世界のナレッジを活かして次世代のビジネスを作り上げていく。アプリケーション&インフラストラクチャーの統括が語るアバナードの強さ
アクセンチュアとマイクロソフトの戦略的合弁会社として2000年に米国で生まれたアバナード。「戦略×テクノロジー」の支援により、これまで多くのクライアントのイノベーション創出を支えてきました。
世の中には多くのコンサルティングファームやシステムインテグレーターが存在し、コンサルティングと開発を一手に引き受けている企業も少なくありません。そんな中、なぜアバナードが選ばれクライアントから評価されるのか。
今回はアプリケーション&インフラストラクチャー統括の奥平にインタビューを実施。一度はアバナードを離れ、再び戻ってきた奥平はアバナードにどのような魅力を感じているのでしょうか。アバナードで働くやりがいについて語ってもらいました。
グローバルのノウハウを活かした支援が競合優位性に
― アプリケーション&インフラストラクチャーチームについて教えてください。
アプリケーション&インフラストラクチャーチームは、アプリケーション開発とインフラストラクチャーの計画、導入、保守運用を支援するチームです。アバナードが立ち上がった時から存在するコア組織の一つになります。
我々の組織では先進的な技術を使って、革新的でスケーラブルなサービスを提供しているのが特徴です。クライアントが次世代のビジネスモデルを構築するために、アジャイル型でスピーディに支援していきます。これまで人の手がかかっていた作業を、自動化やシステム化により効率化を実現するビジネス基盤を提供しています。
―競合である大手システムインテグレーターと、どのような違いがあるのでしょうか。
一つは世界を牽引するアクセンチュアのフレームワークや、コンサルティングノウハウを継承していること。そして、もう一つはマイクロソフトと共同研究しながら、世界最先端のデジタルビジネスをいち早く提供できることです。国内の大手システムインテグレーターと比べても、新しいサービスや技術の情報をスピーディにお届けできます。
それを可能にしているのが、ユニークなグローバル組織構造です。アバナードは世界中に拠点を構えており、シームレスに情報交換をするだけでなく、海外の人材をプロジェクトにアサインすることもあるため世界中の最新事例なども学ぶことができます。
世界中のプロフェッショナル人材のスキルや、ナレッジを組み合わせながらデリバリーできるのは、他社にはない強みだと思います。
―グローバルなノウハウを使って支援した事例があれば聞かせてください。
たとえば世界初の原子力発電所のセキュアクラウド支援があります。原子力発電所は、厳格なセキュリティ、データ保持、規制上の考慮事項などの制約も多く、クラウド活用が全く進んでいないのですが、海外の事例を参考に情報を提供しています。海外ではどのようにセキュリティを担保するのか、どのように規制委員会を説得するかなどを現場と共有しながらプロジェクトを進めていきました。
個別の事例に限らず、国内外での事例をもとに開発テンプレートを用意しているので、開発にかける時間もコストも大きく削減できます。これまでのノウハウを活かして、幅広い業界の企業に対して、確かな価値を提供できるはずです。
顧客の潜在的ニーズを世界最先端の技術で解決していく
―クライアントからの評価について教えて下さい。
「能動的に動いてもらえる」と評価を頂くことが多いです。どうしても一般的なシステムインテグレーターはクライアントからの指示がなければ動けない場合が多く、依頼された以外の価値を提供することは少ないという声もクライアントからお聞きします。
その点、私たちはクライアントの課題を浮き彫りにし、解決に向けて積極的に提案する姿勢が評価されていますね。
―クライアントのニーズが固まっていなくても、提案しながら案件にできるということですね。具体的に一般的なシステムインテグレーターとの違いを教えてもらえますか。
たとえば「余っている土地を有効活用したい」というクライアントがいたとします。一般的なシステムインテグレーターは「駐車場にしたい」という指示があって初めて動くイメージです。
一方で私たちは、どのような活用方法が考えられるのか、クライアントと一緒に考えていきます。調査業務から始めて、実際に使い道が決まったら実装まで支援します。中には、長期間の戦略的なアドバイザリ業務のみを提供させて頂くお客様もいるくらいです。
