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「勉強し続けることを社内文化に!」アーリークロスの成長環境をご紹介

税理士法人アーリークロスには、Accounting Advisory Team(以下、AAT)というチームが設置されています。

AATのミッションは、上場準備(IPO)や高度会計領域への対応です。併せて、法人全体の会計知識の向上も担っています。

この法人全体の会計知識の向上への取り組みについて、AATを立ち上げた公認会計士の伊原良さんにインタビューをおこないました!


伊原さん、本日はよろしくお願いいたします。まず、伊原さんがアーリークロスへ入社されたきっかけを教えてください。

伊原:私は公認会計士試験合格後、東証プライム上場企業で経理の仕事をしていました。その後、監査法人で勤務していた際に代表の小西さんから声をかけられ、2021年1月に税理士法人アーリークロスの社員税理士に就任しました。偶然にもアーリークロスには小中学校時代や高校時代の同級生が働いていたことにも縁を感じました。


アーリークロスの特徴はどのように感じられていますか?

伊原:当社にはシステムの専門部署が置かれ日々業務改善に取り組んでいたり、ペーパーレスの推進やリモート勤務ができたりと、組織として業務の「仕組み化」ができているところに大きな特徴があると感じています。会計事務所として仕組み化に取り組んでいるところも多いのでしょうが、この規模の組織でこれだけのレベルで出来ているところは他にはないと思います。


組織化・仕組み化ができている点は当社の強みですね。まず、伊原さんがAAT勉強会を立ち上げようと思われたきっかけを教えてもらえますか?

伊原:きっかけは、2023年10月以降に消費税のインボイス制度が始まることにありました。社会的にも業界的にも非常にインパクトの強い改正で、私たちが税務顧問業務を提供するうえではインボイス制度の理解を組織として十分に行い、その対応を検討することでクライアントの皆様にスムーズに業務を提供する必要がありました。

インボイス制度は規定が非常に細かく、影響範囲が広いので国税庁も「インボイス制度に関するQ&A」という全130問ほどからなるQ&Aを公表していました。実務において不明点が生じると、このQ&Aから関係のある箇所を参照するという仕事の進め方になるのですが、このやり方だと断片的な知識の習得にとどまり、インボイス制度を体系的に理解することは難しくなります。

ただ一方で、この全130問からなるQ&Aを一人で勉強するというのはかなり根気が求められることですし、どうしても実務を優先してしまい勉強が後手に回ってしまうのも事実です。そのため、時間を決めて、このQ&Aを通読してインボイス制度をみんなでしっかり理解しようというのが出発点でした。


その勉強会がテーマを変えながら今も続いているのですね。

伊原:そうですね。税理士業務は勉強を続けることが非常に重要ですので、インボイスQ&Aを通読した後もこの勉強会を継続して、勉強することを組織文化にしようと考えて、定例の勉強会としました。例えば、当社の本棚には多くの専門書や実務書が並べられていますが、普通は実務で困ったときに、疑問に思った箇所しか読みません。これを通読することでその分野の理解が十分にできるのではないかと考えて、勉強会では専門書を1冊選び、通読することにしました。専門書ですので難しいものもあり、通読するのは実際には非常に苦痛ですが、皆が集まって読むことで、わからないところで解説を求めたり、自分が出会ったことのある論点を発表したりしながら、理解を深めています。これはとても良いことだと考えています。


メンバーもさまざまな部署から出席していますよね。

伊原:税務顧問業務をおこなう経営支援部だけではなく、社労士法人や経理課などからも勉強会に参加しています。例えば会社法は、法人クライアントに労務コンサルティングをおこなう社労士法人のメンバーにとって全く関係がないとは言えず、この理解があることで日々提供している業務に深みが出るのではないかと考えています。日常の実務の中で出会わない分野に関して知識を増やすというのは非常に意義のあることだと思っています。


これまで30回ほど勉強会を開催されていますが、伊原さんから見てどのような変化がありましたか?

伊原:勉強会の一番の狙いは、学び続けることを組織の文化として根付かせたいという点にありました。この点は、AAT勉強会を始める前よりは大きく前進させることができたと感じています。組織全体のレベルアップや参加者数の増加に関しては今後の課題でもあります。ただ、後者に関しては完全に任意参加としていて、自らの意思で勉強したいというメンバーに集まってほしいと思っています。

(対面でもリモートでも参加できるため、離れた拠点のメンバーも参加することができます)


勉強会の進め方などで意識されていることはありますか?

伊原:論点がマニアックになりすぎないように意識しています。勉強マニアを目指しているわけではなく、あくまで実務に生かせるための勉強ですので、多くのメンバーが実務において触れることや業務の前提となっていることなどを中心にテーマを選ぶようにしています。

先ほど言いましたように勉強会には複数の部署から集まってきていますので、それぞれの分野における経験を話してもらうようにしています。ただ本を読んでいくだけでは受験勉強みたいになりますので、「実際はこういう問題もあるんだ」「こういう事例で使えるんだな」と実務に結びつけやすいようにしています。


勉強会には新卒社員や若手の社員が多く参加していますが、若手メンバーに対してはどのようなことを期待されていますか?

伊原:そうですね。これから税理士を目指している若手には大切にしてほしいことが2つあります。1つ目は「勉強し続けること」です。税制は毎年改正されますので常に知識をアップデートすることが求められます。税理士は経営者にとって一番身近な相談相手です。特に税務に関しては、正確な根拠に基づいてご説明し、ご納得いただく責任が私たちにはあります。常にお客様の期待値を超えていくためには、常に勉強することが必然だといえますね。


たしかに税制は年々複雑になっている印象があります。期待することの2つ目は何でしょうか。

伊原:2つ目は「謙虚になること」です。私たちは税務や会計の専門家であるというだけで、クライアントが行なっているビジネス領域に関しては素人です。このことを忘れてはいけないと思っています。そのビジネス領域で人生を賭けて経営をしておられる経営者にはリスペクトを持って謙虚に接するべきだと考えています。

ありがとうございます。最後に、弊社に興味を持っていただいている方へのメッセージをお願いします!

伊原:税理士の仕事を、申告書・決算書を作ることだけだと捉えるととたん面白みのないものになってしまいます。私は税理士の仕事とは「明確な正解がない中で、知識と経験とをもって主張する」ことを通じて経営者の未来像や企業の成長に貢献することであると考えています。

弊社には、会計や税務の知識・経験を生かして専門家として活躍するフィールドが用意されています。視野を広く持ち、一緒にクライアントとともに汗を流していきましょう!


伊原さん本日はありがとうございました。

弊社では、税務顧問業務のみならず、相続や事業再生といった難易度の高いコンサルティング業務にも携わることができます。組織としてレベルアップするために、本記事でご紹介したAAT勉強会のほかにも、各部署で研修や勉強会をおこなっています。また、社員のスキルアップやキャリア形成をサポートするため、税理士をはじめとして各種資格取得の支援制度を準備しています。


現在、弊社では東京事務所・大阪事務所で専門性の高いコンサルティング職を募集しています。アーリークロスについてもっと詳しく知りたい!という方は、ぜひお気軽に会社説明会にご参加いただくか、弊社採用担当までお問い合わせください。

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