営業組織がない中、エンジニアの「開発力」と「対応力」を武器に「プライム案件(一次請け)」をどんどん受注し、設立以来、最高収益を毎年更新している株式会社アクセル・モード。
その背景にはエンジニアが開発しやすい環境と、一人ひとりの技術への探究心があります。
今回はプロジェクトの管理や事業計画の遂行を担っている2名にインタビュー。第1システム開発事業部 事業部長の野尻と、シニアマネージャーの倉光に、アクセル・モードの開発環境や技術選定方法、エンジニア向け社内制度などを聞きました。
自分の「やりたいこと」を追い求め、たどり着いた場所
ーーまずは、お2人の経歴と現在の業務について教えてください。
野尻:前職ではガラケーのソフトウェアを開発していました。日々、目まぐるしく働いていたため、少し休みたいと思い離職。一年ほど、フリーランスでAndroidアプリを開発しながら、自由な時間を過ごしていました。
30歳の時に転職活動を開始したところ、アクセル・モードが、あるAndroidアプリの開発プロジェクトを始めると宣伝していたんです。
面白そうだなと惹かれて入社して以来、写真を漫画風に加工するアプリの開発を皮切りに、Webミーティングアプリやニュースアプリなど、主にAndroidアプリの開発プロジェクトに従事しています。
そして入社から数年が経った頃から、リーダー業務を担うようになり、現在の管理職へシフトしました。具体的には、各プロジェクトが円滑に進むよう組織や開発業務のマネジメントをしつつ、事業計画の達成を目指しています。
倉光:私は新卒で精密機器を開発している企業に入社し、ハードウェア系エンジニアになりました。
そこは世の中に広く流通するハードウェアを生産し、市場で確固たる地位を築いている大企業で。安定した環境に魅力を感じる一方で、自分にしかできない仕事がしたいと思うようになり、一年半で退職しました。
転職活動では、個々の影響力が大きい職場を求め、なるべく小さな会社を探していました。そうしてたどり着いたのが、当時10名ほどの規模だったアクセル・モードです。
Webシステムのバックエンドエンジニアとして入社して以降、いろいろな業種のお客様を担当しています。そういう意味では、ほぼモバイルエンジニア歴が長い野尻さんとは毛色が違いますね。
これまでに携わった案件は、携帯電話のサーバー開発から始まり、音楽配信サービスの業務改善を目的としたシステム開発、製薬会社のWebシステム開発、鉄道会社の券売機の読込システム開発、会議室等の施設予約システム、そして長きに渡ってお付き合いのあるエンタメ系企業のWebシステム開発などです。
拠点も東京、仙台、京都と支社を渡り歩いてきました。現在は京都支社を管理しつつ、PLやPMとして案件に参画しています。
職場環境をご紹介!最新の開発手法やツールを積極採用
ーーお2人は開発の際、技術選定をする立場だと思いますが、どのような基準で選んでいますか?
倉光:最新技術をフォローしていくことは重要で、常にトレンドを追いかけ、開発に取り入れられるよう意識しています。
ただ、あまり尖った技術を選ぶと、そもそも使いこなせる技術者が集まらなかったり、数年後にその技術自体がなくなる可能性があるなど、デメリットもあるので慎重に選定しています。
野尻:仕事で使用するのは一世代前の技術が多いですよね。最新技術やトレンド自体は、雑誌やネット、YouTubeなどを見て常にキャッチアップしていますけど。新しい言語や技術は、まず社内で使ってみて、うまくいったら案件にも取り入れるという感じです。
倉光:開発手法やツールなど、システムの稼働に関わらない部分では、新しいものを積極的に取り入れています。
最近だとChatGPTをはじめとする生成AIがそうですね。今までは自分で0から100まで行っていた作業が、最初の5くらい与えてあげると成果物が生成されるので、それをレビューすればよくなりました。
実際の開発でも利用できており、これからは開発の方法が大きく変わっていくと感じています。
野尻:僕は翻訳機のように使っています。
例えばAndroidとiOSでは、同じアプリでもOSごとに使用言語が異なるので、AndroidのプログラムをChatGPTに入れて、それを英語から日本語に翻訳するようにiOSの言語に書き換えてもらうんです。「ググる(Googleで検索する)」から時代の変化を感じますね。
ーー現在の開発環境を教えてください。
倉光:当社は特定の技術領域だけを扱っているのではなく、基本的には新しい技術やサービスに追随しつつ、世の中的に要求の多いものに対応しています。ここ数年はAWSを扱うことが多いですね。
野尻:案件としてはバックエンドが多く、言語はJavaやPHPを扱うことが多いです。一方で、僕のようなモバイルエンジニアもいます。
規模は小さなものから大きなものまであり、お客様の業種も様々で、常時20〜30件くらいの案件が動いています。
一つのチームは4〜5名がほとんどで、多くても7〜8名ほど。お客様一社に対して、複数チームが関わることもあります。
倉光:物理的な面でいうと、パソコンはエンジニア一人ひとりの要望に応えて用意しています。なのでエンジニアが働きやすい環境を用意できると思いますよ。
充実した技術向上の機会とコミュニケーション手法を用意
ーーメンバーはどのように技術を向上させていますか?
