として招待されることがあった。
その中の一つで偶然先方の担当者と良質な関係を構築することができたカタチだ。

ビジネスにおいて、どのような提携の仕方があるか?
本当に0からアイディア出しをしていき、一つのカタチがこれだった。

これを期に、サービスのレベルが一つ加速した感覚がある。
月1件-2件だった問い合わせは何倍にも膨れ、急拡大へ向けた基盤ができた瞬間だった。

サービスがグロースするか、しないか?は紙一重だと思う。
しかしどれだけ真摯に顧客やその課題に対して向き合うか?
また作り出したサービスを信じ、グロースへ向けて考え抜くこと、
が大きな要素であることは間違いない。


これから”ばりよか”は、コミュニティになる

“ばりよか”が提供する価値は、もちろんホームページの提供に止まることはない
サブスクリプション型のサービスで、お客様との関係が、毎月毎月長期に渡って継続していく。

その中で、顧客と良質な関係を築きつつ、コミュニティ化していく。
そして、まずはホームページを入口に、企業のDX化全体の支援を加速していく。

これがばりよか事業の使命だと思っている。

顧客にとって
“ばりよかとコミュニティがあることにより、この不確定な時代でも前進を続けていける”
そんな存在になることを念頭においている。

昔からだが、
企業の経営者の方々や先輩型と話すと、正直古臭いなーと思うことがたくさんある。
でも本当に、”芯のある生き方”をされている方が多い。
その生き方に、現代のテクノロジーやデジタルを掛け合わせることが、発展への道につながる。
そんな経験を多く実体験として積んできた。

”ばりよか”は、そこに対して、大きなシナジーを生める存在であり続けたい。

まずはデジタルの入口である”ホームページを制作”し、DX化へのスクラムを組んでいく。さらにその入り口からどんどんユーザーとの接点の深度を深めていき、スクラムの輪を大きく、深度を深くしていく。

まだ”ばりよか”は始まったばかりだ。

サービスはまだ創世記。
自分の意見、自分の意思次第で企業をサポートする手段がたくさんある。
良いサービスを、世の中のためになるサービスを作ろう。
そういった熱い想いを持った仲間が作るサービスにしていきたいと思っている。

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