「グロースマーケティング×事業創造」で価値を最大化する。代表千野が見据えるこれからのAnchorとは。 | MEMBER
今年6月に第8期を迎えたAnchor。昨期にはミッション、ビジョン、バリュー、カルチャー(以下、MMVC)の刷新、2つの新設部門の立ち上げなどを経験し、従業員数は2倍の30名となりました。これか...
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清水 楓佳/Fuka Shimizu(25)
静岡県富士市出身 2023年1月入社
グロースマーケティング事業部 クライアントグロース課
好きなことをやり続けられる人生に
趣味はダンス、ドライブ
筆者が清水に初めて会ったときのこと。その謙虚な姿勢から控えめな印象を受けたが、話してみると面食らった。隠れた牙を持ってる。それもブレない芯の強さを兼ね備えた牙だ。
仕事の軸を「犬×社会貢献」に据えたのは高校時代までさかのぼる。「将来そのときが来たら、助けられる自分でありたい」と、デジタルマーケティングを習得するためアンカーに飛び込んだ彼女。いま目の前のクライアントのために放つ一つひとつの施策が、他者を守る牙へと昇華している。
面接時から保護犬事業の力になりたいと語っていた清水。その原点を聞いた。
新卒でコンサルティング会社に入ったことも、いまデジタルマーケティング業界にいるのも、理由はどちらも犬ですね。犬が好きで高校時代から犬×社会貢献にかかわる仕事をしたいと考えていて。大学3年生で参加した保護犬のボランティアが進路を決定づける出来事になりました。
保護犬の世話とペットショップを併設している民間企業を訪れたのですが、真面目に保護犬の世話をしても収入源がほとんどないのでどこも経営が赤字状態で。「犬の知識はあるけど、経営は素人で。将来そっち方面で力をかしてよ」というオーナーさんの一言が転機になって、経営面から力になりたいと決めました。
そうですね、一度決めると中途半端に投げ出したくない頑固さはありますね。高校の部活でもそんな一面が出ていたように思います。未経験からバトントワリングをはじめて、練習は16時に始まるのですが進学クラスだったので授業が毎日18時ごろまであって。部活に参加できないことをできない理由にしたくなかったので、しょっちゅう自主練はやっていましたね。偏差値も維持しつつ、希少なポジションに選抜いただいたり、全国大会に出場できたことは大きな糧になりました。
コンサル時代は推奨資格を1年半で10個取得したり、ビジネスマッチング数、市場調査数エリアNo.1を達成した実績をもつ清水。その原動力とは?
経営視点から保護犬業界の力になりたいと思って、就活はコンサル業界を中心に受けていました。机上の空論と言われないコンサルを目指して、実力主義の評価制度があって、かつ中小企業の支援に特化した前職を選びました。支援としては市場調査やビジネスマッチング、営業支援などクライアントの課題によって多岐にわたります。
「コンサルを任せて事業がのびた」「清水さんに任せてよかった」というクライアントからの一言が原動力でしたね。経営にかかわる資格を片っ端から取得したり、上司が敬遠する仕事を率先して担当したりして、目標に近づくためにいまの自分にできることに全力を尽くしていました。
転職のきっかけですか?経営について学べたことはよかったのですが、国の政策によって支援内容が左右されることが多く、本当にクライアントに寄り添えているのか疑問に感じてしまって。この仕事を続けた先に保護犬事業の力になれるイメージが湧かなかったのが理由ですね。
入社半年で運用予算が月額1000万円にのぼる大きなクライアントを担当することになった清水。クライアントとの1年を振り返る。
そもそも何かしらのスキルがないと力になることすらできないって、痛感しましたね。改めて考えたときに、収益源さえ作ることができたら保護犬事業は回ると気づいて、売上に直接貢献できるデジタルマーケティング業界への転職を決めました。アンカーへは手段に限らず上流から携われるところや、挑戦できる社風を魅力に感じたことが決め手です。
入社して1年、これまで感じていた足踏み感はなくずっと成長実感がつづいていますね。振り返るとスムーズに成長しているわけではなく、もがくことがほとんどで。とくに担当クライアントの事業が伸び悩んだときは自分の力不足を目の当たりにして、本当に苦しかったです。
他業界からの参入があり、市場構造が変わってシェアを奪われる形になってしまって。とにかく考えて行動して誰よりもクライアントとコミュニケーションを密にとっていました。「業界の中でもどの分野でNo.1を目指すのか」と、事業全体の方針に関わる提案をさせていただいたり、施策では「こういうLPや施策をやってみたいのでMTGの時間をください」とか、あの手この手を考えつくしてどこの代理店よりも提案した自信はありますね。
厳しい中にも伸び代を感じていたので「伸ばせるだけ伸ばし切る」っていう覚悟でした。熱意が伝わったのか、クライアントから「検索面は戦略含めてすべて清水さんに一任します」と、いっていただけたときは心底嬉しくてもっと頑張ろう!って思いましたね。結果、成果も巻き返すことができて、濃厚な1年を経験できたと感じています。
その粘り強さからクライアントの信頼を勝ち取った清水。彼女が仕事で大事にしていることとは。
前提として「ありがとう」と言ってもらえることと、自分が担当でよかったと思ってもらえる状態は達成していたい気持ちがありますね。=クライアントの事業を伸ばすことなので、やみくもに手段を考えるんじゃなくて、事業に対するインパクトを俯瞰しながら試行錯誤することは大事にしています。あとは投げ出さないこと。中途半端は気持ち悪いので、むかしから投げ出したことはなかったように思います。
やり切ることはアンカーの特徴の一つでもありますよね。林さんのインタビューですごく共感したのですが、アンカーには死んだ魚の目をした人がいないと、わたしも思っていて。もちろん熱量に個人差はあるけど、後ろを向いている人は一人もいない。「こういうことをしたい」と投げかけると同じ熱量で意見をくれるし、成果が伸びれば一緒に喜んでくれる。純粋に仲間に恵まれていると思いますね。
目標についてですか?保護犬事業に関わりたい気持ちは変わらずあるのですが、少し変化がありましたね。いまはとにかく何かしようと思ったときに助けられる力をつけたい、という一点に集中しています。その上で2年目を迎えるいま、デジタルマーケティングの中でもどの分野に特化してスキルを伸ばしていくか、ということを考えるようになりました。目の前のクライアントに最善を尽くしながら専門分野を見極め、他者の力となる鋭い牙を持てるように、磨いていきたいと思っています。