野尻:前述のとおり、各自がキャッチアップしているのもあると思いますが、当社は社内部活動が活発なので、そこがよい機会にもなっています。
例えば「ゼロラボ」という有志メンバーが技術の勉強をしている部活では、20名くらいが5〜6個のチームに分かれて活動しています。
最近だとメタバースの世界を体験したい人が集まったり、社内キャラクター(チキンレスラー)をVTuberのような、2Dを立体的なアニメーションで見せる技術で動かしているようです。
倉光:外部のセミナーもよく活用していますね。
会社から指定したものは全額、それ以外でメンバー自身が志望したものには8割の補助が出るんです。セミナーを受けたメンバーは社内のまとめサイトに感想を書いていて、次に受けるメンバーたちがいつも参考にしています。
今期からは、社員同士が教え合う内部研修も始める予定です。
ーーアクセル・モードはフルリモートの勤務体制ですよね。メンバー同士のコミュニケーションはどのように取っているのですか?
倉光:プロジェクトごとに工夫しています。例えば今私が参加しているプロジェクトでは、業務時間中はWebミーティングアプリをつなぎっぱなしにしているんです。わからないことがあったら、その場でメンバーに声をかけて聞けるのが利点です。
野尻:コミュニケーションの取り方は、プロジェクトリーダーとメンバーで決めていますね。必要に応じて朝会や定例MTGを設けているチームもあります。
その前提に当社では、いろいろなWebミーティングシステムを導入しており、コミュニケーションの取り方の選択肢が複数あります。各プロジェクトリーダーは、そこから自分たちに最適なやり方を選んでいるのです。
エンジニアリング以外も挑戦可能!大事なのは一本の強い武器
ーーアクセル・モードとは、エンジニアにとってどのような会社でしょうか?
野尻:チャレンジできる会社です。新しい案件が走り出す時に「やりたい」と手を挙げることもできますし、希望やキャリアを考慮したアサインもしてもらえる環境です。
また専属の営業も人事もいないので、エンジニアリング以外にもチャレンジしたい人は、そうした分野にも好きなだけチャレンジできます。
加えて当社では経営における数字を全社員にオープンにしているので、会社経営に興味がある人はそういう視点でも面白いのではないでしょうか。
一方で、チャレンジは自ら望んでするものなので、指示を受けて動きたいタイプの人は辛いかもしれません。
倉光:他社の営業さんと話していると、まだまだレガシーな技術中心の案件が多く、当社はモダンな案件が多いのだなと感じます。
そうした案件に、技術者が裁量を持って取り組めるのは、当社の特徴でしょう。色々なことに挑戦したい人は、伸び伸びと活躍できると思います。
ーー最後に、どのような人がアクセル・モードで活躍できると思いますか?
野尻:一つでよいので、強い武器を持っている人でしょうか。フロントエンドやバックエンド、モバイル、ゲームなど、何でもよいので武器と前向きささえあれば、あとはいくらでも応用できます。
オールマイティーが一番強いのかもしれませんが、一人ひとりが持っている武器が合わさってチームとしてオールマイティになればOKですから。
大事なのは「将来こうしたい」という想いを持っていることです。
アクセル・モードには、僕みたいに一社のお客様と長く付き合っているメンバーがいれば、倉光さんのようにどんどん環境を変えながらアグレッシブに動いている人もいます。いかようにも活躍できるからこそ、武器と想いを持ってきてくれると嬉しいです。
倉光:アクセル・モードは特定の技術領域だけをやっている会社ではありません。そのため初めての事柄に遭遇した際に、適応力や理解力があると活躍できると思います。
システム開発は、表面的な言語が変わっても考え方は基本的に同じですので、いろいろな言語を表面だけ知っているより、一つの言語を深く理解している人の方が応用が効くと思います。
そして何より一本の太い幹があれば、そこからいくらでも枝葉は伸ばせます。アクセル・モードで、ぜひどんどん枝葉を伸ばして成長していただけると嬉しいです!
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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