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【社員インタビュー vol.17】入社1年で新規事業立ち上げ。小さな船をみんなで創り漕いでいく楽しさとは

RPO事業部 中途RPOチーム チーフコンサルタント
2020年 中途入社
三村 Mimura

"不安定な船だったとしても安心して乗れる" 代表の信念を信じ、ブライエッジへ

ーーこれまでのご経歴を教えてください。
新卒でチェーン店の居酒屋を展開する会社に入社し、店長として料理や接客、アルバイトの面接、グルメ媒体の更新など店舗の運営をまるごと担っていました。半年ほど経験したタイミングで今後のキャリアを考えたときに「接客は経験したもののもっと営業の力をつけたい」と感じるようになり、転職活動を経てリクルート社の代理店営業を行う会社に入社しました。入社後は大阪支社でのBPO(Business Process Outsourcing)事業の立ち上げメンバーとして、支社長直下でホットペッパービューティーの新規開拓営業を行いました。
2社目には5年ほど在籍し法人営業として成果もあげていたのですが、とはいえリクルート社の代理店ではあるため、「リクルート」という名前がなくなったら本当に売れるのだろうか?自分の実力は本当に身についているのだろうか?と疑問に感じるようになり、もっと力を試したいと思い転職活動を始めました。その中でもともと気になっていたクリエイターの支援を行うスタートアップに入社しました。

ーー1社目から3社目までの経験を通じて感じたことはありましたか?
1社目は上場企業、いわゆる大手でしたが、2社目は東京・大阪に拠点はあるもののいわゆるベンチャー企業でした。1社目の経験から、大手だからといって一緒に働く人全員がいい人というわけでもなく、新型コロナウイルスの影響にもあるように安定しているわけでもないと感じていましたので、転職活動時あまり規模感にはこだわっていませんでした。
3社目は社員が10人もいないシード期のスタートアップ。営業という肩書ではあるものの、営業に限らずマーケも事務仕事も、事業全般にかかわりました。今までは当たり前にあった備品棚もなく、ないものしかない環境でした。毎日いろんな問題が起きますが、だからこそ文化祭の準備期間のように自分たちで考えて工夫して進めていくのがとても楽しかったです。
経験した中で感じたこととしては、あくまで主観ではありますが、大企業だと「これがルールだから、決まりだから」というのも多く、自分が何もしなくても勝手に船が進む、という環境でした。でもベンチャーは自分がオールをもって舟をこがないと全く進まないんです。
どちらがいいとか正しいとかいうわけでもなく、私はベンチャーやスタートアップの規模のほうが「不安定ではあるけれども泥船で沈みそうなわけではなく、乗り込んだ人と船を豪華にもできるし、行きたいところに行ける!」とポジティブに捉えていますし、次もしまた転職の機会があったらベンチャーフェーズを選ぶと思います。

ーー3社目から転職活動を始めたきっかけは何だったのですか?
まず3社目から転職活動を始めたきっかけが、新型コロナウイルスによる影響を受け、いわゆる「会社都合による退職」となったからです。毎日がお祭りのようでとても楽しかったのですが、こればかりは仕方なく、かつ会社の事情も理解していたので「私が営業としてもっと実力があれば、コロナの影響があったとしてももっと売上を作ることができていたはず」と素直にそう思いました。

ーーそうだったのですね。ではなぜ複数の会社の中から最終的にブライエッジを選んだのですか?
最終的な決め手は代表の諸田でした。コロナ禍で3社目含め多くの企業が倒産や移転、リストラなど、大変な想いをしているのを知っていて、社長という立場ならこっそり逃げることもできると思うのですが、諸田に面接で「この未曽有の状況の中で、それでも踏ん張れる理由は何ですか?」と聞いたんです。
諸田はまっすぐに私を見て言いました。「メンバーの顔が思い浮かぶから」と。
正直最初はきれいごとに聞こえました。でも間違いなく嘘ではないと伝わってきて、この人はつらい想いがあったとしても、メンバーの顔を思い出して奮い立たせている人なんだろうな、と思ったんです。「愛と徳のある人を育てる」の理念を表面的ではなく信念として本気で貫いているんだなと感じ、この人の元だったら不安定な船だったとしても安心して乗れる、その信念についていきたいと、素直に思ったのが決め手でした。

事業立ち上げに手を挙げた圧倒的当事者意識の根源

ーーはじめはリサーチャーという仕事から入った三村さんですが、リサーチャーのお仕事はどうでしたか?
とても新鮮でした!今までは法人営業としてお客様と接点をもって進めていくことが多かったのですが、リサーチャーというインサイドセールスに近い職種は初めてで。もともと新しい仕事に興味がわくタイプだからか、職種が変わることは別にネガティブではなかったです。
ブライエッジもまだまだ仕事のやり方が確立されているわけではなかったので、転職媒体に登録された情報をもとに「この人はクライアント企業様で活躍できる人かも…!」と考えながらスカウト文を工夫したり、新人ながら意見を出したりもしていました。
数字を追うという点は共通であり私が自信を持っている部分だったので、その点も楽しかったです。