―そのような環境で働くやりがいも教えてください。
一つはプロジェクトの上流工程から携われること。前述のように、私たちはクライアントの課題を浮き彫りにして、解決策を提案してから実装するまで支援します。そのため、エンジニアとコンサルタント、両方の役割を担わなければなりません。決して簡単な仕事ではありませんが、その分やりがいも大きいです。
また、アプリケーション&インフラストラクチャーチームのミッションは、世界最先端のテクノロジーをクライアントに届けることです。30年後を見越して基礎研究している取り組みもあるので、テクノロジーが好きな人にとっては大きな魅力になるでしょう。
―たとえばどのような研究をしているのでしょうか。
近年話題の生成AIはもちろんのこと、ネットワークの高速化やエッジ、量子コンピューティングの研究なども進めています。もはやマイクロソフトだけで研究できる世界ではないので、パートナーシップ戦略をとりながら、様々な企業と共同研究を進めなければいけません。
時にはハードウェアのリーディング カンパニーと共にソリューションを作ることもあり、グローバルでも最先端の研究をしている自負があります。
最先端の技術に触れながら、自分のキャリアをデザインできる環境
―奥平さんは、一度アバナードを離れて再びアバナードに戻っていますよね。様々な企業を見たうえで、アバナードの特徴を聞かせてください。
アバナードはやりたいことを叶えられる会社だと思っています。チャレンジを奨励する文化が根付いているので、お客様のニーズや最新技術を考慮しながら柔軟に対応し、クライアントを支えていくのが好きなタイプの方には、アバナードはとても合っています。所属する組織の制約をうけずにクライアントを支えていくのが好きな私のようなタイプには、制約のあるファームは働きづらいと感じました。
その点、アバナードは自分がやりたいことを会社に言えば、様々なサポートを受けられます。組織の壁が低いため風通しがいいですし、情報の壁もないため柔軟に自分のキャリアを築いていけるでしょう。
―自分のキャリアをデザインしたい方に適した環境なのですね。
働き方に制約がある方も働きやすい環境だと思います。私たちは「システム導入後に維持することを目的とせず、常にクライアント環境を発展させる」という考え方をしていて、例えば、アプリケーションやインフラの運用保守を常に最新化させています。単にシステムを運用するだけでなく、最先端の技術を使って業務を効率化できないか常に考えるのです。作業を減らせれば、それだけ現場の負担を減らせますし人件費も削減できるでしょう。
たとえばサンプルコードを用意して、一部だけ手直しするだけにするなど、DevOpsのプロセスを短縮するために工夫をしています。そのように真の意味で業務改善を行っているので、働ける時間が短い方でも高いパフォーマンスを上げられるのです。
―アプリケーション&インフラストラクチャーチームの組織構造はどうなっているのでしょうか。
アプリケーション&インフラストラクチャーチームの中にも3つの部門があり、誰もがいずれかの部門に所属しています。人事評価も自分が属した部門の中で受けるのですが、部門を移ることは可能です。
アプリケーション&インフラストラクチャーチーム以外のチームにも容易に移れますし、どこかの部門に属しながら、他の仕事にも挑戦できます。そのような柔軟な組織設計をしているので、新しいチャレンジもしやすいと思います。
―アバナードにいることで、どんな成長を期待できるかも聞かせてください。
私たちは市場のリーダーである続けるために、外向けのマーケティングも忘れてはいけません。そのため、自分が研究しているテーマをクライアントなどに話す機会も多く、ソリューション ビルディングスキルが身につきます。
また、アクセンチュアとマイクロソフトの提供しているフレームワークを利用しながら、裏付けされた理論をもとにデリバリーしていくことで、他社にはない成長を実感できると思います。それもグローバルのメンバーとも情報交換できる環境があるため、幅広い人に対して成長できる環境が揃っていると思います。
―最後にアバナードに興味を持った方へメッセージをお願いします。
アプリケーション&インフラストラクチャーチームは、社内の他のチームと比べても最新で革新的なテクノロジーを扱うチームです。もしも新しいテクノロジーを世の中にインパクトを出したいという方であれば様々な経験ができると思うので、チャレンジ精神旺盛な方をお待ちしています。