フランス発アートフォト専門店『YELLOWKORNER(イエローコーナー)』の日本一号店の店長を務める塩川さん。アパレルの店舗運営で培ってきた経験は、アマナの新規事業にどう生かされているのか。
Q:アマナ入社後の仕事内容は?
『YELLOWKORNER』の店長職として2018年3月に入社しました。毎日の生活にもっと気軽にアート写真を取り入れ自分らしく飾ることをコンセプトに、約10年前フランスで誕生したアート写真専門店になります。2018年3月29日、日本一号店が東京ミッドタウン日比谷にオープンし、立ち上げから携ってきました。人・物・情報をコントロールしてマネジメントする事が店長職の仕事だと考えています。3年目を迎える今年、店舗から積極的に情報の提供・発信をすることで、ブランドの更なる認知拡大や新規お客様の獲得を目指し、アート写真の普及とともにブランドとしての飛躍的な成長に繋げていきたいです。
『YELLOWKORNER』が持つ約3000作品の中から、お客様動向や商材動向を分析し、店舗ロケーションの傾向・ニーズにマッチする写真作品やアーティスト、販売するサイズまでを戦略的に選定しています。販売する商材のセレクションからVMD、接客まで一貫した販売戦略を立案・実行できることは非常に刺激的で面白いですね。2020年1月末までポップアップで六本木ミッドタウンにも出店しています。エリアの特性や規模に対し適正な商材投資や人的投資をするなど、日々の運営業務を通してより効率的な店舗運営ができるよう店舗開発にも携わっています。
Q:これまでのキャリアは?
洋服が好きで大学を卒業してアメリカンカジュアルアパレルの企画・製造・販売を一貫して行っているアパレルの日本法人に入社しました。路面店、地域密着店、売上の大きい店などいろいろな業態で5店舗ほど経験し、入社10年目からは店長として店舗のビジネスに責任を持つ立場となりました。店長として最も考えて取り組んだのはブランドを伝えることです。店舗を通じてお客様にいかにブランドを体験していただくか、自分の掲げるビジョンをチームで体現できることが大きなモチベーションでした。
約13年間、アルバイトからスタートし店長まで自身のキャリアを構築しながら培ってきた接客販売の経験やスキル、店舗運営のノウハウを活かし、アパレル以外の商材を販売する新規事業に貢献していきたいと考えるようになり、新たなチャレンジを決意しました。
Q:アマナを選んだ理由は?
転職活動では消費者需要の急速な拡大により更なる成長見込みのあるオンライン事業や物流業を探していましたが、やはり自信を持ってブランドを伝え、お客様に届けるためにリアルな店舗で何かしたいという自分の想いに気付きました。そんな時、運命的に今の上司が転職登録サイトで私を見つけて、今の店長職にスカウトしてくれたんです。
実はアマナのことも『YELLOWKORNER』のことも知りませんでした。アパレルの店舗で13年やってきましたが新規立ち上げの機会がなかったことと、まだ世の中に出ていない商材かつ直営第一号店の店長職は自分にとって新たな挑戦だったので、まったく迷いはなかったですね。
Q:入社して感じるアマナの人や職場環境は?
私は店舗に常駐していますが、本社にいる同じ事業部のメンバーが店舗に来て連携したり、社長がふらっと来店したりと距離の近さを感じています。だから意見も言いやすく、自分が何かをしたいときにはプレゼンをして、それが形になるスピードも速い。会社の雰囲気や風通しもよく、皆でアイデアを出しながらブランドを一歩ずつ進めています。特に新規事業は正解がないので、自分とは違ういろんな意見が出てくることにも刺激を受けています。アマナはクリエイティブな会社で、私が今店舗でやっていることもゼロベースでブランドを作り上げていくクリエイティブな仕事だと実感しています。
Q:これからアマナで目指したい自己実現は?
シンプルにもっと店舗を増やしたいですね。『YELLOWKORNER』を知っているお客様はまだまだ少ないけれど、私が自信を持って紹介・提案できる商材です。なので、速いスピードでブランドを認知してもらいたいという思いは強いですね。来店されたお客様にブランドを知ってもらうには、お客様ひとりひとりと会話をしていくことが何より大事だと考えています。作品や作家を理解しているに越したことはないですが、お客様と写真が繋がる部分への共感を大切にしています。写真のどこに魅かれるのかを聞いていくとお客様のニーズが見えてくるので、そこに合う写真作品を提案できれば、お客様と写真、お客様とアーティストの距離感はぐんと縮まります。この店でのマネジメント経験や成功体験を積んで事業を拡大できたら、エリアマネージャーを目指して自分のキャリアを築いていきたいですね。