ーー現在はRPO事業部として、中途RPOサービスを提供するチームに所属していますね。転機は何だったのですか?
約1年ほど経験する中で、とあるスタートアップのクライアント企業様から、「人事がいないため採用活動が回っていないので、人材紹介ではなくRPO(Recruitment Process Outsourcing)を依頼したい」という話をいただきました。代表の諸田とも何度も相談し、その1社がきっかけで、人材紹介ありきのスカウト業務ではなく、その企業の人事になり切ってスカウトを代行するRPO業務を引き受けることにしました。
実際にRPOとしてスカウト業務の代行をやってみると、リサーチャーとしてスカウトしていた時には入り込めなかったクライアント企業様の採用課題にも気づけました。母集団形成だけでなく、どうやってメール対応すればいいか分からない、どの媒体を使えばいいか分からない、といったご相談もいただいたり、シンプルに人手不足という課題もありましたね。
前職までの法人営業時代、「理想と現実のギャップを埋めるのが営業の役割」、「不(不安、不満、不快、といった困りごと)の解消をすることが大切」ということを何度も言われていて。ただモノやサービスを売るのではなく、お客様の課題や不を解消する役割に誇りを持っていたので、RPOとして人事の方の不を解消できるサービスって良いな、これをブライエッジの第2のサービスにできないかな、と思ったんです。
当時別チームだったコンサルタントの石塚と雑談していた中で、このRPO事業の話をすると、とてもいいんじゃない!代表に提案してみたら?と背中を押され、RPO事業立ち上げに動くことを決意しました。

ーー実際に代表にRPO事業の立ち上げを提案した時の代表の反応はいかがでしたか?
基本諸田は社員のことを肯定してくれて背中を押してくれる存在ですが、この時も「めっちゃいいじゃん!」という感じで。諸田のほうでも案件がないかを探し回ってくれたりと、新規事業立ち上げを応援してくれましたね。

ーー新規事業の立ち上げが決まったとき、最初に何をされましたか?
RPO事業を立ち上げると決めた時、まず来年、再来年にはどうなっていたいかを考えました。どんなお客さんと、何をしていたいかだけでなく、なぜ自分はこの事業をやりたいのか、自分のモチベーションの源泉や大事にしたい価値観は何か、を徹底的に書き出してNotionにまとめていました。売上どうなっていたいか、等の数字面はそのあとでしたね。
実際この時のメモは今でも見返すほど事業推進に活きています。新規事業にかかわる人や独立する人はぜひ価値観の部分を深堀してみるといいのではないかと思います!

ーー2021年1月に中途採用のRPO事業がスタートし、現在2年目となりますが、ここまでで壁となったことや苦労したことがあれば教えてください。
様々ありましたが、やはり新規事業ですのでやり方が決まっておらずもちろんマニュアルもなく、入ってくれたメンバーに仕事の仕方を伝えていくのが大変でした。とはいえ、”ないなら作ればいい!”と考えているので、業務内容をマニュアルに落とし込んでいくというゼロイチの塊のような仕事はとても面白かったです。
事業づくりの面では、私自身人材業界の経験もなく採用やHRの知識が深い状態ではなかったのですが、ブライエッジは創業時から行っているエグゼクティブサーチ事業のおかげで、採用の知識・ノウハウが社内に蓄積されているので、その点は困らなかったです。
一方で、その知識をもとにRPO事業としてお客様にサービスを提供していくうえで、時に柔軟に、時にロジカルに詰めていく、という頭の使い方に慣れるのには時間がかかりました。”仕事を創る仕事”とはこのことか、と失敗しながら経験していきましたね。その過程も今振り返るととても面白かったです。

ーー逆に、一番達成感があったことは何でしたか?
チームメンバー全員で一緒にマニュアルを作ったことです。社内で大きなミスがあり、お客様にご迷惑をかけてしまいました、業務フローとしては単純ではあったものの、命とりなミスだったため、再発しないためにはどういう仕組みにすべきかをメンバー全員で話し合い、チェックリストやマニュアルを作りました。
その時は、仕事はリーダーが決めることだとか、上から降りてくるもの、という感覚ではなく、メンバーみんなが「自分たちで仕事を創る、より良くしていく」という想いでいることが伝わってきましたね。

