株式会社Traimmuという昨年5月に立ち上げたばかりの会社で取締役/エンジニアとして働いている佐野です。弊社では就活に関連する学生向けのサービスをやっていまして、「就活生につたえたいこと」というテーマにぴったりだったので、初めてWantedlyのブログ機能を使って記事を書いてみたいと思います。
僕は今年で25歳を迎えるんですが、一応「学生起業家」というという立場でして、学生起業に特化したファンドから出資を頂いて事業を行っています。なので、約一年前に会社を立ち上げるという選択をしていなければ、僕はここでブログを書く立場ではなく、逆にこのブログを読む「就活生」の一人だったでしょう。そんな就活生になるかならないかの間を彷徨っていた僕がこんなブログを書くのもおこがましいかもしれませんが、今運営しているサービスへの想いと合わせて就活生にアドバイスを送ります!
弊社では現在2つのサービスを運営しており、どちらも学生に特化したサービスです。一つは"学生の視野を広げる"がコンセプトの学生向けメディア「co-media」、もう一つは実践型インターンシップサイト「InfrA」です。
僕たちがこれらのサービスを立ち上げた理由、そしてここで就活生、というか学生に伝えたいことは「本気でやりたいことに向かっている人を増やしたい」そして「やれることはもっとたくさんある」ということです。
僕の友人の多くは、1・2年生のときはサークルやバイト、遊びに明け暮れ、3年生になると短期インターンにいくつか参加し、そして無事に大手企業から内定をもらいました。内定をもらうと「遊べるのは学生のうちだけだから」と時間を惜しむようにまた遊びや旅行に明け暮れます。そして今、社会人として働く彼らの多くは口を揃えて「仕事つまらない」「土日が恋しい」「月曜日は憂鬱だ」と言います。近年の若手社員の離職率を見ても、おそらくこういったことを感じながら淡々と仕事をこなしている人が多いのでしょう。
このような人たちの多くが、決められた枠組みの中で勝手に範囲を限定して「自分にはこれが向いている」と思い込ませて就職先を決めていたように思います。本当はもっとやりたいことがあるはずなのに、、、。
もちろん本当にやりたいことを仕事にするのは簡単ではないし、生きていくためには違うことをせざるを得ないときもあるでしょう。でも、僕が周りの学生を見ていてすごくもったいないなと思うのは、やりたいことを仕事にできる可能性があるのにも関わらずチャレンジせず、卒業の時期が来たから仕方なく就職してしまうことです。その就職がやりたいことを実現するためのステップとなっていれば良いのですが、そうではないまま結局定年まで働く人も少なくありません。
だからこそ、大学生のもっと早い時期から自分のキャリアについて考え、行動していく必要があると思っています。これは、自分の学生生活を振り返って、そして周りの友人たちを見てきて強く思うことです。この部分は就活生というより新1〜3年生向けになってしまいますが、そのキャリアの第一歩として僕がオススメするのが「実践型インターン」への参加です。
実践型インターンで実際に社会に出て働いてみることで、自分に向いている仕事や足りない能力が見えてきます。社会でやりたいことを実現するためには何が必要なのか、どのように動けば良いのかというヒントも得られるでしょう。また、インターンであれば数ヶ月スパンで違う企業に移ることも可能なので、色々な業種や職種を経験することもできます。さらに実践型インターンの多くは有給なので、時間を切り売りするだけのアルバイトの代わりに経験やスキルを得ながらお金を稼ぐことも可能です。上手くスケジュールを調整すれば、大学の授業と両立させることも十分できます。これが、弊社がInfrAというサービスを通して実践型インターンシップを勧め、より多くの学生に普及させていこうと活動している理由です。
え?やりたいことが全然見つからないって?
そんな人はco-mediaを読んで、色々な学生の活動や考え方に触れてみてください。「こんなことをしている学生がいるのか!」「学生でもこんなことができるんだ!」という発見がきっとあるはずです。
そして是非「自分には本当にやりたいことがないのか」をもう一度頭をリセットし、固定観念や色々なしがらみを取っ払って考えて直してみてほしいです。ホリエモンこと堀江貴文さんが昔どこかで、「みんなやりたいことがないんじゃなくて、絶対にできないと思って簡単に選択肢から外しているだけだ」と言っていました。まさにその通りだと思います。自分が想像している以上に、やれること、実現できることはもっとたくさんあります。会おうと思えばどんな人にだって会えるでしょう。これはこの一年近く、パートナーとともに事業を立ち上げ、運営していく中で身を持って感じたことです。
本当に商社やメガバンクや外資コンサルであなたのやりたいことができますか?
もしくは、そこで働くことが将来自分がやりたいことにつながっていますか?
このブログを読んでくれた一人でも多くの就活生が、今まで自分がしてきた就活とこれからやろうとしていた就活を見つめ直し、「自分が本当にやりたいこと」について改めて考えてくれることを願っています。