ーー大変なことが多かったと思いますが、圧倒的当事者意識で仕事を突き進める三村さんの、モチベーションの源泉は何でしょうか。
振り返ると、3社目でコロナによる事業縮小を間近で経験したことが大きいかなと思います。コロナ禍で規模を縮小したり給与を下げざるをえなかったりと、世の中全体が本当に大変で、3社目も例外ではなかったので、「自分たちが頑張らないと会社って簡単につぶれてしまう」と身をもって感じたんです。
なので入社後は、ブライエッジという船に乗ったからこそ漕ぎ手となって船を進めていきたい、そういう気持ちを強く持つようになりました。

チームを率いる立場から見た課題と、今後のビジョン

ーー現在は中途RPOチームのチーフコンサルタントとして事業を進めていますが、どんなチームですか?チームの課題はありますか?
現在は私を含め5名のチームです。偶然ですが全員女性で、子育て中のママさん、第二新卒の若手メンバーなど、多種多様な人材が集まっていますね。
RPO、というと代行とか受け身で任されたことをやるイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、私たちは「コンサルタント」であり、クライアント企業様と対等の立場で、採用成功のために二人三脚でプロジェクトを進めるという役割を全うするべきだと思っています。
在籍しているメンバーは皆、業務範囲を染み出して考えることができるメンバーばかりです。「任されているところはここだけど、お客様のためにもっとこういうことができるかも?」や、クライアント企業様のことを考えて「これって本当にクライアントのためかなぁ?」と懐疑的に考えたりもします。全くもって下請けではない。当事者意識の強いメンバーでとても心強いです。
そもそも私を含め、人材業界の経験者、採用業務の経験は一人もいません。それでもここまで当事者意識を高く持っている人が多いのは、ブライエッジのクレドに共感していることが大きいと思います。「これってクレドに基づいた行動なんだっけ?」と考えることができ、素直に実践できる集団ですね。
チームの課題は、クライアント企業様を支援できる幅です。担当している企業様すべてで採用が大成功しているわけではない現状ですので、パートナーとしてまずはしっかりと採用成功に導きたいですし、それぞれの強みを生かし各々が武器を持てる状態にしたいと考えています。例えば現在は人事の方の代わりにスカウト業務を代行することがメインですが、支援の幅を採用広報だったりSNS運用だったりとスカウト以外にも広げ、チームの武器を増やしたいですね。

ーーチームだけでなく、ブライエッジの課題や、今後どうしていきたいか、といったビジョンがあれば教えてください。
私は入社して3年目となりますが、ないものはまだまだたくさんあります。大手だと普通にあるようなモノや制度などまだまだ足りていないので、どんどん整備したいし、一緒に整備していきたい人と一緒に働きたいですね!
また代表の諸田の掲げる「仁創経営」が、全社員100%理解し体現できているかというとまだそうではないと思っています。私自身もクレドの体現にはまだまだ伸びしろがあります。一般的なリーダーという役割は一定の成績を出していれば就く場合も多いと思いますが、ブライエッジの場合は実績にプラスしてクレドの体現やそれをメンバーに伝播できるかが大事です。諸田やリーダーが伝達するだけでなく、私も諸田の考えや熱量をそのままメンバーに伝えることができるようにならないと、と思っています。

ーー三村さんの理想としているキャリアや、今後のビジョンを教えてください。
あくまで役職は役割であって、偉いわけでは全くありませんが、リーダーとしてチームをより牽引できる存在になりたいです。諸田からも期待されている部分でもありますね。
また「女性でも長く働ける会社」を作っていきたく、そのロールになりたいとも思っています。2社目の代理店時代、営業の部署で長く働いている先輩女性社員がいないことが不安でした。今のブライエッジはそういった点では男女関係ない社風ではありますが、今後私が実績を作っていけるといいなと思っています。
もうひとつ、自分のキャリアについては逆算型ではなく積み上げ型。具体的に「将来こうなりたい!これをやりたい!」というものは明確に持っていません。ただ軸は明確にあって、私の人生理念は「好きな人と、好きな場所で、好きなことをして生きていく」です。この会社でこの人たちと働くの楽しいな、と思えるかで選択をしてきましたし、ブライエッジはまさにそうですね。
ただ、好きなことを好き勝手にやるのは全く違うことだと思っています。やるべきことを100%やりきったうえで、やりたいことに挑戦していきたい。なので「学びに貪欲であり続ける」という人生ビジョンを掲げ、自分のレベルをどんどん向上させ、期待を超えて成果を出していくことを大切にしています。今までもちゃんとやり切って次に行ってるという自負があるからこそ、学びになっていますし、おかげでいろんな挑戦が経験できています!

ブライエッジでは人生理念・ビジョンを深く考える場があり、おかげで軸が明確になり仕事も人生も最高の状態なので、その恩を仕事で返せるよう、今後も学び続けていきたいです。

※本記事は2023年2月のインタビュー時点の内容です。

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